忍者ブログ
戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2025.01.22,Wed
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 今元絢 - 2009.03.14,Sat
――サスペンスもどき。二話。
   死ネタ(?)はありますが、所詮ギャグです。

――夕食
元親:うぉお!?このキムチチーズうまっ!
政宗:このサラミも旨ぇな。Wainが欲しいぜ。
小十郞:春キャベツを甘味噌で煮る……と(メモメモ)
幸村:佐助ぇ……辛い……
佐助:あ~あ、蛸わさは辛いに決まってんでしょ。ほら、こっちのお豆なら甘いよ。
元就:この餅には笹かまがくるまっているようだな。
慶次:こっちの香草焼きもいけるぜ♪中にインゲンとかいろんな野菜入ってんだよ!
久秀:実に和気藹々とした食卓だな。
光秀:食事に食いつきすぎですよねぇ……本来の目的を忘れていませんか?
元親:辛気くせぇ顔して飯食ったら、飯にも作った奴にも失敬だろうが。
   第一、考えたって分からないものは分からねぇんだから。
久秀:やれやれ、開き直りかね。
元就:あのようなものを謎かけだって言われてもな。単なる歌にしか思えぬ。
幸村:確か……七つの玉を集めるとシェンロンが現れるとか何とか……
慶次:そんなジャンプみたいな話だったっけ……?
小十郞:「玉」ってのは宝石や宝そのものを表す言葉だ。
    例の仮面野郎が言ってた「祭壇に答えとなる物を捧げれば宝が手に入る」
    という内容を示して居るんだろう。
元親:捧げるのは何だって言ってたっけか?
佐助:確か……七つの、首。
政宗:首……。
久秀:そういえば……ここに招かれた卿たちは、全部で丁度七人だったな。
佐助:ちょっと……演技でもないこと言わないでよ。
政宗:てめぇの首捧げて宝手に入れても、意味ねぇだろうが。
久秀:まぁ、その通りだな(微笑)では卿はなんだと思う?七つの、人形の、首とは。
政宗:首ねぇ……。さっき聞いた伝承に則って考えるなら、「藁人形の首」ってのが
   妥当なんだろうな。
慶次:けど、藁人形なんて何処にあるんだ?あっても精々、
   さっき明智がふざけて使った奴くらいしか……
お市:市が一杯持ってるよ……(ごろごろろ……)
元就:着物から、大量の藁人形が転がり出たな。
元親:怖っ!
お市:持ってないと……不安なの。
政宗:だったら熊のぬいぐるみにでもしろよ。こっちが不安だろうが。
   まぁイイ。いくつか貰うぜ。
お市:うん……。首が七つ、必要なんでしょ……?イイよ……(斬)
幸村:!!!
元親:何のためらいもなく、人形の首を落としたぜ……
久秀:思い切りが良く、好感が持てるな。
元親:だから怖ぇってんだよ!
政宗:とりあえず、祭壇に置いてみるぞ。
元就:待て。
政宗:なんだよ。
元就:それが答えなら、貴様がその権利を得てしまうではないか。
政宗:まぁ……そうだな。けど実際、提案したのは俺だぜ。
   第一、こんな単純なことなら、わざわざこんな大がかりな企画するかよ。
元就:いいから我に貸すのだ!
政宗:(溜息)……好きにしな。
元就:ふん。……ほぅ。七つの穴が開いておるぞ。
小十郞:そこに嵌めりゃいいってことじゃねぇのか?
元就:……。では、ゆくぞ。(置)

――…………。

政宗:な?やっぱり何も起きねぇ。
元就:ぬぅ……。
慶次:そう落ち込むなって。他にも人形っぽいものくらいあるだろ。
元親:例えば?
慶次:人形……人型……。
幸村:あ!これも人型っぽいでござるよ!さっき配られた鍵でござる!
佐助:………何処が?
幸村:丸の下に棒。男子トイレのマークみたいでござる!
政宗:………。それは流石に無理がねぇか?
光秀:そう迷わずとも、一度実際に誰かの首で試してみたら如何です……?
一同:却下。
光秀:これは残念………くくくく……。
お市:ふふふ……。

