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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2024.12.01,Sun
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Posted by 今元絢 - 2007.09.03,Mon

元就:涼しくなってきたな。もう、秋だな…
佐助:九月だもんねぇ。秋だねぇ…
政宗:老夫婦かお前等。夏休みも終わりだし、もっとtentionあげていかねぇと、
   今年度後半戦、乗り切れねぇぜ?
佐助:でも大学生はまだ夏休みだもんねぇ。いいなぁ学生……
   という訳で、今回はまたしても学園物だよ~。
元親:という訳って、どういう訳だよ。
幸村:二学期でござる!宿題の自由研究のみせっこでござるよ♪
政宗:一応設定上高校なんだろ?高校って自由研究なんてあったか?
元親:あるところはあるんじゃねぇの?俺は嫌いじゃねぇぜ、自由研究!
元就:面倒極まりない……
幸村:さぁ、登校でござる!


――登校
幸村:ぬぉぉおおおお!!!二学期でござるわぁあああああ!!(爆走)
氏政:な、何事じゃ!?ぎょぉわあああ!!
幸村:なんと!新学期早々、老人を跳ねてしまったでござる!大丈夫かご老人!
氏政:ご先祖様方が勢揃いじゃ……
幸村:これはいかん!存命の危機であるぞ!どうすればよいのだ……
利家:お~?お前うちの生徒か?何してるんだ、そんなとこで。
幸村:おおっ!用務員の前田先生殿!某、途方に暮れていた所なのだ!これぞ天の助け!
利家:途方に…?あ~…北条の爺さんか。爺さん、ほら、こんな所で寝てないで。
   また婆さんに叱られるぞ。
幸村:違うのだ!今、某が物の見事に三メートルくらい吹っ飛ばしたからで……
利家:ああ、大丈夫大丈夫。見かけによらず頑丈だから、それ位なんてことないんだよ。
   ただ構って欲しいのか、いつも大げさなのだ。蝉にナニを引っ掛けられただけで
   失明するだの死ぬだのって……ほら、爺さん!起きろって。
氏政:ご先祖様ぁ~!儂に力を~!ぐはぁっ!
利家:あ~……駄目だこりゃ。家まで担いで行ってもらうの待ってるな。
   まぁた昔話に付き合わされるのか……はぁ~……考えただけで腹減った。
   仕方ない、この場は某に任せて、お前は早く学校に行け。遅刻するぞ。
幸村:かたじけない!いざいざぁぁぁあああ!!!
利家:ん?あ!おい!ちょっと待て~!これはお前の落とし物じゃ……行ってしまった。
   後で届けてやるとするか。

元就:予鈴まで残り五分だ。急がねば遅刻するぞ。
元親:だからよぉ~……そう思うなら、降りたらどうなんだ。
元就:坂を上るのは体力を消耗する。新学期は荷物も多い。早く漕げ。
元親:ふぎぎぎぎ……だからなんで俺がチャリンコ必死に漕がなきゃならねぇんだよ。
   どうして当たり前のように後ろ乗っかって、本読んでんだよ……
元就:貴様から体力を取ったらオタクしか残らぬ。精々励め。
   ちなみにこの登校場面は、酷く気に入ったため、友人殿のバトンを元にしている。
   この場を借りて、礼と謝罪を述べておく。
元親:ああああそのカメラ目線がムカツク。何、この汗くさい「耳をすませば」。
   どうせなら女の子乗っけたいぜ……
幸村:うをやがだざむぅわぁあああああああ!!!(ばびゅん)
元親:今、何か走り抜けたか?
元就:真田のようだな。貴様もあのくらいの速度を出したらどうだ。
元親:無茶言うなぁあああ!!

