すっかり時事ネタ遅れになってしまいましたが、
来年までとっておく程の物でもないため、
一応のせてみたいと思います。
政宗:Uh……なんだよこの混雑は。折角三箇日を外して初詣に来たってのに、
こんなに人が居たんじゃ意味ねぇな…
小十郎:まぁ考えることは皆同じと言うことでしょうな(苦笑)
政宗:さっさと賽銭だけやって帰ろうぜ……
元親:あれ?伊達も来てんのか。あけおめだぜぃ!
元就:奇遇だな。今年も宜しく頼むぞ。
元親:元就……俺には「今年も宜しく」は愚か、新年の挨拶もくれなかったのに……
元就:貴様に宜しくされたくないからな。
元親:……(泣)
政宗:よぉ、A Happy New Year!お前等も初詣か?
元親:いや、正確には「初」じゃねぇな。うちの軍の奴と、元就のトコの奴等とで
厳島の方に行ってきたからよぉ。
元就:こやつが行く行くと喧しいので、仕方なく、な。
政宗:相変わらず仲イイのな……
小十郎:政宗様!やはり小十郎めの今年の願いは御友人を……
政宗:イイから!気持ちだけ受け取っておく!
幸村:うおぉおおおおおおおお!!!!!!(走)
元就:ん?今駆け抜けたのは真田か?
信玄:ふはははは!!!甘い、甘いわぁああああああ!!!!(走)
政宗:危ねぇな……何走ってやがんだアイツら?
佐助:お?皆さんお揃いで。あけましておめでとうございます~♪
元親:ああ、おめでとさん。ところで、何をあんなに急いでるんだよ?
佐助:ああ……「お館様ぁあ果たして見せましょうぞぉおお」って聞かなくてね……。
境内は走っちゃ駄目だよって言ってんのに……。
元就:何を果たすのだ。既に三箇日は過ぎておるぞ。
佐助:あれ?知らない?ここの神社、妙なおみくじやってるんだよ。
政宗:おみくじ?吉だ凶だっていうアレか?
佐助:そう。三箇日過ぎると客が減るでしょ。賽銭増やすためなんだろうけど、
四日からのおみくじの中に一つ、「超大吉」ってのが混じってるんだってさ。
政宗:超、大吉……?
佐助:それを引き当てた人には、今年一年、目も眩むような幸運が訪れるって。
元就:くだらぬ……
元親:うぉおお!!!超欲しい!!!行くぞ、元就!!!(走)
元就:こ、この……引っ張るでない馬鹿力め!!!
佐助:あ~あ、オクラの旦那、半ば宙に浮いてるよ。じゃ、俺は真田の旦那達を
何とかしなくちゃならないから、お先に~。(消)
政宗:That's ridiculous……んなくだらない者のために体力消耗するなんざ……
小十郎:「これだと思ったものの右側のクジを引くと当たる」という裏技、ご存じですか?
政宗:引く気満々か……。ま、一応行ってみるかな?
半兵衛:さぁさ、お布施はこの箱の中に頼むよ!
秀吉:お、押さないで欲しい!まだまだおみくじはある……ぬぉ!(転)
政宗:Uh……?
小十郎:政宗様、何か問題でも……?
政宗:今マジンガーZ並みにごつい巫女が居たような気がしたんだが……気のせいか。
幸村:おぉ……政宗殿……あけましておめでとうでござる……
政宗:Hey!どうした幸村、さっきはあんなに張り切ってたじゃねぇか。
幸村:某のおみくじ……「こきち」だったのだ……。
政宗:「しょうきち」な。
幸村:佐助はどうだったでござるか!?
佐助:生憎俺様中吉だよ。中途半端だねぇ~。
政宗:ま、良かったじゃねぇか。
幸村:超大吉でなければ意味がないのだ!お館様の御上洛を実現するために、
この幸村、何度でも50円を払い、おみくじを引き続けましょうぞ!
政宗:くじ引く前に、鍛錬に励めよ。
元親:なんてこった……
政宗:なんだよ、お前もへこんでんのか?
元親:俺、5年連続「凶」だぜ……。これ、凶しか入ってねぇんじゃねぇか?
元就:悪いが、我は大吉だ。
元親:……。
元就:まぁ、我にはこのようなクジなど、無に等し……
元親:……。
元就:……。ええい、羨ましげにじろじろ見るな!このような物、くれてやるわ!
元親:元就ぃ~(感涙)
政宗:新年早々ときめきメモリあってんじゃねぇよ鬱陶しい!!