――二号室
小十郞:政宗様。
政宗:起きてたのか。明日は朝から屋敷を捜索するってよ。
   とっとと寝とかねぇと、身が持たねぇぜ。
小十郞:はっ。しかし政宗様……お気をつけください。
    彼奴等、表面上は協力的な態度を見せておりますが、同じ宝を狙う者同士。
    時折不穏な空気を見せる者がおりまする。
政宗:邪魔なRivalを排除しようってか。
小十郞:特に、宝に異様な執着を見せる毛利、何を企んでいるか分からぬ忍には
    ご注意くださいますよう。
政宗:確かに、あいつ等なら何をしでかすか分からねぇもんな。
小十郞:世話人と言ってはおりますが、この屋敷の人間も信用なりませぬ。
政宗:ま、全員危ないってこったな。……心配無用だ。
   独眼竜は伊達じゃねぇ。そう易々とつぶされねぇよ……You see?

――四号室
元親:はぁっ!?なんでそんなこと……
元就:どうせ貴様一人では何も出来まい。我に従っていれば、それで良いのだ。
元親:………。毎度毎度勝手なこと言いやがって………
元就:それとも、我に刃向かうか?
元親:ぐっ……
元就:分かればよいのだ。さっさと支度にかかれ。
元親:………………。へっ………調子に乗ってられるのも今のうちだぜ。
元就:……何?
元親:お前は俺を見くびりすぎだって言ってんだよ……(微笑)

――五号室
慶次:気が乗らねぇなぁ……。けどま、こっちにはこっちの事情があるってわけで。
   悪いな、みんな(笑)

――七号室
幸村:おぉ!元就殿の言うとおり、笹かま餅もいけるでござるな♪
佐助:ねぇ旦那。やる気あんの?
幸村:む?
佐助:俺、あんたの夜食作るために一緒に来た訳じゃないんだよ。
   大将の為に、どうしても宝が欲しいっていうから付いてきたんだ。
   でなきゃ、こんな危ない旅行になんて誰が来るかっての。
幸村:危ない?宝探しとは、楽しそうではないか♪
佐助:(溜息)やっぱり、全然分かってないんだね……。ま、最初から期待してないけど。
   ……でも、俺はやっぱり宝を見つけたいって思うから。
   そのためには何でもするよ。
幸村:……?
佐助:どぉんな事でも、ね(微笑)

――一号室
久秀:美しいな。
お市:え……?
久秀:おや?いたのかね。
お市:頼まれた紅茶を……持ってきたの。
久秀:ああ、そこへ置いてくれ。卿も思うであろう……美しい夜だと。
お市:うつくしい、夜……?
久秀:奪いたいという欲の気に満ち溢れている……なんとも、イイ夜だ。