――教室
幸村:お早うでござる!(すぱぁん!ぱり~ん。)
政宗:あ~あ……今日もまた、教室の扉がご臨終だぜ……
幸村:政宗殿!お早うでござる♪
政宗:Good morning.相変わらず元気なこった……
幸村:政宗殿は元気ではないのか?新学期だぞ!またお館様の授業が受けられるのだ!
   この真田源次郎幸村!お館様の教えを受けることこそ、至上の喜び!
政宗:俺はもう少し、夏休みをenjoyしたかったぜ。
   また毎朝小言でたたき起こされる日々が始まると思うとな……
   まぁ俺も学校は嫌いじゃねぇ。今学期こそ、お前と決着付けてやるぜ!
幸村:望むところでござるよ!それよりも政宗殿、佐助を見なかったでござるか?
政宗:それよりもってお前………佐助なら見てねぇぜ。まだ来てないんだろ?
佐助:旦那ぁ~!(すぃ~)
政宗:よぉ、オカン。カラスで窓から登校たぁ優雅じゃねぇか。
佐助:遅刻しないための最終手段。酷いよ旦那!先に行っちゃうなんて!
幸村:す、すまぬ!某、佐助は先に行ってしまったものとばかり……
政宗:オカンが子を放って先に登校するわけねぇだろ。
佐助:その呼び方止めてって何回も言ってるでしょうが!まぁばたついてたからね~…
   旦那が勘違いしたのも無理ないけど。そもそもばたついた原因旦那だからね!
   寝坊した上、朝から御飯八杯も食べて、弁当のデザートは団子がイイだの、
   宿題が何処かへ消えただの!
幸村:すまぬ…(恐縮)
佐助:ほら!弁当!今日も部活の練習あるんでしょ。ご希望通り団子、詰めておいたから。
幸村:佐助ぇ~!(泣)
政宗:Home comedyを見てる気分だぜ……
元親:(ばたばたばた)うぉぉおお!!一分前!間に合ったぁっ!(息切)
元就:何故に初日から走らねばならぬ……!貴様の……せいだぞ……(息切)
元親:全力でお前のせいだ!……あれ?なんでドア粉微塵なんだ?
政宗:よぉ、お前等。相変わらず仲の良いこったな……(羨)
佐助:ぎりぎりセーフ!初日から会長さんが遅刻じゃ、笑えないもんね~。
元就:ふん。我に遅刻など有り得ぬ。
   本気で遅刻しそうになったら、駒達のハイヤーを出動させるからな。
元親:だったら最初からそれで登校しろよ!
まつ:二年生の皆様~!間もなく始業式にござります。急ぎ体育館に集合して下さいませ。

――始業式。
濃姫:理事長先生からのお話です。先生、お願いいたします。
信長:是非もなぁしぃ。
濃姫:理事長先生、ありがとうございました。
政宗:毎度思うんだけどよぉ、理事長って、アレしか喋らないのか?
佐助:短くて助かるじゃない♪
濃姫:校歌、斉唱。演奏は二年参組の市さん、お願いしますね。
お市:ああ……みんなが……見ている……。市……どうしたら……
長政:市ぃっ!私は此処で見ているぞぉおおおお!!
お市:長政様ぁっ…!市……頑張って……演奏する……ね……。照明さん……お願い……
いつき:了解だべ!ぽちっとぉ!(煌々と光る、どぎつい赤照明。)
お市:みゅーじっく……すたぁあと……ふふふふ……(ぎゅい~~~~ん!!)
元親:エレキギターだとぉっ!?それもかなりのテクニックだぜ!
元就:あの女……侮れん……
一同:さぁかせた紅い吐息をさぁかずきにぃ~♪そそぎ飲み干すその先の華に酔う~♪
政宗:毎度思うんだけどよぉ、うちの学校の校歌って、教育上問題ねぇか?
   高校生なのに、いきなりの飲酒暴露だぜ?
幸村:思いぃぃ~がぁああ~瞬を駆けぇええ~抜けてぇええええ♪
長政:其れで良い!素晴らしき演奏だぞ市ぃっ!!!
佐助:楽しそうだからいいんじゃない?
お市:時の……露に……消える……(じゃ~ん♪)みんな……ありがとう……
濃姫:これで、二学期始業式を終わります。

