――さて、中編です。
元親:じゃあ中編いくぜぃ野郎共!
幸村:みなぎるらぁぁああああああ!!!
――見事水竜を倒した旅の仲間。さぁ、魔王退治の再開です!
信長:是非もなぁしぃ。
濃姫:あら上総助さま、お食事ですか?
元親:なんだあの気色悪いシルバニアファミリーは。
半兵衛:なんでもあのコロボックルは、女将が飼うことにしたらしいよ。
水竜も手名付けてしまったし、まったく女性というのはすごいね。
光秀:私が……私が飼いたかったのに……
元親:やれやれ。体長三センチじゃ、六天魔王も形無しだな。
それより竹中、お前よくもさっさと帰りやがったな。
半兵衛:僕は無駄な労力は使わない主義なんだよ。
元親:ああそうかよ……
半兵衛:代わりと言っては何だけど、面白い人物を見つけたよ。来たまえ。
謙信:おはつにおめにかかる。
元就:誰だ貴様は。
謙信:わたしはさすらいのしょうにん。びじゃもんてんのかごぞある。
元親:なんだ?宗教だったらお断りだぞ。
半兵衛:彼は魔王の城下町と言われる地を訪れたことがあるそうだよ。
元親:お?確かにそりゃあ役に立ちそうだ。早速教えてくれ。
謙信:あれはついせんじつ……
信玄:む?お主は!
元親:おっさん、今大事なトコなんだ。静かにしててくれよ。
謙信:こ、このこえは、よもやかいのとら!?
信玄:上杉か…。久しいのぅ。
謙信:そのようなすがたでは、にわかにはしんじられん……。あいことばをいいなさい。
信玄:ふっはっは!疑り深い男よのぅ。
謙信:おれとおまえと?
信玄:大五郎!
謙信:ふ……どうやらほんもの。またうたげをひらきましょうぞ…かいのとら。
信玄:ふっはっは!宜しく頼むぞ上杉!
元親:あの……感動の再会してるトコ悪いんだけどさ、話を先に進めてくれねぇか?
謙信:いまこそ、けっちゃくのときですね……かいのとら
元親:聞けよ。
信玄:此処に、川中島を再現して見せようぞ!
濃姫:ちょっと!店の中で暴れないでよ?
謙信:いきますよ!神斬!
信玄:侵略すること火の如しぃぃぃぃ!!!
幸村:お館様!某もお供いたします!ちぇすとぉぉぉぉ!!!
佐助:旦那!遊ぶ前に朝の歯磨き!
半兵衛:賑やかだねぇ。
元就:くだらん…。
元親:おい、女将がすげぇ怒ってるぞ。
濃姫:やっておしまいなさい。
かすが:はっ。店を壊す愚か者共。このかすがが成敗してくれよう!これが私の全て!
(しゅぴぴぴぴぴ!)
元親:おい!なんだこの糸!おれらまで巻き込むなよ!
謙信:あらたなしかくですね。どれ、かおを……おぉぉっ!
かすが:はぁぁぁ!!!
謙信:おぉこれは!うつくしき、つるぎよ、われはうえすぎけんしん。なをきかせなさい。
かすが:かすが……かすがにござります!謙信様ぁぁぁ!!
謙信:つるぎよ!
かすが:謙信様!
謙信:あははははは
かすが:ふふふふふふ。あぁ~!
佐助:ちょっと、かすがぁっ!?何その変な声!?
元親:なんか…運命の出会いだったみてぇだな。
信玄:ふん。恋路を邪魔するは男の恥よ。勝負はこれまでとするか。
濃姫:宿の中に薔薇撒き散らさないでよね……
半兵衛:名乗らせておいて名前で呼んでやらないのが不思議だよね。
元就:くだらん……
謙信:つるぎよ!
かすが:謙信様ぁぁぁぁ!!
佐助:俺様立つ瀬無いなぁ……(泣
幸村:は、破廉恥でござるぅぅぅぅ!!!
