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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2025.01.22,Wed
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Posted by 今元絢 - 2009.03.20,Fri
――解決編。解決するほどのことでもないけど…

政宗:……。
元就:……。
佐助:あのぉ……神妙な空気になってるトコ申し訳ないんだけど、俺様別に……
政宗:殺す。
佐助:え?ちょっと、竜の旦那?
元就:いいから、とりあえず貴様は死んでおけ。
佐助:ちょ、待っ!二人とも落ち着こう!まさか二人とも、
   俺が本気で殺っちゃったなんて思ってないよね!?
元就:………。
政宗:違ぇのか?
佐助:当たり前でしょうが!イイから、その最強武器とすりこぎ仕舞ってくんない!?
   (咳払)まぁ……出来心って言うか、格好つけた台詞については謝りますよ。
   あくまで俺様は「演出家」。部屋を燃やして、それっぽく見せたってだけ。
お市:それっぽく……?
光秀:つまり、「死んだふり」ってことですか……。
政宗:じゃあ……幸村は何処にいんだよ。
佐助:なんなら、呼び寄せようか?(かぱっ)
元就:なんだ、それは。
佐助:みたらしのタレ。
幸村:だんぐぉおおおおおおおおおおおおおおおおお(走)
政宗:うお!
佐助:流石旦那。犬並みの嗅覚だねぇ~。……ね?信じてもらえました?
元就:しかし……何故、そのようなことを?全てお前の仕業なのか?
佐助:それが、全てって訳じゃないんだよね。俺がやったのは……
幸村:佐助、団子は何処でござるか?
佐助:今忙しいからあとにしようね~。俺がやったのは自分と旦那の演出だけ。他は……
慶次:それについては、俺等が説明するぜ。
元親:あ~、やっと出番かぁ~。俺、最初に死んでたから長かったぁ~。
小十郞:申し訳ありません、政宗様。
元就:も……っ!
政宗:こっ……!
慶次:さぁて、第一の事件にさかのぼるよ~。

――事件その1
元親:早い話がよぉ、俺は可愛いフィギュアを人質に取られて、
   元就に命令されたんだよ。他の奴等の隙をついて、鍵の宝石盗って来いって。
佐助:へ~。男子トイレ真に受けたの、オクラの旦那だったんだ。
元就:五月蠅い。
政宗:あのダイイングメッセージは、フィギュアの事だったのか。
幸村:元就殿へ向けたお手紙でござるな。
元親:命令されたからって、そんな方法、そう思いつくもんじゃねぇ。
   とりあえず隙を作るための仕掛けを作ろうと、あ~だこ~だ部屋で試行錯誤
   してたら、前田に見つかった。
慶次:隣の部屋でノコギリ使ってぎこぎこいってんだもん。そりゃ気づくって。
元親:事と次第を説明したら、此奴、協力してやるなんて言い出しやがったんだ。
元就:何?
慶次:その事情についてはあとで説明するよ(笑)
元親:こいつの提案に従って、俺は床に穴開けて、隠れるスペース作って、
   ちょっとした手品みてぇなことをして見せた。案の定お前等は乗せられて、
   俺が消えたもんだと勘違いした。あ、おっさんが言ってたアニメなら、
   自宅で録画済みだぜ☆
幸村:そういえば、あの時「爆発する」と言い出したのも、慶次殿だったな。
慶次:一度部屋からみんなを出す為の、作戦だったって訳。
元親:で、お前等が外を探してる隙に、鍵を失敬したんだが、思ったより早く戻って
   全員分は取り切れなかった。ついでに猿飛に見抜かれちまってたしよぉ、
   こりゃ無理だと思って、俺はこの策を投げた。
元就:貴様……
元親:へへっ。怒ったって無駄だぜ。ミクならもう救出済みだ!
元就:ほぅ。ではこのガンプラはどうなっても良いのだな?
元親:俺の作りかけぇぇえええええ(泣)
政宗:外でやれ。話が進まねぇから。

