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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2024.11.26,Tue
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Posted by 今元絢 - 2008.03.21,Fri

元親:野郎共!すぐに準備しやがれぃ!明日に決定したぜ!
佐助:瀬戸内組揃って……何事?何が決定って?
元就:若い者が昼間から、縁側なんぞにたむろし、ゴロゴロしているのではない。
   ……花見に参るぞ。
政宗:Ah~?花見…?
元親:さっさと立ちやがれ!花見ったら花見なんだよ!
政宗:お前等が共通の意見を持つなんて珍しいな……。
佐助:ここの所出番なかったから、はりきってるんじゃない?
幸村:佐助~、花見と言えば、団子でござるな~♪
佐助:ちょっと……何その「にんまり」。別に花なんか咲いていようがいまいが、
   毎日のように食べてるじゃない……。
幸村:桜の元で食べると、感慨もひとしおなのでござるよ。
佐助:へぇ~……旦那にそんな機微があるとは思えないんだけどなぁ……(乾)
政宗:大体よぉ、唐突に言われたって困るぜ?こっちにだって都合ってもんがあるんだ。
元親:お前にだけは言われたくねぇよな。
幸村:(頷)
政宗:五月蠅ぇよ!兎に角、花見ってのは思い付きで行くもんじゃねぇ。
   うちの軍では、花見は新入りが仕切るって決まってんだよ。
   開花予想を逐一Checkして、料理を手配し、場所を取り……
元就:サラリーマンか。
元親:んなぐだぐだやってたら一番乗り逃しちまうぜ!俺だって野郎共との
   どんちゃん騒ぎはするぞ。だが、それはそれ。宴ってのは何遍やってもイイもんだ。
佐助:そんなに遊び回って、先月も領収書無くしたんでしょ?
   また金欠になっても知らないよ。
元親:う……。
佐助:うちはうちで宴会やるだろうし。まぁ、うちの場合、花見って言うより……
幸村:うぉやがださぶわぁあああああああ!!!!!!(ばきぃ)
佐助:軽い戦だけどさ。旦那~、自分で折った木は自分で片付けてよ。
幸村:う~む、去年の「叩いて殴ってじゃんけんぽん大会」を思い出して、
   つい気合いが入ってしまったでござる。
政宗:防御無しかよ。
元親:軍の奴等とも別の日に花見しろよ。こっちはこっちでやらねぇとなぁ、
   今年は花見できないで終わっちまう奴だって居んだぜ?なぁ、元就。
元就:ぐっ………。
政宗:Ha?
佐助:え?
幸村:む?
元親:満開に咲き乱れる桜の下で、気心知れた奴等と酒酌み交わしながら
   桜大福と花見弁当を食い散らかす!明るい笑いに溢れた宴!それが花見!
   本当は是非是非やってみたいくせに、言い出せない元就が可哀想だと思わねぇか?
幸村:なんと!それは大変でござるな。
元就:………。
佐助:ちょ……ちょっとぉ~?鬼の旦那~?それ以上言わない方が……
元親:軍の奴等が誘ってくれるんならまだしも、「くだらない事をするなと怒られる…」
   とでも思ってやがるらしく、全く花見の話を持ち出さねぇ。薄情な連中だぜ。
元就:貴様……。
佐助:旦那~、俺様達はあっちにいってようか~
幸村:?
元親:安心しろよ元就!寂しい思いなんかさせねぇからな。
   俺が完璧な花見をセッティングしてやるぜ!
政宗:おい……ここ俺ん家だぞ。暴れるんなら外で……
元就:焼け焦げよぉおおおお!!!!
元親:ぎゃぁあああああああ!!!!
政宗:畳がぁあああああああ!!!!