――一行は宿を出発しました。
元親:結局なにも聞けずじまい。
半兵衛:ずっと二人の世界だったからね。
元親:何のために出てきたんだよ、あれ。
元就:大方数あわせだろう。
幸村:破廉恥でござる。
元親:おいおい。いくら餓鬼とはいえ、アレで大騒ぎして涙ぐんじまうんじゃぁこの先…
……って、お前、なんで付いてきてんだ?
幸村:だ、駄目でござるか!?大勢の方が楽しいと思ったのでござるが……。
元親;いや、駄目とはいわねぇけどよぉ……俺達、遊びに行く訳じゃないぜ?
佐助:いやいや。それは俺達も一緒。アンタら魔王の城にいくんでしょ?
目的が一緒なんだから、人数は多いに越したことないんじゃない?
半兵衛:なるほど。新たなる旅の仲間、という訳だね。
回復魔法を使える神官が使えなくなったから、補充として召還士。
悪くないんじゃないかな?
元親:せめて「いなくなった」と言ってやれよ。
佐助:そうそう。アンタ理解が早いねぇ。それに俺様、結構お役に立てると思うよぉ?
元就:なんだそれは?
佐助:あの商人の服にくっついてた花弁。
元就:……。なるほどな。
元親:え?何?どういう意味?
元就:だから貴様は馬鹿だというのだ。この抜作抜右衛門。いや馬鹿曽我部阿呆親よ。
元親:ち、畜生……漢字多すぎてお経みたいになちまってるじぇねぇか……
半兵衛:怒るところはそこかい?まぁ読めないのだろうけど。
元就:いいか?あれは恐らく一部の地方にしか咲かない、特殊な花だという意味だ。
佐助:ご名答。ついでに商人の持ってた地図には印が付いてた。おそらく廻った土地に。
これ見ただけじゃ、いろんなトコ行きすぎててどっち行ったらいいか分からない。
けど魔王の城に行ったのが「ついせんじつ」で、花弁が枯れてないところから
見ると、少なくとも辿るべき方向は分かるでしょ?
元親:それ!地図!かっぱらってきたのかよ。
佐助:へへ~、忍びのやることは何でもあり♪
元親:ありじゃねぇよ!
半兵衛:まぁまぁ元親君。どうせ彼等は暫く離れないだろうし、地図も当面必要ないよ。
佐助:あの様子じゃ話聞けそうもないし。ちょっと失敬しちゃったわけ。
元親:ったくよぉ……。仕方ねぇ。さっさと行くぜ!
――魔王の城は目前です。で、着きました。
元親:早!おい管理人!いい加減面倒になってきたんだろ!
――いいえ。収集着かなくなる前になんとかしようと思っているだけです。
半兵衛:で?どうするんだい?このまま突っ込むというのは流石に無謀だし、何より
これでケリが付くのは面白くない。僕としてはもう少し寄り道したいんだけど。
元親:そうもいかねぇだろ。姫救出っていう名目がある以上、とっとと助けてやらねぇと。
幸村:でも某お腹すいたでござる…。佐助ぇ~……
佐助:団子ならさっき全部食べちゃったでしょ。
幸村:うぅ……もう我慢できないでござる。握り飯もないでござるか?
佐助:な~い。自分で食べたくせに。
元就:米がなければ麦を食えばよかろう。
元親:どこのアントワネットだよ。
元就:丁度良い具合に自生しているぞ。
佐助:毛利の旦那…それどう見ても雑草だよ…。
半兵衛:駄々をこねる子どもがいては仕方ない。もう少し休んでからいくとしよう。
元親:マジかよ…。もめ事に巻き込まれるの目に見えてるぜ。
幸村:団子でござる~!!!
信玄:幸村よ!儂の分も食うでないぞ!ふはははは!
元親:おい、おっさん。引っ張るなよ!