――事件その2
慶次:第二の事件被害者、前田慶次、罷り通る~♪
元就:いいからさっさと話せ。
慶次:冷てぇなぁ……。
政宗:確か、あん時は紅い布が人形と一緒において有ったんだよな。
佐助:変態執事のくだらない余興と、鬼の旦那の手品。その両方で人形が使われてた。
   加えて紅いものなんか一緒に置かれたら、どうしたって連想しちゃうよね……。
慶次:それでみんなは、案の定幸村の部屋にいったんだよな。
元就:真田の部屋に導くのも、策の内だったというのか?
慶次:当然♪俺は元親と同じような仕掛けで消えたんだけど、あれをやる為には、
   部屋で支度が必要だし。けど窓から見たら、支度が終わる前にみんなが
   帰って来始めた。なんとか時間を稼ぐために、こっそり祭壇に紅い布おいて、
   一度幸村達の部屋へ向かわせたんだ。
元就:~~~っ。
慶次:あれ?顔、怖いよ?怒った?
元親:他人の策にはまるのが嫌いなだけだ。気にすんな。
政宗:元親は元就に脅されてやったのは分かったが、お前はなんで、
   んな面倒なことをしやがったんだ?
慶次:早い話がさぁ……俺は、仕込みなの。
佐助:仕込み?
慶次:このゲームの主催者側に頼まれて、みんなに紛れて、驚かして来いってさ。
小十郞:野郎……。
慶次:怒るなよ。俺だって断りたかったんだけど、みんなが気の毒だと思ったし……
元就:どういうことだ。
慶次:う~ん……俺は出来るなら、こんな宝探し辞めるって言って欲しかったんだ。
   でも、頼まれた手前、直接「辞めた方が良い」なんて忠告する訳にも
   いかない。何処で見られてるか分からないからね。
   だから元親も抱き込んで、ちょいと脅かしてやろうって思ったのさ。
   宝を探す気が無くなるように。
政宗:それはつまり、宝を独り占めしたいってことなんじゃねぇのか?
慶次:いや、それは無い。俺はあんな宝になんか興味はないよ。
   ただ絶対、宝探しは辞めた方が良いって思う。心から。
小十郞:一体何があるんだ?あの祭壇の向こうに。
慶次:それは………言いづらいんだって。ま、まぁ兎に角!俺たちがやったのはここまで。
   けど、それを真に受けちゃった人たちがいるんだよ。ひとりは元就な。
元就:黙れ!!!!(恥)
政宗:元就が何を真に受けたって言うんだ?
慶次:元親に指示を出したのは本当だけど、その方法も特に決めなかったし、
   俺と手を組んだことも、元就は知らない。だから最初は「ああ、こういう作戦か」
   と思ってたものの、俺が似たようなことやっちまった所為で、
   「あれ?これフリじゃ無くて本当に事件なんじゃ……?」って心配になったんだよ。
小十郞:成る程。それで慌てて俺たちに真相を話し、
    長曾我部を探せと協力を請おうとしたのか。
元親:も、もとなりぃ~(感涙)
元就:~~~~~っ(殴)
元親:痛っ!なんだよ!心配したんじゃねぇのかよ!?
慶次:でも、真に受けたのは元就だけじゃあ、ないんだよな~。

――事件その3
佐助:それが俺、って訳ね………なんかもう、とほほ……。
幸村:む?どういうことでござるか?
元就:お前も戦線離脱したフリをして、宝を得ようとしたのではないのか?
佐助:それも有るよ。でも、それは二の次。どっちかっていうと保身を考えたんだ。
政宗:保身?
佐助:二人も消えてたしね。いつこっちが被害者になるかしれたもんじゃない。
   そう思って、神経過敏になってた。そんな時に、あの紅茶だ。
幸村:こうちゃ……?
佐助:誰が持ってきたのかは知らない。部屋に置かれた二杯の紅茶。
   一つは普通の、もう一つは大量にミルクと砂糖が注がれてた。
   どっちが誰に向けたものかは、一目瞭然。そのミルク入りの方から……
   薬品のにおいがしたんだ。
元親:ひぇぇぇ……毒かよ。
佐助:俺もそう思った。ああ、ついにうちの子も狙われましたか、と思ったよ。
   そのまま捨てても良かったんだけど、ちょっと細工をしてやろうと思ってね。
元就:細工?
佐助:紅茶をたまたま見抜いたからって、狙われてると知れた以上、危ないのは確か。
   だったらひとつ、はまったフリをしてやろうってね。
慶次:アンタもよくやるねぇ~(苦笑)
佐助:竜の旦那とか大広間にいたけど、その目を盗んで人形置いてくるくらいなら
   仕事柄楽勝だし。あとは部屋に戻って死んだふり。迫真の演技だったでしょ♪
幸村:………(睨)
佐助:……(咳払)
政宗:熊に襲われる前に、死んだふりをしたって訳か。
佐助:そ。あとは部屋に旦那だけいる時に事情話して、部屋を燃やして
   俺たちはどろんって寸法。まぁ事情話したときすっげぇ怒られて、
   半殺しの目にあったんだけど……(遠い目)
幸村:当たり前だたわけめ!せめて前もって話してから行動に移さぬか!
佐助:だって旦那、芝居とか絶対できないじゃん……(呟)
幸村:くっ……!
政宗:まぁ落ち着けよ。こうして四人が消えたって事だな。
   事情は分かったけどよ、どうしても気になることがある。
元親:なんだよ?
政宗:幸村に紅茶持って行った奴は、いるってことだよな?
元親:あ……。
佐助:そう。だから俺、正直今も警戒してんだけど。
元親:よぉし、全員目を瞑れ。怒らないから、やった奴は正直に挙手!
元就:小学校か……。
幸村:(挙手)
佐助:…………………………はい?
政宗:なんでてめぇが挙げんだよ。
幸村:屋敷を探索していたおり、瓶の一杯有る棚を見つけてな。
   白い粉があった故、これは砂糖だと確信し、注いで部屋に持って行ったのだ。
元就:それは……地下の薬品庫か?
佐助:ちょっと待ってよ……。じゃあ何!?自分で入れたって訳!?
幸村:あ、危ないものだとは思わなかったのだ!
佐助:何この徒労…………(泣)
慶次:まぁ、ここまでは一応解決、かな?