――翌朝
謎声:………るぁああ………
政宗:………Ah?
謎声:漲るぁああああああああああああああああああああああああ………
政宗:………。

――大広間
政宗:お前な、朝からでけぇ声だすんじゃねぇよ。最悪の目覚めだったぜ。
幸村:仕方なかろう。朝の雄叫びでござる。
政宗:鶏かてめぇは。Joggingでもしとけ。
久秀:朝から何をもめているのだ。(もぐもぐ)
元就:少しは静かに出来ぬのか貴様等。
幸村:元就殿、松永殿、おはようございまする。
小十郞:もう朝飯か。随分早ぇな。
光秀:他の方々の食事も出来ていますよ………。さぁ……赤いしずくの滴る
   朝食を……お召し上がりください……ふふふ……
政宗:普通に出せ、普通に。
幸村:完熟トマト、美味でござるなぁ♪
慶次:おはようさんっと。あれ~?もう殆ど集合してんじゃん。
政宗:外から帰ってきたみてぇだが……お前、何してやがったんだ。
慶次:そういう疑いの眼差しやめろよなぁ。単なる朝の散歩。
   この屋敷の庭広いよな~。本島の方には渡れなくなってるけど、
   屋敷の周りぐるっと一周するだけで、偉い時間がかかったよ。
小十郞:全部みてきたのか?
慶次:あくまで「屋敷の周り」はな。庭の奥の方は、ろくに手入れもしてないみたいで
   殆ど森。流石に見に行く気力なくしちまったよ。ついでに小雨も降ってきたしさぁ。
幸村:雨、でござるか?
政宗:そういやパラついてんな。
佐助:ただいま~。いや~、参った参った。急に降ってくるんだもん。
幸村:佐助!朝から居らぬと思うていたら、外に行っていたのか!?
佐助:うん。朝の偵察。
久秀:日課も人それぞれだな。(もぐもぐ)
慶次:さ~て、朝ご飯っと……あれ?元親は?
元就:………。何故我に訊く。
慶次:いや、なんとなく(苦笑)あ~でも、そっか。お前西館だもんな。
   俺が部屋出るときは、まだ部屋に居た感じしたんだけど……幸村達知ってるか?
幸村:むぅ……わかりませぬ。
佐助:他人の部屋まで覗かないもんねぇ。
政宗:大方、まだ鼾かいてんだろ。放っとこうぜ。
元就:同感だ。
幸村:某、起こしてくるでござる♪(走)
佐助:あ~あ、普段起こされる側なもんだからはしゃいじゃって……(追)
久秀:朝から元気の良いことだな(もぐもぐ)
政宗:アンタも朝からよく食うな……。
久秀:何、朝食は一日の基本だ。これくらい普通だよ。あ、ミロを取ってくれるか?
お市:はい……。あら……?
政宗:どうした。
お市:何か、祭壇の所に……置いてある……
政宗:祭壇……?………っ!!!!?

――祭壇の上に置かれていたもの。それは……
  粉々に割れた、何かの破片。
  その中に力なく倒れる、藁人形だった。

元就:明智。こんな所にこんなものを放置するな。
光秀:私じゃありませんよ……そんなつまらない使い方はしません……
   私ならそう……信長公と同じ髭をつけ……信長公と同じフルアーマーを……(悦)
政宗:じゃあ、アンタのか?
光秀:無視しないでくださいよ……興奮するじゃないですか。
お市:ううん……市のじゃ……ない。市はこんな詰めの甘い人形……使わない……
慶次:じゃあ、こいつは一体……

――ひぁあああああああああああ~!

元就:なんだ?あの間の抜けた悲鳴は。
慶次:お~い、どうした~幸村?
幸村:た、大変でござるぅうううう!!!!!皆、早う来てくだされ!!!!
政宗:……Ah?

――六号室
政宗:っ………。
久秀:ふむ。

粉々に割れた、何かの破片。
その隣に力なく倒れる、鬼の姿。

幸村:も、元親殿ぉ……。
慶次:何だよ……コレ。死んでんのか……?
佐助:俺たちがドア開けたときにはこの有様。壺か何かで頭ぶん殴られたみたいだね。
政宗:おい!元親!返事……
小十郞:……ん?政宗様。何か……妙な音が聞こえませぬか?
政宗:音?
佐助:そういえば……しゅ~って風みたいな音が……
慶次:まさか……が、ガス漏れ!?おい、これって爆発とかするんじゃないのか!?
幸村:ば、爆発!?
政宗:まずい!一端離れるぞ、ドア閉めろ!

――ドアを閉めたとたん、けたたましい破裂音が数回響き渡った。

幸村:が、ガス爆発でござる~!!!
小十郞:落ち着け。爆発ならとっくに戸が吹き飛んでる。
幸村:……?では……この音は?
慶次:開けるぞ。(開)……これだよ。風船と空気入れ。
久秀:風船?
慶次:ったく、元親も達の悪い悪戯すんなよな~。
佐助:え?何?結局変態執事と同じ悪戯だったわけ?
政宗:そういうことだろ。おい、元親。巫山戯てねぇで出てこい!