 


元親:い、いや~、晴れて良かったぜ!
元就:……。
元親:か、開花宣言通り、桜も咲き乱れてんなぁっ!な?
元就:……。
元親:う……。お、おぉ!流石に今日は混んでやがるな?でも俺はぬかりなく!
   ぬかり……なく……
元就:……。
元親:うぅっ!(泣)
佐助:毛利の旦那~、いい加減に許してあげたら?この人へこむと面倒なんだから。
元就:許す?何の話だ?我は何も怒ってなどおらぬぞ。
元親:も、元就ぃ~!!!じゃあもう……!
元就:何やら「果てになく腹立たしい風の音」が聞こえるが、そんなことは気にせぬ。
   真田、向こうに団子屋が出ているようだぞ。
幸村:う、うむ……(困)
元親:……。いない者扱い……(泣)
政宗:ひたすらのシカト。なんつーか、女子の喧嘩だな……。
幸村:元就殿、怖いでござるな(耳打)
佐助:図星を突かれた上、大々的にそれをバラされちゃ、腹も立つでしょうよ。
   まぁそれにしたって、全力で無視はちょっと可哀想だよね……。
元親:お、俺はこんなことでめげねぇぜ!大混雑の花見会場!ここで汚名返上だ!
   昨日のうちから場所取りしておいたんだぜ!最高の花見スポットを……あれ?
政宗:どうした?
元親:何してんだよお前ぇぇぇ(走)!
幸村:あれは……半兵衛殿?
半兵衛:やぁ、みんな揃って。相変わらず無知で無意味な人生を満喫してるかい?
政宗:こいつ斬っていいか?
佐助:どうぞ。
半兵衛:軽い挨拶に、熱くなっちゃいけないよ。それよりほら、団子食べるかい?
    ゴリラ印のバナナ味だよ~。店の奥でゴリラさんがせっせと作った………
元親:いらねぇよ!それよりお前!ここは俺が場所取りしておいた所だぜ!
   なんでちゃっかり露店なんか出してやがるんだよ!?
半兵衛:場所取り?なんの話だい?此処には何もなかったけれど。
元親:そんな筈ねぇよ!昨日の午後からゴザ広げてたんだぜ?
幸村:昨日の!
政宗:午後から!?
佐助:昨日って夕立無かったっけ……?
元親:おうよ!雨にも負けず、風邪にも負けず!……ふぇっきしっ!
政宗:汚ねっ。鼻水飛ばすなよ!
元親:……苦心して取った場所だ。だが、お前等が場所分からねぇといけないから
   迎えに行ったんだよ……。目を離したその数分に場所を取りやがるとは!
   一体どういう了見だ、コルァ!
半兵衛:……。君の言う場所取りっっていうのは、彼処の木に引っ掛かってる
    あの小汚いレジャーシートのことかい?
元親:俺のゴザぁあああああああ!!!!!!
佐助:これって……風で飛ばされたとか、そういうオチ?
政宗:だろうな。
元就:……何処までも使えぬ輩よ(呟)

元親:………。
元就:………。
政宗:へこんでる奴とキレてる奴。………なんだよ、このギスギスした花見は。
   俺、もう帰りてぇんだけど。
佐助:しっ。そういうこと言わないの。ほ、ほら!二人とも、桜も結構咲いてるよ~。
   七分咲きくらいかな~?綺麗だね~♪
元就:………。
元親:………(泣)
佐助:………。あ~……俺様も帰りたいかも……
幸村:何を申すのだ佐助!ここからが花見の本番!御飯を食べれば元気も出る
   というもの!よく申すであろう。花より……
佐助:団子ね。はいはい、用意してますよ。
政宗:流石オカン!ぬかりねぇな。
幸村:団子~♪おぉ!そういえば!さっき半兵衛殿が売っていた物も、
   お裾分けして貰ったでござるよ。
佐助:何やってんの!!!知らない人から物貰っちゃ駄目って言ったでしょうが!
幸村:し、知らない人では……
佐助:ろくなもんじゃないに決まってるんだよ!手製のしか食べちゃ駄目!
幸村:むぅ~……
政宗:あ、手製といやぁ、俺も煮物持ってきたぜ。味も二種類あってな(ぱか)
幸村:おぉ!旨そうでござるな!
佐助:へぇ~、流石竜の旦那。器用だね~。
政宗:ま、俺も自炊は好きだしな。こっちのは小十郎が……
元親:ふっ………ふふふ……
政宗:な、何笑ってんだよ、不気味な奴だな。
元親:料理がてめぇらの独壇場だと思ったら大間違いだぜ?
佐助:思ってないよ。つか俺様、料理が本業じゃないっての。
元親:こいつを見やがれぃ!
幸村:おぉ!重箱!もしやその中身は!
元親:ハハッ!笑って泣いて喜びやがれぃ!俺のお手製、桜餅だぜぃ!
元就:……。
佐助:あ。毛利の旦那、ちょっと反応した。
幸村:桜餅~……
政宗:おい、涎つけんなよ。
元親:昨日帰った後即行調理して持ってきたんだ!心して食えよ!(ぱか)
元就:……。
政宗:……。
幸村:桜……も……ち?
佐助:鬼の旦那ぁ……何?この、物体。
元親:えぇ!?だって、桜餅ってピンク色のやつだろ!?
政宗:これもしや……食紅で色付けた、餅か?
元親:い、いや……うちに食紅なんて無ぇから、紅ショウガの汁で色付けて……
佐助:昨日作ったって言ったっけ?……かぴかぴに乾燥してんだけど。
幸村:これは……流石に食す勇気が湧かぬでござるな……
元就:………。愚か者めが……。