――事件その4
政宗:小十郞の時は、一体何だったんだ?水に浸かった人形があったから、
   俺ぁてっきり……
元就:伊達が大騒ぎで、もの凄く面倒くさかったのだぞ。
政宗:Shut up!!!!
小十郞:も、申し訳ありません……。その……私は広間を捜索していたのですが、
    人形をたまたま手に取ったときに、前田の毛がちらと見えたもので……
慶次:毛……。あのさ、せめて「髪」とか「ポニーテール」って言ってくんない?
小十郞:不審に思って、急ぎ後を追ったのです。その時に人形を放り出し……
政宗:偶然glassにdive inってか……(呆)
幸村:おぉ!お見事でござるな!
小十郞:きょ、恐縮です……。その後前田を捕らえて事の次第を聞き出し、
    急ぎお知らせしようと戻ったものの、政宗様のご様子に出て行くに行けず……
元就:あれだけ取り乱しておれば気まずいのも頷ける。
政宗:Nooooooooo!!!!乱してねぇえええええええ!!!!!

――
久秀:つまり、双方の「騙し合い」と「うっかり」が生んだ結果という訳だな。
政宗:今まで黙ってたくせに、適当にまとめんな!
久秀:いいのか?私にそんな態度をとって。折角「謎」を解いて差し上げたというのに。
元就:何!?
久秀:答えははっきりと、これに載っていたのだよ。
政宗:また「島の名物料理百選」か……。
佐助:へぇ。夕御飯に食べた奴とか、レシピが載ってるんだね。便利かもなぁ。
久秀:この中に登場する有るものが、祭壇にあいた穴の大きさと、
   ぴったり合致するのだよ。
元親:ホントだ。なんか一個ねじ込んであるぜ。なんだこりゃ?
慶次:アンタ、今試しにやってみて気づいたのか?
久秀:「やってみよう」の精神は大人にこそ必要なのだ。
小十郞:てめぇの場合は、自重して欲しいことが多い気がするがな。
久秀:あの歌を思い出して貰いたい。「七つの首を並べる」とは何か。
   そこで、だ。卿等は丁度七人。その………頭文字をとってみたまえ。
政宗:だ……?
幸村:「さ」でござるな♪
佐助:俺も「さ」か。
元就:も。
慶次:「ま」だね。
小十郞:か……。
元親:ちょ?
佐助:さ………。か……。あぁっ!もしかしてコレ!?
久秀:そう。この笹蒲鉾を餅でくるんだ、上品な味わいのおつまみ、「ささかまもち」だ。
小十郞:確かに、形も大きさもぴったりだぜ。
元就:よし。早速七つ、用意しろ。
佐助:なんで俺に言うの……。
元親:お前が一番作るの早いだろ。
佐助:………。(溜息)

――数分後
佐助:出来たよ~。
政宗:よし。早速入れてみようぜ。
幸村:でも、ちょっと勿体ないでござるな。
元親:つまみ食いすんなよ。
幸村:そ、そんなことせぬ!
小十郞:よだれを拭いてから言え。