――しかし、部屋には誰の姿もなく……

政宗:何だ……これは?

――残されていたのは、割れた破片と、あたりに散る紅。
  そして………その紅で書かれた文字。

 「初音ミク返せ」

一同:………。
佐助:え~っと。これって……
久秀:ダイイングメッセージだ。
佐助:え~……これ、そうなの?
久秀:血文字で途切れ途切れに書かれた言葉。ダイイングメッセージに他ならないだろう。
慶次:なんでちょっと嬉しそうなんだよアンタ……(呆)
   いや、ダイイングったって、当の死人?が何処にもいないぞ。
政宗:それ以前にこの内容だ。ミクって……あれだろ。
元就:最近長曾我部が偉く気に入っていたツインテールの女のキャラクターだ。
政宗:死に際に書くことか……?それ。
元就:オタクが最後の気力を振り絞って書いたのだ。さしたる不思議もあるまい。
慶次:そ、そうかなぁ~?つかアンタ、勝手に死人にすんなよ。
   腹が減れば、ふらっと帰ってくるさ。

しかし、日が高く昇る刻になっても、彼は戻らなかった。
私は他の者が部屋に入ることを禁じ、現場を保存することにした。
おそらく、彼はもう戻ることはない。刑事の直感が、そう告げていた。

――大広間・昼
元就:貴様の直感は、当てにならぬと思うがな。
小十郞:直感に頼って、誰彼かまわずダウトを言っていては、永久にあがれないぞ。
政宗:何してんだ?お前等。
幸村:トランプでござる♪順番に数字を言いながら裏向きにカードを出して、
   嘘を言っていると思う人の所で「ダウト」と叫ぶのだ。
久秀:私に人を信じろ、とでもいうのか?滑稽だな。
佐助:格好つけんのは良いけどさ、あんたカード何十枚持ってんだよ。
   懐疑心の固まりだから、ビリ確定だね。
久秀:………。
慶次:ちょっと涙ぐんじゃったじゃないかよ~。そういう冷たい言い方すんなって。
   まだ大丈夫!勝負はこれからこれから!
政宗:真剣にやる気ねぇんなら帰れよお前等……。
慶次:そうカッカすんなって。俺等だって考えてるぜ、いろいろ。
佐助:そりゃ、お宝は欲しいもんねぇ。
元就:何も考えず遊び呆けているフリをして油断を誘う……これも策の内。
小十郞:口に出したらばれるだろ。
元就:!!!
政宗:宝もそうだが、人が一人消えてんだぞ。トランプって……呑気にもほどがあるぜ。
元就:貴様、よもや「大猩猩の呪い」だ等という戯れ言を、信じたのではあるまいな?
政宗:いや、俺だってんなくだらねぇこと信じてねぇけどよぉ……
   元親の部屋に入ったとき、窓の外に、ちらっと……
小十郞:何か、いたのですか?
政宗:なんかこう……でかい人影みたいなものが見えたんだよ。
一同:……。
元就:………はっ。
政宗:鼻で笑うな!
幸村:だ、大猩猩様等おらぬ!元親殿ならきっと大丈夫でござるよ!
  「金が無ぇ時は、よっちゃんイカで三日間生き延びたぜ」
   とおっしゃっていたお人だ。
元就:そうだ。馬鹿は死なぬ。
政宗:Positiveだな……。
佐助:人にカマ掛けてるけど、竜の旦那こそ何か謎解きの糸口でも見つかったの?
   あ?それとも、仲間に入れて欲しいとか?
政宗:斬り殺されてぇかてめぇは……。
佐助:お~怖(笑)……ま、少なくとも俺様は何にもしてない訳じゃないよ。
   鬼の旦那が無事だって根拠も、謎解きのヒントも得てるから、
   余裕かましてるんだ~♪
政宗:なっ!
幸村:そうなのか佐助!?
佐助:まぁね。俺様天才だし~♪……これ、見てみなよ。
幸村:部屋の、鍵?
佐助:そ。旦那が「男子便所のマークだ」って言ってた鍵。