――廊下
元親:やれやれ、肩凝ったぜ~!今日はこれで帰れんのかぁ~?
元就:まだホームルームが残っている。夏の課題を提出せねばならん。
元親:げっ!宿題かよぉ~……。おい、伊達。お前全部終わったか?
政宗:まぁ一応な。
元親:お前以外と真面目なんだよな……。ああ、畜生。
   いっそ先生が宿題の存在なんざ忘れてるといいんだけどな。
幸村:元親殿は宿題終わっていないのか?ちゃんとやらないと駄目でござるよ!
佐助:泣きついて散々手伝わせといて、よく言うよ……
幸村:しぃ~っ!内緒だと言ったであろう!
元親:正直作文とか、たるい物は終わってねぇ。けどまぁ、ある程度はやってあるぜ。
      特に力入れたのがよぉ、自由研究……
かすが:壱組のクラス委員はお前か?
佐助:あれ?かすが~♪久しぶり♪
かすが:寄るな触るな消え失せろ。
佐助:ははは(乾)相変わらずばっさり……
元就:我が委員だが、何か用か。
かすが:今日中に自由研究を集め、生物室に提出しろと言うことだ。
元就:………何故生物室なのだ。
かすが:生物担当の明智が添削するらしい。自由研究はまとめ方も様々。
    十分な広さのある教室が良いのだろう。
政宗:確かにあの部屋は広いが……アイツには極力近づきたくねぇよな。
かすが:委員となった以上、おのれの使命は全うせねばならん。伝えたからな。
佐助:そういえばさぁ、かすがは何やったの?自由研究。
かすが:貴様に話す義理はない。
幸村:某も知りたいでござる~!!
元親:忍びの研究か~。確かに、興味あんな。
かすが:そ、そんなに知りたいか……?仕方ない。
佐助:本当は見て欲しいの見え見え(苦笑)
かすが:これが私の全て!!!(どーん!)
政宗:なんだこりゃ、何十冊もあるぜ。
元親:どれどれタイトルは~?『謙信様の愛の言の葉』。
佐助:…………はい?
かすが:私の日々の思いを綴った、メモリアル詩集だ!謙信様の美しさ、思い知れ!
元親:『嗚呼、謙信様謙信様。貴方は何故謙信様なのですか。』
政宗:『嗚呼、決して見せないその御髪。頭巾の中身が気になる気になる。』
元親:『いつも平仮名謙信様。読みづらいったらありゃしない。』
佐助:実は不満なんだ……
政宗:『そんなところも含めて全て、お慕い申しておりまする。』
元親:『手と手を繋いだら、向かうトコ無敵でございます。』
政宗:『嬉しさを集めましょう。簡単なのです、このようなこと。』
元親:『追いかけて、捕まえてくださいませ。大きな夢、夢、好きで御座います。』
佐助:どっかで聞いたようなフレーズだね。
かすが:ふん。思い知ったか。A評価は戴きだな。
元就:盗作ではないのか……?
幸村:はははは破廉恥極まりないぃいいいっ!!!
謙信:つるぎよ。さがしましたよ。
かすが:謙信様ぁっ!見てください!私の詩集……
謙信:ぶかつどうについて、はなしたいことがあります。ついてきなさい。
かすが:あ、は、はい!謙信様ぁっ!
佐助:あ~あ、スルーだよ。可哀想に。ちなみに軍神先輩は、自由研究何やったんですか?
謙信:ふふ……ばらのかんさつにっきです。
政宗:普通朝顔とかじゃねぇ?
謙信:ぜんぶで24こもさきました。これも、びしゃもんてんのごかごです。
政宗:毘沙門天って、園芸やんのか?
謙信:いきますよ、うつくしきつるぎ。あははははは(回)
かすが:うふふふふふふふ(回)
佐助:毎度の事ながら、あれだけ高速回転して、よく目回らないよね。
元就:甘いな……。
元親:何!?お前、もっと早く回転できるのか!?
元就:誰が回転の話をしている。研究だ、研究。あの程度、愛と呼ぶに足りぬ。
   ついて来い。愛に目覚めし者、このサンデー毛利が、真の愛を見せてやろう。
元親:な!お前、あの宗教は止めろって散々言ったろうが!まだ抜けてなかったのか!?
   おい!ちょっと待てって!(追)
幸村:愛ぃいぃい!?破廉恥でござるぅううううう!!(走)
佐助:あ!旦那!またパニくるとドア壊すって!(追)
政宗:お、おい!置いてくなよ!(追)