幸村:はぁ~、旨いでござるな~♪
佐助:いつも食べてるのと変わらないでしょ。よくそんなに食べるね。
幸村:佐助の団子は、何個食べても飽きぬでござる♪そなたこそ天下一の団子職人よ!
佐助:喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか……。
元就:………。
幸村:政宗殿の煮物も旨いでござるよ!
佐助:うん、牛蒡が味染みてて旨いよね♪
政宗:どんどん食えよ。うちは牛蒡と葱はじゃんじゃん消費しないと、
   あっという間に埋め尽くされるからよぉ。
元就:………。
政宗:………。だぁぁっ!もう面倒くせぇな!いつまでむくれてんだお前は!
元就:我はむくれて等おらぬ。団子も煮物も美味だぞ。
佐助:そりゃどうも。ねぇ、毛利の旦那。……鬼の旦那、どっか行っちゃったよ?
元就:あのような愚民のことなど、我は知らぬ。(もぐもぐ)
佐助:……。やれやれ。
元親:大変だぜぇぇえええええええ!!!!!!(走)
幸村:何事でござるか!?
元親:さ……桜餅を……買いに……行ったんだが……(息切)
政宗:買いにいってたのか……(呆)
元親:ぴ……ぴーちゃんがいなくなっちまったぁぁぁぁ!!!!!
幸村:……?ぴーちゃん殿?
佐助:鬼の旦那が、ちょくちょく肩に乗せてくる、あの鳥のことでしょ。
幸村:なんと!あれは生きてたのでござるか!?某、飾りだとばかり思っていたぞ。
政宗:どんな飾りだよ。
元親:あぁぁああぁぁ……ぴーちゃんんん!!!!!
佐助:屋外に鳥をつれてきたら 、逃げて当然でしょうが。籠に入れておかないと。
元親:ぴーちゃんを籠の鳥なんかにするわけ無ぇだろ!俺達は仲間!
   自由に生きる仲間なんだ!
政宗:そのまま自由に大空へ羽ばたいちまった訳か。
元親:ぴーちゃん……(泣)
政宗:めそめそすんじゃねぇよ、気色悪い!Ah~……まだその辺にいるかもしれねぇ。
   とりあえず探してやるよ。
元親:伊達ぇぇええええ!!!!(大泣)今度仁王車、1ダース送るからなぁああああ!!!!
政宗:いらねぇし、暑苦しい面も近づけんな!ほら、行くぞ。(走)
元親:おぅ!(追)
佐助:見つからないと思うけどなぁ……だって鳥でしょ?(追)
元親:お前の鳥はいつも付いてきてんだろうが!
幸村:……元就殿?探さないのでござるか?
元就:……。我は知らぬ。
幸村:……。
元就:天罰とでも思い、少しは反省すればよい。彼奴は「でりかしー」というものを
   学ぶべきなのだ。毎度毎度ごちゃごちゃと世話焼き顔で寄ってきおって、
   此方にはひたすら迷惑千万……
幸村:春先でも、夜は冷え込むでござる。
元就:……?
幸村:加えて昨日は夕立。外に居続けるのは、大変な気合いと根性が必要であろう。
   かぴかぴの餅とて、料理の心得無き者にとっては、苦心の末に拵えた筈。
元就:………何が言いたい。
幸村:元就殿。確かに、元親殿は借金まみれの上、日夜漫画やアニメに耽り、
   現実を見ない上に、人の心の機微が分からぬ、迷惑なお人でもある。
元就:お、お前も大概なことを申すな……。
幸村:しかし、仲間と認めた者を想う心は、某も見習わねばならぬと思うのだ。
元就:……。
幸村:友の危機は、救うが武士の習い!いざ、参る!ぴーちゃん殿、何処にぃぃ!!!(走)
元就:……。くだらぬ。