――団子屋。
白金娘:いらっしゃいませ~。ゆっくり遊んでいってね。
元親:だからよぉ、なんでいちいち店がいかがわしいんだよ!よい子のゲームだろ!
幸村:団子ぉぉぉぉぉっ!スゴイでござる!五連団子でござる!
信玄:幸村よ、慢心するでない。儂のは六連だ!
幸村:なんとぉっ!?
佐助:大将……俺のとったでしょ?
信玄:なに!これも儂のではないのか!あいすまぬ佐助!
佐助:ま、いいって。好きに食べて頂戴。
信玄:ならぬ!人の物を気付かぬとはいえ横領など、武門の恥だ!
佐助:いいって大将!返さないで!食べかけ返さないで!
幸村:佐助!某のもやるでござる!
佐助:ちょ、旦那!あんこくっつくから押しつけないでって!
元親:うるせぇ奴らだな…。団子如きでそこまで盛り上がれるなんて
……あ?なんで俺の団子がねぇんだ?
元就:ふん。貴様の分など、ハナから存在しない。
元親:てめぇ……食いやがったな……
元就:貴様の手を離れた時点で、それはもう貴様の物ではない。
戦国の世を甘く見た貴様の落ち度だ、長曽我部よ。
元親:屁理屈ごねてるんじゃねぇ!吐け!戻せ!俺のずんだぁぁぁ!!!
元就:や、やめぬか!ええいこの馬鹿力が!焼け焦げよ!
元親:おおっとぉ!そうはいくか!
元就:何!?日頃あれほど喰らっている分際で避けおったな。
元親:へっ。ツッコミは避けられなくても、食い物の恨みが絡んじゃあ話は別だ。
覚悟しやがれ元就っ!
元親:くるがよい!
半兵衛:まったく、騒々しいねぇ。秀吉、黙らせてくれ……あ、いないんだったね。
慶次:おや?いない人間を呼んじうとは、悲しい別れでもあったのかい?
半兵衛:いや何、日頃あまり気に掛けていないものだから、
居ても居なくても分からなくなってしまっただけさ。
慶次:冷たいねぇ。アンタ、人情ってもんがないのかい?
半兵衛:これでも僕は親切な人間だと思っているのだけれどね。それより、君は誰だい?
元親:くらえ四縛!
元就:ふん、甘い!
元親:くそっ!強烈な光だぜ…。
半兵衛:元親君。ちょっと静かにしてくれないかい。話が聞こえないだろう。
元親:黙ってろ。今いいとこなん……あ?誰だそいつ。
慶次:名乗るほどのもんじゃねぇさ。俺は賤ヶ岳に生まれし風来坊。単なる旅の坊主だ。
元親:ぼ、坊主…?いよいよ世界観無視しやがって……一応西洋だろうが。
半兵衛:今更言えた事じゃないだろう。どうせハナからメチャクチャだ。
慶次:アンタら、どこへいくんだい?随分と大所帯だけど。
半兵衛:魔王の城さ。粋がった間抜けをぽてくりこづき回しに行くんだよ。
慶次:ぽてくり…。
元親:何度も言うようだが、名目上正義の味方なんだぞ?発言考えろ。
長政:悪は削除する!正義の名を示すのだ!
元親:ほら、こんな風に。
元就:今のは石像だったはずではないのか…?どこから出てきたのだ?
慶次:魔王をこづき回しに、か。アンタらだって、奴の噂くらいは知ってるんだろう?
ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできねぇぜ?
幸村:心配無用!この真田幸村、漲る力で見事魔王を貫いてみせまする!
信玄:期待しておるぞ、ゆきむるわぁっ!
幸村:おやかたさむぅわぁぁぁぁ!!
佐助:また始まった…。
慶次:酔狂な奴らだねぇ…。ま、いいや。一つ良いこと教えてやるよ。
アンタら西の街道からきたみてぇだけど、ちょいと回り道して南に出てみな。
転職の神殿があるぜ。
幸村:てんしょくのしんでん?