ご、ごごごご……

元就:開いた……。
元親:おっしゃ!早速お宝って奴を拝みに行こうぜ♪
政宗:ちょっと待て。
元親:なんだよ?
政宗:どうも腑に落ちねぇことがある。
元親:腑にって……。みんな揃ってるし、扉は開いたし。万事解決だろ?
政宗:イイか……よく考えろ。「ささかまもち」だ。
   真田の「さ」。猿飛の「さ」。片倉の「か」。前田の「ま」。
   毛利の「も」。長曾我部の「ち」。
幸村:うむ。その通りでござるな。
政宗:「だ」が何処にも無ぇだろうがぁあああああああああああああああ!!!!!!!
佐助:あ。
慶次:そういえば……。
久秀:単純に忘れられていたのだろうな。
政宗:っざけんな!俺一位だぞ!何をどうしたら忘れられるんだよ!(地団駄)
小十郞:政宗様。きっと正解は「ささかまもちだ!」です。きっと!
政宗:小十郞。気持ちは嬉しいが、あんまフォローになってねぇ……(泣)
元親:まぁ細かいことはイイじゃねぇか。さっさと行こ……

――ぱんぱかぱ~ん

政宗:Ah?
幸村:どこからともなく……
小十郞:安っぽいファンファーレが……。
半兵衛:いや~、おめでとう。よく此処まで辿り着いたね。

一同:…………出た。

半兵衛:「出た」とはご挨拶だな。折角商品を紹介するマスコットボーイとして
    お出迎えしてあげたのに。
政宗:無駄に星を撒きながら登場すんな。
佐助:つかアンタ今回設定上死んでんじゃないの?俺様、心の底から嬉しかったんだけど。
半兵衛:熱烈なエールにお答えして、特別出演さ(輝)
元就:誰だ、えーるとやらを送った輩は。我が直々に成敗してやる。
半兵衛:そんなに喜ばれると困ってしまうな。よし、ここは奮発して、
    みんなに宝を差し上げよう。
元親:マジかよ!へ~、お前もたまには粋な真似すんじゃねぇか♪
半兵衛:秀吉。例のものを用意して。
慶次:ごめんな、秀吉。俺もいろいろ画策してみたんだけど……
秀吉:何、慶次の所為ではない。我もこの作戦に便乗していたのだから……
半兵衛:秀吉?聞いてる?
秀吉:む!い、今用意する!(走)
お市:あ……。
政宗:どうした。
お市:大猩猩様………だわ。
政宗:Ha?大猩猩って……
慶次:秀吉が?
小十郞:猩猩とはそもそもオランウータンですからな。
政宗:なんだよ!つまりゴリラってことかよ!あ~……くだらね。
秀吉:も、持ってきたぞ半兵衛!
半兵衛:じゃあ、いよいよお目見えだよ。君たちに差し上げるお宝、カーテンオープン♪

「麗しき僕の像vol.2だよ!」

一同:………………………………………………。
半兵衛:麗しすぎてどうしようって感じだよね。いっそ僕が欲しいくらいだよ。
    ちなみに麗しき僕の像は、プレミアムワンコインフィギュアとして登場するよ。
    商品をご希望の人は、僕の口座にどしどし二万円振り込んでくれ。
秀吉:半兵衛……さ、詐欺は、良くないと思うぞ……?
佐助:さ。団子買って帰ろうか、旦那。
幸村:誠か!楽しみでござるなぁ~♪
慶次:確か、橋壊されて帰れないんじゃなかったっけ?
元就:意地でも帰るわ。長曾我部、船を用意しろ。
元親:あ~……まぁ、手こぎボートくれぇなら作れっかな?
お市:(電話)長政様?……うん……うん……。お迎え……来てくれたの?
   はい………市……今すぐ帰るね……(嬉)。
光秀:そろそろ信長公禁断症状が出そうなので、お暇させていただきますね……ふふふ。
政宗:駆けずり回った挙げ句、ささかまもちから外されて……俺、何しに来たんだ?(沈)
小十郞:政宗様、今宵は飲みましょう。

――

こうして、私の大いなる活躍により事件は解決した。
だが、世の犯罪は尽きることがない。しかし、真実はいつもひとつ。
どんな謎が行く手を阻もうと、私は必ずそれを解いてみせよう………
まっちゃんの名にかけて。

政宗:誰だよまっちゃんって。
久秀:ひさちゃんのが良かったかな?
政宗:てめぇのことかよ!

 

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