利家:おぉ!あれを行くは、毛利殿ではないか!
まつ:毛利様?どうなさったのですか?きょろきょろなさって。
元就:!!!!………こ、これといって用事は無い。
慶次:なんだいなんだい、一人で花見とは、寂しいねぇ~。
   見ろよ、この大所帯。前田の花見は五月蠅すぎて困ってんだけどな。
元就:なっ……わ、我は寂しくなどないわ!……大体、貴様のその恰好はなんだ。
慶次:俺等も花見に来てんだけど、また半兵衛が秀吉扱き使って商売してっからさぁ。
   俺はちょいとその手伝い。団子をひたすら作れってんだけど、な~んかついでに
   妙な粉を練り込んでおけば売れるとか半兵衛が……
元就:そんなことはどうでも良い。
慶次:なんだよ~、自分で質問しておいて。
元就:黄色い鳥を見ておらぬか。
慶次:……?
元就:黄色の鳥だと言っているのだ。
慶次:あ~……アンタいつも険しい顔してんもんなぁ……。
   でもな、幸せを運ぶのは青い鳥だぜ?
元就:誰がチルチルだ。そんな珍妙な鳥に頼るほど浅はかではない。
慶次:悪いが、見てないな。大事な鳥なのかい?
元就:ど……どうでもいい鳥に決まっておる!
慶次:……?
利家:慶次~!また一撒く頼むぞ~!
慶次:まぁた~?利、俺のこと黒子か何かと勘違いしてないか~?
まつ:折角花見に来たのですから、皆、美しい花吹雪をみたいのです。
慶次:しょうがねぇなぁ。恋の華を………咲かせましょう!
前田軍一同:おぉおおお!!!
利家:流石慶次!見事な花だな!
まつ:野山の桜と相まって、なんとも美しゅうござりまする。
利家:まつの方が綺麗だけどな!
まつ:まぁ、犬千代様ったら♪
元就:………。
慶次:あからさまに呆れた顔すんなって。これがうちの日常なんだからさ。
まつ:皆様~、まだまだ御飯は沢山ござりますよ~!
兵士一同:御方様のおにぎり~!!!!
兵士:一番、コブクロ歌います!
兵士:あ、その次俺!森山○太朗いきま~す!
利家:某もまつと「男と女のラブゲーム」歌うぞ~!
慶次:元気なこった(笑)やっぱ花見は大人数で盛り上がるに限るね。
   なんなら、アンタも加わるかい?
利家:おぉ!毛利殿も何か歌うか!
まつ:是非どうぞ。御飯も沢山ございますから♪
元就:……遠慮する。