慶次:ジョブチェンジってやつさ。ま、所謂レベルアップ。能力向上の神殿だ。
行っておいて損はないぜ。
半兵衛:おや?随分詳しいね?
慶次:ま、俺も魔王に挑もうとしたことがあってね。理由があって諦めたけど。
元親:なんだぁ?負けちまったのか?
慶次:いやそういうわけじゃ……。ま、俺一人で挑むには
転職の神殿で向上してもらわなきゃどうにもならねぇ。
ただある理由で、俺には転職ができなかったのさ。
佐助:ある理由?
慶次:気にすんな。アンタらなら成し遂げてくれそうな気がすらぁ。頑張ってくれよ。
半兵衛:なんだい、行ってしまうのかい?その神殿とやらまで案内してくれればいいのに。
慶次:………それは勘弁!
半兵:どうしてだい?
慶次:俺にもいろいろあるのさ。じゃ、期待してるぜ!(すたたたたた~)
幸村:変わった僧でござるな…。
佐助:ま、折角聞いたんだ。神殿、いってみましょうかね?
元親:そうだな。いくぜぇ野郎共!
――転職の神殿。
利家:ま~つ~!
まつ:犬千代様~!
利家:我ら二人を邪魔する奴は。
まつ:馬に蹴られて地獄に堕ちる。
夫婦:我ら、最強夫婦!
一同:………。
利家:おう!よく来たな!
まつ:早速転職とまいりましょうか?
元親:何事もなかったかのように、ことを進めやがった。
元就:あの坊主が嫌がった理由はこれなのだろうな。
幸村:て、手を取り合って回転など!は、破廉恥でござる~!!
佐助:旦那…あんまり破廉恥破廉恥連呼してると、逆に破廉恥だと思われるよ?
幸村:そ、某そのようなことはぁっ!!
元親:ちょっとそこの母子五月蠅い。
まつ:して、どのように転職いたしましょうか?
光秀:ここは私にお任せ下さい……最高の配役を与えて見せますよ…ふふふ。
元親:お前、今まで何処行ってだんだ?
光秀:何、ちょっと……ね……ふふふ。
元親:おい、なんだその虫かご。
かご:是非もな……(がた!)
光秀:静かになさい……くくくくく……。
元就:コロボックルとやらをかっぱらって来たな。
光秀:ふふふ……ノーコメントです。
元親:返してこい阿呆!正義の味方が泥棒してどうする!
光秀:そんな……帰蝶に撃たれまくりながらやっとの思いで盗ってきたのに……。
幸村:それはカブトムシでござるか?某にもみせてほしいでござる!
元親:やめておけ。
佐助:あんな大人になっちゃ駄目だよ旦那。
利家:某腹が減ったぞ……。転職するなら早くしてくれ~。
元親:おう、わりぃな。転職なんて言われてもよくわからねぇし、明智に任せるとするか。
元就:我は不安でたまらぬのだが…。
光秀:任せてください。ひそひそ……
まつ:承知いたしました。犬千代様、まいりましょう!
利家:おう!
音響:ちゃん、ちゃらっちゃ~ん♪
元就:なんだこの乱舞しているピンク色のハートは。○ーラームーンかお前等夫婦は…。
元就:長曽我部よ。お前、その番組見ていたな。
元親:ん、んなわけあるか!俺はガンダム一筋だ!
元就:ならば何故その変身シーンに似ていると気付く。
元親:ぐっ……そのぐらい有名だから知っててもおかしくねぇだろ!
幸村:某知らないでござる。
元親:うるせぇよ!そもそも元就!お前だってなんでタイトル聞いただけで
変身美少女アニメだってわかるんだよ!
元就:………。そろそろ転職とやらが始まるようだぞ。
元親:流しやがったな……。
まつ:毛利様は魔法使いから農場主にジョブチェンジ。
元就:待て!
