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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2024.11.28,Thu
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Posted by 今元絢 - 2007.11.12,Mon

――芋が美味しい季節です。

幸村:佐助ぇぇぇえええ!!(走)
佐助:わ、旦那!(避)
幸村:(どしゃあああ!!!)ぬぅ……壁にめり込んだでござる。
佐助:(引抜)廊下は走るなっていつも言ってるでしょ。そんなに慌てて、どうしたのさ?
幸村:芋なのだ!
佐助:はい?
幸村:芋掘り遠足に行くぞ佐助!
佐助:………何の話?
幸村:食欲の秋だからな!焼き芋、大学芋、スイートポテト~♪……うぉぉおおおお!!!
   待っていて下されお館様!!この幸村、見事芋を掘り遂げて見せましょうぞ!
   漲るぁぁあああああああああああああ!!!!!
佐助:ちょ、待、旦那!?ぐぇっ…首……引っ張……ないで……死……!!

 


政宗:Hey!漸く集まったようだな。
佐助:竜の旦那、友達居なくて寂しいからって、思い付きで企画すんのやめてくんない?
政宗:なっ……寂しいだとぉ!?そんな事はねぇ!断じてねぇ!
佐助:まぁ食費の節約になるから今回は良いけどさ。毎度毎度、
   何かって言うと真田の旦那を食べ物で釣って呼び寄せるんだから。
   結局俺様が何かしら苦労をすることになるんだよね。
政宗:た、ただ俺は、イイ芋出来たから食わしてやろうとだなぁ……
元親:何でもいいじゃねぇか、とっとと掘ろうぜぃ!
幸村:そうでござるよ♪芋、芋ぉ~♪
元就:オクラはないのか?
政宗:(咳払)ではこれより、芋掘り遠足を行う。引率の先生の話を良く聞くように。
元就:引率?
小十郎:政宗様、これで全員ですか?
佐助:アンタかい。
政宗:うちの軍の奴等は直接畑に向かわせた。とりあえずは全員だな。
小十郎:わかりました。……いいかおめぇら、芋を甘く見るんじゃねぇぞ。
幸村:お芋は甘いでござるよ?
小十郎:俺が丹精込めて育てた芋を甘く見ると、とんでもねぇ痛手を被ることになる。
    掘るからには、それなりの覚悟を決めてかかるんだな。
元就:芋と戦うのか……?
元親:任せとけよ!最高にデカイ芋を掘り当ててみせるぜぃ!

政宗:じゃあ芋掘り開始だぜ!Let's party!!
元親:伊達……お前、異様なほど頭の手ぬぐいが似合ってんな……。
政宗:まぁ畑仕事好きだからな。次生まれるときは、農耕民族になりてぇな……。
元親:本気で!?
政宗:さぁな(笑)。ぼやぼやしてると、子分共にみんな掘り尽くされちまうぜ?
元親:お、おぉ……急がねぇとな。……ん?武田の奴等何処行った?
佐助:あ~!ほら、ちゃんと軍手付けて掘らないと、爪の中の泥落とすの大変なんだよ!
幸村:ぬぅ~……面倒でござる……。
佐助:わがまま言わない!
政宗:ほっかむりがJUST FITだな。
元親:上には上を行く奴が居るな。
政宗:流石はオカンだな。