長政:何故だ……。
お市:……。
長政:何故よりにもよって、私達が場所取りした所だけ、桜が咲いていない!?
お市:……ごめんなさい……これも……市の所為なの……。
蘭丸:お市様がいるから、この辺り一帯、花が枯れてるの……?
お市:ごめんなさい……ごめんなさい……。黒い黒ぉい腕達が……地中で……
   全ての養分を……吸い取って……(めそめそ)
蘭丸:む、無敵だね……お市様。
濃姫:まぁいいじゃない。彼方風に乗って、一片二片流れ来る花弁。
   これもまた、風流というもの。上総介様、一献いかがです?
信長:是非もなぁしぃ。
長政:兄者もこう言ってくれているのだ。めそめそと泣くな、市!
お市:でも……でも……
長政:ええぃ!面倒な奴だ!花が有ればいいのだろう、花が有れば!……ほら。
お市:……?長政様……これは?
長政:我が家でも花見をしたいのだが、何故かうちの庭には全く花が咲かぬ。
   正義の士としては、野山の桜を手折るわけにいかぬのでな。
   本当は帰ってから見せてやろうと思っていたのだが………(呟)
   桜だ、市。花屋で購入した一枝に過ぎぬが……無いよりは良かろう。
お市:……!!!長政様……ありがとう……ありがとう……。
長政:け、結局泣いてどうする!?ほ、ほら、桜もあるのだ。花見を再開するぞ!
蘭丸:長政ぁ、これ、桜じゃなくてコスモスだろ?
長政:何!?花屋では確かに桜という表示を確認して……
蘭丸:それ「秋桜」って書いてあったんじゃねぇの?漢字も読むねぇのかよ長政。だっさ。
長政:だ、だっさとは何だぁああ!!!おのれ、森蘭丸。そもそも何故私だけ呼び捨てにする!
蘭丸:なんていうか……雰囲気?長政からかうと面白ぇんだもん。
長政:この小童ぁ……(怒)
元就:取り込み中悪いのだがな。
長政:なっ!何奴!?
濃姫:あら、毛利の。何か御用かしら?
元就:黄色の鳥を見ておらぬか。
お市:鳥……さん……?
蘭丸:知らね。
信長:是非もなぁしぃ。
濃姫:悪いけど、誰も見ていないみたいね。
元就:……そうか。
濃姫:殆どの木々が桜で埋まっているから、その隙間に隠れてしまっているのかも
   しれないわね。下から見渡すだけでは、なかなか難しい……。……?
元就:どうした?
濃姫:蘭丸君、五時の方向よ。
蘭丸:了解です、濃姫様!(しゅば)
謎声:あぁ~……れぇ~………(ぼて)
元就:な、何やら木から落ちてきたぞ……?
光秀:やれやれ……いきなり矢を射てくるとは……物騒な方達だ……
濃姫:お前は存在そのものが物騒なのよ。花見には呼んでいないのだから、帰りなさい。
光秀:んふ……信長公の在る所………呼ばれてなくてもジャジャジャジャン……。
   それが私が……私でいる意味……ふふふふ……
信長:(退)
光秀:一つ二つと散る桜……一つ二つと……散る命……さぁ始めましょう!死の宴を!
蘭丸:お前、マジで帰れ。
お市:花が散るのも……命が散るのも……みんなみんな……市の所為……
長政:い、市ぃ!?変態に感化されてはならぬぞぉおおお!!!
光秀:信長公ゥゥウウウウウゥ!!!!共に「さくらんぼ」を歌いましょうゥゥウウウウ!!!!
   隣通し……貴方と私は………さくらんぼぉおおおおお!!!!!
信長:(逃)
濃姫:蘭丸君、連射用意よ。
蘭丸:準備完了です。
お市:フハハハハハ!!!!!是非もなぁしぃ!!!!
長政:い、市ぃい!!!?
元就:………。

元就:なんなのだ……どいつも此奴も浮かれ騒ぎおって……。
   そもそも何故我が、このような騒がしき場所を歩き回らねばならぬ!
島津:お?そこに居んのは……さんでーどんか?
元就:これは……チェスト殿。久しいな。
島津:お~お~久しぶりじゃのぅ♪おいどんの軍は、花見の真っ最中じゃ。
   さんでーどんも飲んでいきんしゃい!
元就:……いらぬ。
島津:遠慮すんじゃねぇど~!ザビー様を讃える愛の歌を歌ってけ~♪
元就:我は騒がしいことは好かぬ。
島津:ノリの悪い奴じゃな~。そんなこったば、真実の愛なんて見つけられんばい!
元就:……。花見は本来、心静かに花を愛でるものだ。愚か者同士が群れて騒ぎ、
   互いの失態を慰め合う。そのような騒ぎが、真に価値あるものとは思えぬ。
   チェスト殿、ザビー様の語る「愛」とは、真に価値あるものを見極め、
   それを崇め、己が才を捧げることだ。このような騒ぎが愛などと、笑止千万。
   我が愛を捧げるのは、日輪のみよ!
島津:お前さんの言うことば、ややこしゅうてよぅ分からん。
元就:……わ、我が日輪論を一蹴とは……。
島津:愛ちゅうもんは、おいどんにもよう分からん。ただザビー教は、オモロイ。
   オモロイ奴が沢山おる。オモロイ、楽しい。そう思うことが愛なんじゃと
   おいは思っとるばい。
元就:お、おもろ……?
島津:友と連んで悪さするんも、男がおなごに惚れるんも、主と慕って付いていくんも、
   そいつと居ると、オモロイからだって事じゃわい。
元就:よく分からぬ……。
島津:お前さんだって、一緒に居て楽しい奴くらいおるばい?
   そいつ等と騒いどぅと楽しくてたまらん。たまにゃあ五月蠅くて面倒な事もあんが
   やっぱりおもろくて、もっと一緒に居りたくなる。そういうこったな!
元就:……。
島津:その内分かるばい(笑)そんなしかめっ面で悩むことじゃねぇど~。
元就:そのような奴……我には必要無……
謎声:モトチカ!
元就:む!?
島津:なんじゃあ?
謎声:モトチカ、オタカラ!
元就:あれは……紛れもなく長曾我部の阿呆鳥!
ぴーちゃん:オニガシマノオニ!オレノナハ、ピーチャン!
元就:何やら横に鳩がいるようだが……何をしておるのだ?
ぴーちゃん:オレニ、ツイテコイヨ!ハハハ!
島津:む~ん……こりゃあ、鳩とヨロシクやっとるようじゃのぅ。
元就:……。
島津:まぁ、これも一つの愛だばい!がははははは!(笑)