元就:妙な誤解を招く発言をするな!!
元親:そうだ!!メモリアルの美少女達に謝れ!!
政宗:そっちかよ!!Ah~……お前等と付き合ってると日が暮れるぜ……。
次は俺の番だな。さっさとクジ、引かせて貰うぜ。
小十郎:政宗様、是非とも超大吉を引き当ててくださるよう祈っておりますぞ!!
政宗:どうでもいいぜ、んなくだらねぇもん………あ。当たっちまった。
幸村:どどどどれだぁぁあ!!見せてくだされ政宗殿ぉおおおおお!!!
政宗:ばっ!!押すんじゃねぇよ!!
佐助:どれどれ~?へ~ホントだ!凄いね、竜の旦那♪
元親:良かったじゃねぇか!これでダチも少しは増えるなぁ!!(笑)
政宗:お前はホントデリカシーがねぇな……
元就:やたら「超」の字が大きいところに安っぽさを感じるな。大安売りの広告のようだ。
佐助:安売り!?
元就:反応するなと言うに。
政宗:どうすっかな……俺、別にそこまでおみくじに思い入れもねぇし、
なんなら幸村にやっても構わな……
かすが:もらったぁ!!(ばびゅん)
政宗:なっ……!今のは、上杉の忍びか!?
佐助:お~、かすがかぁ。あけましておめでと~!
幸村:手を振っている場合ではないぞ佐助!超大吉が盗まれてしまったではないか!
佐助:レディーファーストっていうの?まぁ日頃報われてないんだし、
たまにはかすがに花持たせてあげてもいいんじゃない…?
幸村:新年早々不正を許すわけにはいかぬ!お館様の超大吉、返すのだぁあああ(走)!!!
政宗:俺、まだ皆まで言ってねぇのに、既に自分の物扱いなんだな…(呆)
かすが:謙信様ぁあああ!!!此方を、此方をご覧下さい!!
このかすが、見事超大吉を手に入れて参りました!!
謙信:ちょうだいきち?それはいかなるものなのですか…?
かすが:はっ。この神社に古より伝わる強力な吉兆をもたらす神籤にございます。
これで天下は、謙信様のものにございます!!!
謙信:おぉ、それはそれは……
氏政:隙ありじゃぁあああ!!!
小太郎:……。(しゅば!)
かすが:なっ、神籤が!おのれ風魔小太郎。返せ!
小太郎:……。……(詫)
かすが:丁寧に頭を下げても許さないものは許さない!それは謙信様のものだ!!
氏政:神籤の力で、肩こり腰痛便秘に深爪、儂の悩みが全て解消じゃ!!ゆくぞ風魔!!
かすが:おのれ小癪な……
謙信:よいのですよ、うつくしきつるぎ。
かすが:しかし謙信様!!
謙信:わたくしはすでに、だいきちをげっとしています。それにはこうありました。
「まちびと きたる」と。おつげどおり、そなたはしょうがつやすみというのに、
こうしてきてくれたではありませんか。
かすが:け、謙信様ぁあああああああああああ!!!!
謙信:さぁ、しろへもどりましょう。いわいざけが、たくさんよういしてありますよ。
かすが:謙信様あぁぁあああああああああああああ!!!!
氏政:さぁ、それを此方へ渡せ風魔。
小太郎:……(頷)
蘭丸:いよっと!(しゅば)
小太郎:!!!!
氏政:何と!矢に神籤が攫われるとは!
蘭丸:へへ、馬~鹿。このおみくじは信長様の物なんだよ~だ。じゃあな~♪
氏政:おのれ小童……風魔、直ぐに追うのだ!
小太郎:……。
氏政:何をほのぼのしておる!お主、見かけによらず子供好きか!?さっさと追えぇえ!
光秀:はい……そのピンクのを……。そうです……恋・愛・成・就ですよ……ふふふ……。
相手……ですか……?嫌ですねぇ……そんな野暮なことを訊くなんて……くくく。
濃姫:蘭丸君ったらどこへいったのかしら?勝手に歩き回っちゃ駄目よって言ったのに。
光秀:この声は……帰蝶…?ということはまさか……!!!
信長:是非もなぁしぃ。
光秀:信長公ゥゥウウウゥゥウウウ!!!!あけましておめでとうございますゥゥウウウ!!!
蘭丸:変態退散(しゅば)
濃姫:蘭丸君!どこへ行ってたの?