利家:竹中殿は剣士から女王様にジョブチェンジ。
半兵衛:ふむ。
まつ:真田殿は召還士からホストにジョブチェンジ。
幸村:?
佐助:ちょっと待ってよ!
利家:猿飛殿は…
佐助:え?俺様も?俺様一応名目上召還獣なんだけど…。
利家:召還獣からオカンにジョブチェンジ。
佐助:はいはい…読めてましたよ。
まつ:長曽我部殿は勇者からオタクにジョブチェンジ。
元親:待てこるぁっ!
元就:転職ではないではないか。元々オタクだぞ。
元親:やかましいっ!明智~てめぇ~どんな指示しやがったこの野郎!
光秀:ふふふ……ぴったり………♪
元親:やっぱてめぇは地球外射出してやらぁっ!
元就:何故我は農場主なのだ……。
まつ:オクラ農園の方にしてくださいと指示がございまして。
元就:加勢してやる長曽我部。
光秀:ふふふ……私がハエ叩き如きの餌食になるとお思い……(びったーん)
痛いですよ……
元親:へっ。その虫かご抱えてちゃ十分に動き回れねぇよなぁ。
元就:日輪に捧げ奉ってくれるわ。
光秀:信長公を置いていくなんて出来ない……でも潰されたくない……ああ……イイ……
楽しいですよこのジレンマが!
元親:一生じれてろこの変態がぁぁぁっ!
半兵衛:僕は結構満足だけれどね。
まつ:よくお似合いでございます。
幸村:なんで女王様なのに鞭もってるでござるか?
半兵衛:それはだねぇ…
佐助:変なこと教えないでよ!大体なんで旦那がホストなんだよっ!
幸村:ほすとってなんでござるか?
光秀:ふふふ……何事も人生勉強ですよ……教えて差し上げましょう。
ホスト……それは夜の帝王!
幸村:おぉっ!
佐助:旦那!キラキラしないで!意味分かってないでしょ!
信玄:幸村よ!お前は天下一の男を目指すのだ!
幸村:お館様あぁぁっぁぁ!某、夜の帝王になるでござるぅぅぅ!!!
佐助:大将も黙ってて!
元親:余所見してる暇はねぇぜ明智ぃ!
元就:焼け焦げよ!
利家:賑やかな奴らだなぁ。
まつ:微笑ましいですね犬千代様。
利家:まぁ家も似たような物だな。慶次が悪戯をしては、某共々まつに怒られて…
まつ:あれは犬千代様が……!もぅ。前田家の殿方は世話が焼けまする。
利家:いやぁ面目ない。しっかし慶次は何処にいったんだぁ?
まつ:またふらりと出て行ってしまいました。困ったものです。
半兵衛:なるほどね。
利家:うん?お前、何か知っているのか?
半兵衛:いや、何。ちょっとある人物の正体が掴めたのさ。近づきたくないわけだよねぇ。
夫婦:?
――いよいよ魔王の城です。
元親:漸く此処まで来たな。
佐助:思った以上に長くなったよねぇ…。困ったもんだ。
元親:さぁ!行くぜ!開門だ。(ごごごごごご)
半兵衛:なんだか道が入り組んでいるね。
元親:すげぇ!ダンジョンだダンジョンだ!
元就:喜ぶなオタクめ。しかし何も起きぬな。
佐助:そういう事言ってると、大体何かが出てく……(どぉん)ほぅらね。
武蔵:俺様、最強!
元就:………。誰だ貴様は?
半兵衛:まったく知らないね。
光秀:こんな方いましたかねぇ……?
幸村:はじめましてでござる!
武蔵:……。チクショー!なんで俺だけ他と全く繋がりがねぇんだよ!制作者のボケェ!
佐助:気の毒……。
元親:おぉ~!スゲェ中ボスだ中ボス!
元就:何やらオタクだけ喜んでいるぞ。
武蔵:お前イイ奴だな……(はらはら)
佐助:落涙しちゃったよ。え~と、それでお兄さんは一応敵さんなんでしょ?