利家:あ~あ……行ってしまった。始業式なら確実に渡せると思ったんだけどなぁ。
   教室まで行かねばならんか。うぅ……
半兵衛:どうしたんだい前田君。
利家:おお!竹中殿か。いや~、生徒の落とし物を拾ったは良いが、
   渡しそびれてしまったのだ。あの生徒は何組だったかなぁ~?
半兵衛:ふむ、真田君の物か……これは!前田君、これは僕が渡しておいてあげるよ。
    明日の健康診断の説明をしに行くついでだ。
利家:本当か!それは助かるぞ。
まつ:犬千代様ぁ~!(走)もぅ、今日のお弁当、忘れたでござりましょう?はい。
利家:まつ~!有り難いぞ!もう某腹が減って腹が減って……
まつ:ふふふ。今日は授業もありませんし、朝食と昼食の間、ブランチに致しましょうか。
利家:某、ぶらんち大好きだーー!!まつの飯が大好きだーーー!!
まつ:犬千代様ったら!まだ生徒も居るのに恥ずかしゅうございます♪
利家:ま~つ~!
まつ:犬千代様~!
二人:我ら、最強夫婦!
半兵衛:新学期早々、元気だね。さてこの落とし物……どうしたものか。

元就:見るがよい!(どどぉぉん)
佐助:おぉ……凄い。かすがの二倍はあるよ。百科事典?
元就:日輪について考察したレポートだ。まだまだ語りきれぬくらいだ。
政宗:流石は日輪マニアだな…
元就:あの女のものとは訳が違う。我の日輪への敬意、愛は底知れぬのだ!
   我が名はサンデー毛利!愛に目覚めし者!
元親:『嗚呼、日輪よ。そなたは何故日輪なのだ。』変わんねぇじゃねぇか。
元就:一緒にするなと言っている!これを読めば、日輪がいかにして日輪たり得るか
   分かるのだ。無知な貴様等に、その一端でも理解させてやろうという、我の心遣いよ。
   今なら全巻セットに専用収納箱も付いて、お値段据え置き七万両。買え。
元親:どんだけ押しつけがましいジャパ○ット!?
政宗:宿題売ってどうすんだよ。
元就:それもそうだな。おい、クラスの者ども、今すぐ自由研究を提出せよ!
(わらわらと提出していく生徒一同)
元就:ほぅ。これはなかなか興味深いな。
佐助:あ、それ俺様のやつだよ~♪暇だったからいろいろ作ってみたんだ。
政宗:『名菓大全』さすがオカンだぜ。NHKのテキスト並みに詳しいな。
幸村:名菓~……
佐助:はい涎、涎。また作ったげるから。
元親:野菜の入った菓子が結構多いんだな。ほうれん草のケーキなんて旨いのかぁ?
佐助:今健康ブームだからね。それに乗っかってみたんだ。結構いけるよ♪
元就:オクラはないのか?
佐助:無いよ!
政宗:俺は異国語を調べてみたぜ。世界を手にする人間としては、必要なことだからな。
元親:いつも喋ってるじゃねーか。
政宗:まだまだこんなもんじゃ足りねぇ。俺は全ての言語を掌握してみせるぜ!
元就:確実に不可能だな。
政宗:まずは空港で必要な言葉から行くぜ。「観光です。」は……
佐助:観光しに行くの!?攻め込むんじゃなくて!?
政宗:sightseeing.
幸村:斉藤新一?誰でござるか?
政宗:違げーよ!sightseeing!「観光」だ!
   次!これは俺が普段も良く言ってるよな。Good morning!
幸村:おお!それなら政宗殿がしょっちゅう言ってるから知っておるぞ!
   「群馬に!」でござるな!
政宗:Noooo!!お前、毎日「群馬に」だと思って聞いてたのか!?
幸村:違うのか!?きっと下仁田蒟蒻が大好きなのだろうと思っていたのだが……
政宗:誰が蒟蒻だ!「お早う」だ、「お早う」!That you know!?
幸村:だっちゅーの…?
元就:懐かしいな。
政宗:Nooooooo!!お前、態とやってんだろ!?
元親:そう熱くなるなよ。口直しに俺様のド派手な研究見せてやるぜぃ!
   おめぇら!発進だっ!
子分共:アニキーーー!!(ごごごごごごご………どどぉぉぉむ!)
政宗:What…!!!?何事だ!?
幸村:でっかいでござる!!
佐助:壁が……。すっかり見通しのイイ教室になっちゃってまぁ。
元親:俺の自信作、滅騎五〇二号『朧月夜』だぜ!
   今までの滅騎たぁ訳が違う。弓と振り子、爆撃による大規模破壊は勿論、
   ETC搭載で高速もスイスイ!最新鋭のハイパーコンピュータを惜しみなく使った
   魅力の高頭脳タイプ、パワーも最高だぁっ!
政宗:校舎取り壊す気かァァアっ!!んなもん提出しようがねぇだろ!持って帰れ!
元親:馬鹿な……!あれを作るのに国一つ傾いたんだぜ!?
元就:貴様は一体、いくつの国を財政破綻させれば気が済むのだ。
   ところで真田。あと提出していないのはお前のみだ。早く出さぬか。
幸村:それが……。さっきから探してるのでござるが……
佐助:えぇっ!?まさか忘れたの!?昨日散々荷物点検したのに。
幸村:そんなはずは……うぅ何故見つからぬのだ!