蘭丸:ちょっと用があって……心配掛けてごめんなさい。でも、凄いですよ濃姫様、
この神社の破魔矢。さっそく役に立ちました♪
濃姫:まぁ、ホントね。私も厄除け守り買っていこうかしら。
蘭丸:是非そうして下さい!あ、信長様、お土産があるんですよ♪
信長:これはぁ……超、大吉だとぅ?……。
蘭丸:あれ?黙っちゃった。信長様、いらなかったんですか…?(沈)
濃姫:蘭丸君、上総介様は感動していらっしゃるのよ。ね?
信長:ぜ、是非もなぁしぃ…(照)
お市:また……凶……。これで……6度目。これも市のせい……。
長政:ええい!この神籤は凶しか入っておらのぬ出はないか!?責任者をだせぃ!
蘭丸:あ、長政。相変わらずやかましいな。
濃姫:こ、こんなに凶を引き当てたの……。で、でも市、これもある意味才能よ?
お市:慰めてくれなくていいわ……市には良いことなんて無いの……
失せ物出ず、病も癒えず、恋愛もわろし……
長政:れれれ恋愛ぃっ!?
お市:勿論……長政様のことだよ……?
長政:なんだ……それなら……良くはない!それが「わろし」では困るではないか!
お市:ごめんなさい……でも市は何度引いても……凶しかでないの……(泣)
長政:うぉおおおお!!!!私が大吉を引き当ててみせるぞ市ぃいい!!!(引引引)
信長:……(差出)
お市:兄様……?これは……ちょう……だいきち?貰っても、いいの……?
蘭丸:あ~!信長様、折角あげたのに……もがっ!
濃姫:蘭丸君、男子たる者、ここは我慢して譲ってあげるところよ。
蘭丸:う~……仕方ねぇなぁ。
お市:ありがとう……兄様……。
信長:……(咳払)丸~、綿菓子を買いにぃ行くぞぉ。
蘭丸:わ~い♪是非も無しです!
長政:何故に大吉が出ぬのだぁあああああ!!!!!(引引引)
お市:長政様、あのね……兄様が……
義元:ほほいほいほいほいほほい♪(風)
お市:あ!超大吉が……!飛ばされて……。酷いわ……なんでそんなことするの……(泣)
義元:ほっほ~♪このくじは、麻呂のようなやんごとなき人物にのみ相応しいのでおじゃ。
見事な輝きじゃのう、超大吉。麻呂のこれくしょんに加えるでおじゃ!
家康:忠勝、殲滅せよ!
忠勝:(ウィーン!ガシャ!チュドドドン!!!)
島津:加勢するど、忠勝どん!(斬)
義元:な、なにしやがるのでおじゃ……(焦)
島津:馬鹿もん、おなごの物を取る奴があるか、男らしくないのう。
家康:さ、それをお市様に返……(飛)何!?風に飛ばされてしもうた!
長政:い、市……漸く出たぞ……大吉……。
お市:長政様!
長政:これで……浅井家も……安泰……(がくり)
お市:長政様ぁ!
家康:なんで神籤を大量に引いたくらいでそんなに消耗しているのだ……?
兎に角お市様、超大吉は儂等が取り返してやるぞ!
お市:いいの……。
家康:な、なせじゃ!?大事な物なのじゃろう!?
お市:兄様の気持ちも……長政様の気持ちも……とても……嬉しい。
超大吉が無くても……きっと市は……大丈夫……。それが……わかったわ……。
長政:市ぃ~(感涙)
久秀:(ひらひら)おや?これは何かな?ふむ、超大吉か。………ひとつ爆破してみるか。
顕如:ま、またれよ!お主、その価値を知らんのか!?
金200!いや、500出そう!譲ってくれい!
久秀:ふむ……。それほど価値ある物なのか。これは美しい炎が見られそうだ。
顕如:何故に直ぐに燃やしたがるのだ!?いいから貸せぃ!うちの本堂に飾るのだ。
最近参拝客が減っているからな、イイ客寄せパンダになるぞぉおお!!!
久秀:他の神社の物で人を呼ぶのか?
ザビー:イタダキネ~!
顕如:はっ!しもうた!
ザビー:「チョウダイキチアリマス」ト宣伝スレバ~、サビー教ニモ信者ザクザクデ~ス!
久秀:卿等にはプライドという物がないようだな。
サビー:ナントデモイインシャイ!コレデ、借金モ返済出来……
いつき:成敗!(どごぉおおん)
ザビー:ナナナナナナニスルノ~!?乱暴ナ子供、嫌イヨ~!