佐助:お~、流石片倉の旦那!美味しそうな芋だね~。
幸村:うぉぉぉおおおお!!!芋芋ぉぉぉおおおお!!!(ブチィッ!)
   ………ツルが切れちゃったでござる。
佐助:だからゆっくり掘りなさいって言ったでしょうに。それ掘り出すの大変だよ。
小十郎:こういう時はだな、周りから順々に土を崩して……ほら、出てきたろう。
幸村:おぉ!お見事でござる!
小十郎:これぐらい、政宗様の背中を預かる物としては当然だ…(照)
政宗:おめぇらぁあ!派手に行くぜぇぇ!
子分一同:Yeaaaaaah!!!!!!!
小十郎:ま、政宗様!?そのように畑を掻き回されては芋が傷物に……
元親:おめぇらぁあ!芋マスターの名を言ってみろぉぉ!
親衛隊:モ・ト・チ・カ・うぉぉおおおおお!!!
幸村:いもますたー!恰好いいでござるな!
佐助:いや、芋マスターって……あ~あ、機関持ち出したよ。畑滅茶苦茶だねこりゃ。
小十郎:畑が……
政宗:Hey!小十郎。人海戦術だぜ!これで今日の芋マスターは俺のもんだな。
元親:甘ぇな。巨額の資金を投じて今日のために完成させた芋掘り専用仁王車、T507!
   こいつに敵うもんなんて、いやしねぇんだよ!
幸村:元親殿、芋掘りのためにまた国を傾けたのでござろうか?
佐助:阿呆だね。
政宗:芋マスターはただ掘ればいいってもんじゃねぇ。芋の艶、形、大きさ、
   それら全てを兼ね備えた、究極の芋を見つけ出してこそ得られる称号だ。
   そんなオモチャに頼ってるようじゃ、大したものは見つけられねぇぜ!
元親:くっ……確かにコイツは量は稼げるが質の判断は出来ねぇ……。
   だが、大量にとれば中には高品質も混ざるという物!野郎共!穫りまくるぜ!
親衛隊:アニキ~~~~!!!
政宗:Get it!巨大芋穫ったぜ!
元親:こっちは二十本目だぜ!
幸村:うぉぉおおおお!!!某とて負けられぬ!いざいざぁぁあああ!!
佐助:ちょ、旦那!……(溜息)なんで芋掘りで戦う必要があるんだよ。
   すまないね、片倉の旦那。せめて俺達は静かに芋掘りを楽しもうじゃない……
小十郎:畑に刀向けた奴ぁ前へ出ろ……前だ!!!
佐助:だ、旦那?
元親:あれ?片倉、なんか怒ってねぇ?
幸村:その手には乗らぬでござるよ!!!うぉりゃああああ!!!
政宗:ま、待て幸村。確かに小十郎の奴……妙な闘気を……
小十郎:品種改良を重ね、手塩に掛けて育てたこの野菜達。何人たりとも………
    傷つけることは許さねぇ……あまつさえ、それを刀や槍や機関で掻き回した……
    てめぇらの罪は海よりも深い!
元親:や、やばくねぇか?
幸村:怖いでござる……。
子分一同:小十郎様がぶち切れたぞぉぉおお!!逃げろぉぉおお!!(逃)
政宗:あ、おい!お前等!
元親:見捨てられたな。
政宗:五月蠅ぇよ!……こ、小十郎?落ち着けよ、な?
小十郎:問答無用。三人とも其処になおれぇぇえ!!!!
幸村:す、すまぬぅぅぅううう!!!勘弁してくだされぇぇぇ!!!
元就:騒々しいぞ。芋ぐらい静かに掘れぬのか貴様等。
元親:も、元就?危ないからあっち行ってなさい!
元就:我を馬鹿にして居るのか長曾我部……
政宗:そうじゃねぇって。ただ今ちょっと取り込み中なんだよ。
元就:ふん、今更足掻いたところで遅いわ。芋マスターの称号は、我の物だ。(芋)

小十郎:確かにこれは……とんでもねぇ大きさだ。毛利殿、よくぞ見つけられた!
幸村:片倉殿、芋に気をとられて落ち着いたでござるな。
政宗:助かったぜ……
元就:これくらいの芋、造作も無き事よ。
元親:造作もないだぁ(笑)?顔中泥だらけでよく言うぜ。
元就:煩い!こんな赤子の頭部ほどもある芋、貴様等は逆立ちしても見つけられまい!
元親:気持ち悪い表現するんじゃねぇよ!
佐助:表現云々以前にさぁ、これ、芋なの?
小十郎:俺の芋畑に埋まっていたんだ。表面の凹凸、香り、形、全て薩摩芋のそれだぜ。
佐助:だってさぁ、なんというか…………緑じゃん。
小十郎:ちょっと若すぎるかもな。
佐助:いや、若いとか言うレベルじゃないって。こんなエメラルドグリーンの芋、
   芋とは思えないよ……。
元就:青汁然り、モロヘイヤ然り、オクラ然り、緑色は身体に良いのだぞ。
政宗:確かに、ちょっと自然界の色じゃねぇよな。
   小十郎、お前品種改良したとか行ってたよな。この色……大丈夫なのか?
小十郎:改良はあくまで味の追求のためにしたもの。害のある物は使っていません。
幸村:食べてみれば分かるでござるよ♪
佐助:旦那、涎涎。
元親:ちょっと近くで見せてくれよ(取)。色とでかさ以外に、
   特に変わったところはねぇ………ぎゃぁぁああああ!!(投)
元就:何をする!折角我が掘り出した芋を!
小十郎:芋がどうかしたのか?
元親:いいい今……芋が……口開いた……
政宗:Hah?芋に口があるかよ。
元親:開いたんだよ、ガバっと!嘘だと思うなら見てみろ、そこの芋を!
佐助:あれ?さっき其処に落ちてたよね?
幸村:何処行ったでござるかぁ~?芋芋~………なっ!!!あれは!!
お芋:ケケケ。(走)
元就:芋が……歩いておる。
佐助:芋が……笑ってる。
元親:芋が……逃げていく。
政宗:どうなってんだよ小十郎!完全に妖怪芋じゃねぇか!
小十郎:そ、そんなはずは!私はただネットで手に入れた「身体に優しい農業用薬品」を
    投与してみただけです!あのように珍妙な芋など生まれるはずが……
佐助:その薬品、ちょっと見せて。
小十郎:こ、これだが……
佐助:家紋が書いてあるね。これは……豊臣?
元就:あの仮面男だな……。
佐助:あの竹中の旦那が作らせた薬品か。どうりでとんでもないものが出来ちゃうわけだ。
小十郎:さる大名が設立した会社の製品というので信用したのだが……。
元親:お前、実はネームバリューに弱いタイプなんだな。
   ま、そう気ぃ落とすなよ。走る芋、結構面白いじゃねぇか。
政宗:ちぃと捕まえるのに手こずりそうだがな(笑)
幸村:待て待てぃ!
佐助:既に追っかけてるし。旦那ぁ、あんまり走ると足場悪いから危ないよ~。