半兵衛:ひょっとしてこれをお探しかな。真田君。
幸村:ああっ!!それは某の自由研究!!どうして竹中殿が!?
半兵衛:何、落とし物の拾い主から預かって、届けに来ただけだよ。
幸村:有り難い!!!真田幸村、このご恩は生涯忘れぬ!!
半兵衛:うん……感謝してもらってるトコ、悪いんだけど……。
    君に言っておかなければならないことがあるんだ。
    君の……その研究結果のことなんだけど……。
幸村:某の自信作でござる!
政宗:どれどれ~。ほぉ、昆虫採集か。押しピンで留めるんじゃなく、
   飼ってる辺りがお前らしいな。
幸村:お館様と共に、野山を駆け回って探して来たのだ!
元親:ヤママユガ、コーカサスオオカブト……なんか見たこともない虫が多いな。
元就:一体、何処で採集してきたのだ…?
幸村:人手及ばぬ熱帯雨林の奥、そのまた奥。闇夜に浮かぶ獣達の目。
   首筋にねっとりと貼り付く南国の空気。手にした武器は、虫取り網ただ一つ。
   道なき道を、お館様と共に行く。例えこの命尽きようと、宿題のため、
   自由研究のため、某に戻ることは許されぬ……
佐助:いつの間にそんなトコに!!?
政宗:電波少年じゃねぇんだから。
幸村:楽しかったでござる……(遠い目)
元親:本人が幸せそうだからいいんじゃねぇか。……で?この研究がなんだよ?
半兵衛:まぁ、よぉく見てくれたまえよ。
元就:……ふむ。どうやら身近な生物も多いようだな。
幸村:珍しい物ばかりが生き物ではない。某は家の周囲でよく見られる虫たちも
   捕まえてきたのだ!
政宗:心がけは立派だと思うが……これ、明らかにその辺飛んでる蛾だろ?
   流石にグロテスクな気がするぜ。
半兵衛:そんなの序の口だよ。カブトムシ達を、よぉく見てご覧。
元親:カブトムシぃ?どれも立派なもんじゃ……ん?
   こいつだけ角が取れかけて……(ひょい)ぎぃやぁぁあああァアアア!!!!!
政宗:こ、こいつ!どう見ても、台所害虫イニシャルGじゃねーか!
元親:触っちまった触っちまったぁあああああああ!!!
元就:寄るな触るな擦り付けるなぁああ!!ええい、何というお約束展開!
   真田!どういうつもりだ!
幸村:そ、そんなはずは!!?ただ某は家の周りにもカブトムシが居るのだと
   喜んで捕まえた次第で……
佐助:旦那御免!俺様もっと頑張ってバルサンするから!
幸村:うぅ……佐助ぇ~。某が悪いのだ……。某がカブトムシとGとの区別も付かぬ
   未熟者であるが故の失態だ……(泣)
半兵衛:いや、悪いのは猿飛君でも君でもない。秀吉だよ。
元就:豊臣の…?どういうことだ。
半兵衛:そもそも何故Gに角が付いていたのか。疑問に思わないかい?