いつき:おら見てたんだぞ。それ、さっき蒼い兄ちゃんが引いたおみくじだべ。
人の物取っちゃいけねぇだ!これは、おらがちゃんと返してくるべ。
ザビー:ソンナ~!!代ワリニサビ丸19号アゲルカラ~。
いつき:いらねぇだ。
久秀:ならば私が貰おう。派手な花火が上げられそうだ。
サビー:壊スノ前提!?
いつき:さぁて、蒼い兄ちゃんは何処に……あ!(飛)まずいべ!飛ばされちまっただ!
待ってけろ~(追)!!!
武蔵:お?なんか落ちてきた。おい、コレ落としたの、アンタらか?
利家:ん?おみくじか?そんなもん引いたっけか?
まつ:いいえ。犬千代様ってば、さっきから綿菓子やらリンゴ飴やら、食べてばかり。
利家:いやぁ、どれも旨いからなぁ。でも、まつの飯の方がずっと旨いぞ♪
まつ:もぅ、犬千代様ったら♪
武蔵:……。
利家:お!見てみろまつ、コレ超大吉だって!
まつ:まぁ!まつめも始めてみました。でも……私達には必要なき物。
利家:おみくじの力が無くとも、家内安全!
まつ:夫婦円満!
夫婦:我ら、最強夫婦!
武蔵:……。あ、違うんなら他当たるわ。
慶次:武蔵……武蔵!(こそ)
武蔵:お?慶次、何やってんだ?
慶次:利とまつ姉ちゃんに見つかんねぇよう隠れてんだよ。俺のこと探してたか!?
武蔵:いや、夫婦ビームを見せつけられただけ……(げんなり)
慶次:ん?お前さん、何持ってんだ?
武蔵:拾った。おみくじみたいだぜ。
慶次:超大吉…?そういやあっちで、盗られたって騒いでる奴等が居たなぁ。
いっちょ届けてくるわ。
武蔵:頼むわ。俺、達磨買いにいきてぇし。
幸村:はれ~?なんれ政宗殿が三人もいるのら~?
政宗:お前な……御神酒一杯でそこまで酔うか……?
佐助:あ、やっと見つけ……うわ!なんで旦那べろんべろんなの!?
政宗:上杉の忍び追ってる最中によぉ、喉が渇いたってんで給水所のノリで
巫女が配ってた酒、飲んじまったんだよ。
幸村:佐助も一杯いるでござる~分身の術れござるか~?
佐助:ちょっと旦那、しっかりしてよ!
元親:おい、お前等のくじ、拾った奴見つけたぜ。
元就:どうやら上杉の忍びは、間抜けにも落としたようだな。前田、渡してやれ。
慶次:よっ、あけましておめでとさん~♪
政宗:お前かよ……
慶次:そうあからさまに嫌な顔すんなって。福の神が逃げちまうよ~?
小十郎:政宗様はな、てめぇが友人が多いことを見せびらかすのが嫌ぇなん……
政宗:Shut up!!!!!(恥)
慶次:友人ねぇ……別に羨まずとも良いような気がするんだけどね。
政宗:だ、誰が羨んでなんざ……!!!
慶次:まぁまぁ、そういきり立つなって。折角落とし物を届けてやったん……あれ?
幸村:どうしたれござるか?さぁ、お館様の超大吉をぉおおお!!!!
慶次:………たははは!俺もどっかに落としたみてぇだ♪
政宗:こ、この野郎……。
慶次:ま、まぁ過ぎたことを悔やんでも仕方ねぇって!アンタらには大吉なんかなくても
いいこと一杯あるよ!俺が保障する!うんうん。
政宗:お前が保障してどうすんだよ!!!!いい加減そのふらふらした性格、
どうにかした方がイイんじゃねぇか、Ah~?
慶次:おいおい、正月から喧嘩はよそうって。俺、これからネネに正月の挨拶するため
イタコの婆さんに予約とってあるんだからさぁ。
元親:お?なんだなんだ?喧嘩か!?俺も混ぜろよ!
元就:くだらぬ……
幸村:おぉ!某もやるれござる~!
佐助:旦那は酔っぱらってるんだから駄目だってば!
政宗:今年も派手に暴れてやるぜ~、Ya-ha!!!!!
秀吉:ん……?こんなところに神籤が。誰かが落としたのであろうか……?
神樹に結んでおくとするか。
――今年もよろしくお願いします。
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