佐助:もうコレ、絶対どっか飛んでいちゃったって……(疲)
元親:ぴーちゃん……。
幸村:諦めるのは早いでござるよ!団子を用意すれば、匂いにつられてやってくるやも…
佐助:それで出てくるのは旦那だけだって。
政宗:つかお前、自分が団子食いてぇだけだろ。
幸村:……!
政宗:あからさまにばれたって顔すんな。……けどまぁ腹が減りゃ、
   飼い主の所に戻ってくることもあるかも………ん?あれは……
幸村:元就殿!何処行ってたでござるか!
元就:………。厠だ。
政宗:いや、長すぎんだろ。
元就:その途中、たまたま……たまたま!見つけたのだ。
元親:俺のぴーちゃんんんんっっっっっ!!!!
ぴーちゃん:モトチカ、オタカラ!
元親:うぉおおお~!!!よがっだぁ~~~……あり……ありがとな元就ぃいいい~!!!!!
元就:たまたま……たまたま偶然見つけたのだぞ。
佐助:はいはい、そんなに偶然を強調しなくても分かりましたって。
幸村:ぴーちゃん殿は何処におられたのだ?
元就:鳩とヨロシクやっていた。
政宗:よろしく……
幸村:……?
佐助:旦那は深く考えなくていいの。
元就:貴様の阿呆鳥の所為で、すっかり日が傾いてしまったではないか。
元親:え!?あ、本当だ……(沈)
元就:さっさと花見を再開するぞ。
政宗:What!?もうすぐ夜になるぜ!?
元就:我は静かな夜桜見物を好むのでな。………元親。
元親:へ?
元就:さっさと食事を買ってこい。あとは酒だな。
佐助:え、お酒飲むの?
元就:酒があれば、伊達も文句は言うまい。花見酒も悪くは無かろう。
政宗:しょうがねぇなぁ……付き合ってやるか!
幸村:花見団子も追加でござるよ~♪
佐助:やれやれ……。
元親:よっしゃあ!そういうことなら早速買ってくるぜぃ!………。
元就:何故立ち止まる。
元親:いや……なぁんかお前の言葉に引っ掛かるもんが有ったんだけどよぉ……
元就:……気のせいだ。
元親:そ、そうかぁ?
元就:そうだ。
元親:……ま、いっか。じゃあ行ってくるぜ!今度は桜餅ちゃんと買ってくるからよぉ!
元就:最高級限定だ、無論、貴様の出費でな。
元親:わぁってるって!(走)
元就:………ふん。

光秀:笑顔咲く……貴方と……繋がって……イタイ……くくく……♪
   さぁ「もう一回」の掛け声はどうしたのですか……?
蘭丸:消えろ。変態。(しゅば)


※仕事の都合で、更新頻度が下がり気味のため、コメント返信は
 本サイトからリンクしている、管理人の日記内ですることが多くなると思います。
 ご了承下さい。

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