    角がなければ、流石の真田君だって、区別くらい付いたはずだよ。
元親:そうだ!角さえなけりゃ俺だって触ったりなんか……ああああああ(泣)
元就:さっさと洗ってこい。この角、ボール紙で出来ているようだが。
半兵衛:何者かがカブトムシに見せようと、Gにそれを取り付けたんだ。
政宗:それが豊臣だってぇのか?
半兵衛:ああ。本人にそのつもりは無かったにせよ、純粋な青少年の自由研究に
    多大なる害をもたらしたんだ。この罪は贖ってもらわないとね。
幸村:それにしても……なんで秀吉殿はそんなことをしたのでござろう?
佐助:気持ち悪いだけで、何の意味もないのにねぇ。
半兵衛:僕にも理解できないよ。偽造カブトムシで一山当てようと目論み、
    秀吉に作らせてみたは良いけど、あんまり見た目が貧弱なので取りやめて……
    そのGにこんな所でお目に掛かるとは。運命って不思議だね。
    ちゃんと角を外して逃がすよう指示したのに、全く秀吉も困ったもの……
政宗:てめぇのせいだろうがぁぁぁぁぁアアアアっ!!!!!
半兵衛:どうしてそうなるんだい。作ったのは秀吉だよ?
佐助:うっわぁ、その微笑ムカツク!アンタの目論みが諸悪の根源でしょうが!
半兵衛:僕はきちんと指示したさ。ミスをしたのは秀吉。ご理解いただけたかな?
佐助:ねぇ旦那……こいつ殺ちゃっていいかな?
幸村:さ、佐助!?顔が怖いぞ!?
佐助:あはは♪ちょぉっと教室汚すけど、どうせドアも壁も壊れてるし、関係ないよね。
幸村:落ち着け佐助!もう良い!ちゃんと確認しない某にも落ち度はあったのだ!
   落とし物を拾って貰ったのだし、一概に責めることは出来ぬ。
佐助:……(溜息)。ほぉんと甘いんだから。

光秀:おやおや、壱組だけ提出が遅いと様子を見に来てみれば……楽しそうですねぇ。
   研究課題の見せ合いですか……?
佐助:楽しくないよ……
元就:相済まぬ。今持って行こう。
光秀:構いませんよ……これも青春の壱頁。素晴らしいではありませんか……
   良い機会です……私の自由研究も見せて差し上げましょう……
元親:教師が自由研究?
幸村:見てみたいでござる♪
光秀:ふふふ……言うと思いました……。さぁ!ご覧なさい!
   夏休み四十二日×二十四時間、しめて千八時間に及ぶ壮大な盗撮記録。
   子供と大人の研究の違いという物を思い知らせてあげま……
政宗:帰れ。

光秀:嗚呼……信長公……信長公……ふふふ……
   拍手をくれた方々……この場を借りてお礼を言いますよ……
   貴方には、ご希望とあれば此方の記録……見せて差し上げても構いません……
   ふふふふ…… 

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