武蔵:へっ。俺様は戦国最強の男武蔵!宮本武蔵だぁぁ!
幸村:なにぉう!戦国最強はお館様ぞ!
武蔵:俺に適う奴なんていねぇんだよボケェ!お前等はここで俺様に負けやがれ!
幸村:うぬぬぬ、おのれぇぇぇぇ!
佐助:漸くアクションゲームらしくなってきたねぇ。いっちょ始めましょうか?
半兵衛:待つのは嫌いなんだ。さっさとしてくれ。
元就:日輪の力、見るがよい。
武蔵:かかってきやがれぇ!
元親:いくぜぇ野郎共!
幸村:うぉぉぉぉみなぎらぁぁぁぁぁ!!! 天覇絶槍!くらえぇぇぇピンドン!……?
武蔵:(がっしゃぁぁん!)うわっ!冷てぇなこの野郎!
元親:ぴ、ぴんどん?
半兵衛:ピンクドンペリのことだね。
幸村:そ、某の槍がぁぁ!何故このような酒瓶にぃぃ!
半兵衛:ホストだからね。
幸村:うぉぉぉほすとぉぉ!侮り難し!
元親:おいおい。まさかこのテンションで行くと……
元就:参の星よ、我が紋よ!(ごろろろろろ)……。何故だ!
元親:オクラの雨だ。
半兵衛:農場主だからねぇ。
佐助:ここは俺様が行くしかないでしょ!悪いね、倒させてもらうぜお兄さん!………。
うっそぉ!俺様の手裏剣~っ!
元親:しゃもじだ。
半兵衛:似合うね。
武蔵:はっはっは!何やってんだおめぇら。全然きかねぇぞ!
元就:転職など無駄どころか寧ろレベルの低下を招いたな。
元親:くっそぉ…。俺も黙ってるわけにはいかねぇぜ!くらえ!機関部隊!
半兵衛:何処に機関なんて隠しておいたんだい?
元親:細かいことは気にすんな。田舎もんに身の程を教えてやらぁ!(すごごごごご)
………マジ?
半兵:フィギュアだね。
元親:デュナメス~っ!
元就:ええい、喜んでいる場合かオタクめ!
半兵衛:ふむ。ここは僕が鞭でなんとかするしかなさそうだね。
佐助:それはマズイって!益々よい子のゲームから遠ざかる!
幸村:こうなったらヤケでござる!くらえシャンパンタワー!
佐助:無駄使いはやめてぇぇぇ!!
音響:もえあがれ~もえあがれ~もえあがれ~
元就:さっさとこの人形をしまえ長曽我部!妙な音楽が流れ出したではないか!
元親:馬鹿野郎!これがどれだけ貴重なもんか分かってんのか!?
半兵:やっぱりここは鞭で……
元親:それは禁止!お前今の自分のナリがどれだけ危険かわかってんのか!?
光秀:いいですねぇ。見えますか信長公?皆が猛り狂う様を!ふふふ……
信長:是非もな……う。
光秀:ああ大変です!信長公が虫かご酔いを!
元親:だから置いて来いっつったろうが!
武蔵:とげとげくらえ~!
幸村:やったでござるなぁ!ピンドン三連打攻撃ぁぁぁあ!
佐助:出費があぁぁ!
元親:だぁぁぁもう収集がつかね……(しぴぴぴぴ)あ?なんだぁ?
――システムエラー、システムエラー。
元親:なんだってんだ!?
――早い話がバグです。あんまり滅茶苦茶になりすぎて、処理能力の限界を超えました。
元親:なにぃぃ!?(しぴぴぴぴぴぴぴ!)
――強制終了します。
元親:おいおい、強制終了だぁ?後編ねぇのかよ!?
佐助:一応あるみたい。でもさらに滅茶苦茶になるらしいよ。
もう収集付かないね。
元親:だ、大丈夫かよおい…。
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