   その頭んとこよ~く見てみて。
慶次:なんか、微妙にくぼんでるな。
佐助:自分の鍵と比べてご覧よ。
慶次:ん~……あれ?俺のはなんか、小さい宝石みたいのが付いてるぞ!
佐助:そ。地味でくすんだ宝石だから気にとめなかったけど、この窪みの所、
   最初は俺様のもちゃんと宝石が付いてたんだ。けど、それが無くなってる。
   多分、他のもいくつか無くなってるんじゃないかな?
元就:む!我のも無いぞ!
小十郞:俺のも無くなってるぜ。
佐助:竜の旦那のは、まだ付いてるみたいだね。部屋の鍵だし、
   基本的にみんな自分で常に持ってる。手放したのは、さっき。
   ほんの三十分程。みんなで鬼の旦那を捜しに、外へ出たときだ。
元就:確か、まとめてメイドに鍵を預けたのだったな。
佐助:落とすと困るからってね。メイドさんは、そこの棚に一纏めにしておいておいた。
   俺たちは出かけてるし、屋敷の敷地には、他人が出入りできない状態。
   盗まれる心配もないと思って、ろくに見張ってなかったんじゃない?
お市:ごめんなさい……みんな市の所為……
慶次:あ、別にせめてるわけじゃないからな。
佐助:最初はメイドさんか変態が盗ったのかと思ったけど、そんなことしても
   彼等には無意味だし、俺様達が島に来る前に、いくらだって出来た筈。
幸村:ややこしくてよくわからぬ。つまりどういうことなのだ?
佐助:旦那の「男子便所発言」を真に受けた奴がいるってこと♪
政宗:Ha?
佐助:この鍵は、丁度七つ。それを人型に見立てた時、頭の部分に位置する宝石も七つ。
   ついでにそれは、祭壇に開いてる穴に丁度収まりそうな大きさ。
   これが、「祭壇に捧げる物」の答えなんじゃないかってさ。
幸村:おぉお!
小十郞:確かに、ありそうな話だな。
佐助:俺様には、これを「人形」って考えるのは無理があると思うけど(笑)。
   で、他人の鍵も手に入れたいけど、貸してっていったら怪しまれる。
   なんとかばれずに宝石だけ奪いたい。そして、全員が外に出る状況を作り出した。
政宗:ちょっと待てよ。俺たちは全員あの時一緒に居たぜ。
   鍵にちょっかい掛けてる隙なんて無かった筈だ。
佐助:誰かさんを除いては、ね。
慶次:誰かさんって………あ!
佐助:そ。鬼の旦那本人。でも時間が足りなくて、全部は盗めなかった。
   きっと今もどこかに隠れ潜んで、隙を伺ってるんじゃない?
幸村:成る程~!そういうことでござるか~!
元就:…………。
小十郞:けっ。無駄な心労だったぜ。
久秀:なかなかの推理力だな。私の足下程には及んでいると思うぞ。
政宗:悔しいなら悔しい素直に言えよ。顔引きつってんぞ。
元就:兎に角、事件性は薄いと言うことだ。まだ日暮れまで時間もある。
   各が好きなように行動すればよい。

トランプを引き上げ、彼等はそれぞれ手がかりとなりそうな物を探し始めた。
私にはそれに加わる理由は無い。夕食時まで広間で待つことにした。
傍らの台に一杯の茶を置き、書物を広げ、長椅子に腰を下ろす。
ふと目にとまった祭壇の隣には、例の藁人形が放置されていた。

久秀:七つの首……か。
 

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア

WEB拍手です。

最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
今元絢
HP:
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]