幸村:捕まえたでござる!
お芋:ぴぎゃぁぁあああ!!!
幸村:ぬ!凄い声でござる……こら!大人しくするでござるよ!
お芋:ぴぎゃぁああああ!!!
幸村:ぬぅ……鼓膜が破れそうでござる。何だか仲間でも呼んでいるような……
お芋2:(ぼこっ)
幸村:……!芋が……土の中から出てきたぞ。
お芋3:(ぼこっ)
お芋4:(ぼこっ)
幸村:どんどん出てくるでござる!掘る手間が省けるでござるな。
お芋:ケケケ。
幸村:な、なんと、この芋の数!と、取り囲まれたでござる!
芋達:ケケケケケケケ。
幸村:な、何故笑うでござるか…。お主等、一体何をする気だ!?
芋達:ケケケケケケケ(跳)!!!
幸村:なんと!跳びかかってくるとは!ぎゃぁあぁ!!か、噛みついてくるでござる!!
芋達:ケケケケケケケ!
幸村:こ、こら!離せ!ええい、芋風情に後れをとっては武士の名折れ!いざ……
   あ、槍を置いてきちゃったでござる。
芋達:ケケケケケケケ!
幸村:ひゃぁあああ!!!どうすれば良いのだぁああ!!
佐助:旦那!頭下げて!(しゃっ)
幸村:おぉ佐助!助かったぞ!
佐助:安心するのは早いって(苦笑)はい、旦那の槍。持ってきたから構えておいて。
幸村:何故でござるか?
元親:うぉぉおおお!!!おめぇら其処退けぇぇぇ!!!(走)
幸村:む?みんなこっちに走ってくるでござるな。
佐助:その後、追っかけてるもん見てみなよ。
幸村:……?なんと!芋!
佐助:その数、数百。次から次へと出てきて襲ってくるんだよ。
政宗:Hell Doragon!(びしゃぁぁん)
芋達:ぴぎゃぁぁああ!!………ケケケケケケケ。
政宗:Shit!また湧いてきやがった。キリがねぇぜ。
元就:参の星よ、我が紋よ!(ごぉぉおお)
芋達:ケケケケケケケ。
元就:おのれ、芋風情が……
佐助:兎に角今は逃げるが勝ち。あっちに小屋が見えるから、
   とりあえず其処に逃げ込もう!

元親:(閉)はぁ~……何とか逃げ切ったぜ。でも、どうすんだよ。
   外は芋だらけ、これじゃ帰るに帰れねぇぜ?
元就:そもそもあの芋は一体何なのだ?走り回るだけではないのか?
小十郎:む……説明書に寄れば、「芋自ら出来る限り栄養分を摂取するようになる」と。
政宗:芋自ら……?
幸村:えいようぶん?
佐助:ははは……ひょっとしなくても、俺達栄養分だね。
元親:怖ぁ!肉食芋ってことじゃねぇか!
小十郎:も、申し訳ありません……まさかこのようなことになろうとは……
    この不始末、片倉小十郎、命に代えても償わせていただく!
政宗:早まるんじゃねぇよ。お前のせいじゃねぇ。全ての元凶は、あの鞭男だ。
元就:製造した竹中なら対処法が分かるのではないか?
佐助:あの旦那のことだから、其処まで考えてない可能性大だと思うなぁ。
   大体外へ出られないこの状況じゃ、連絡の付けよう無いし。
   自力で何とかするしかないね。片倉の旦那、説明書見せて。
幸村:対処法など無用!全力で立ち向かうのみ!
元親:まて幸村。多分、数で押し切られるぜ。片倉よぉ、お前一体何本芋植えたんだ?
小十郎:かなりの数を植えたのは確かだ。しかしここまで多くなかったはずなのだが……
政宗:おいおい。ってことは何か?あいつら……増殖してるってのか。
元就:だ、だが、我々はかなりの数を切り捨てたはずだぞ?
小十郎:切り捨てた……だと?芋の再生力は並みじゃない……切り捨てられた欠片から
    芽を出し、ツルを伸ばし、無限に増殖していく。乾燥した土地でも力強く育つ、
    初心者にも割合簡単に作れる農作物なんだ!
元親:あれ、すでに農作物じゃねぇだろ。
政宗:つまり、今まで切り捨てた分、逆に増えちった可能性が高いって事か。
幸村:恐ろしい敵でござるな。佐助、対処法は見つかったか?
佐助:は、ははは……(乾)旦那ぁ、俺様恐っろしい事実に気付いちゃったかも。
元就:勿体ぶっていないで教えよ。
佐助:「栄養分を効率よく摂取するため、場合によっては他の生物を利用することも可能」。
元親:どういう意味だ?
佐助:雑草やなんかが生えたとき、生きたまま芋の一部として取り込めるようにしたんだって。
元就:生きたまま、取り込む?
佐助:芋に洗脳されて、芋に養分を送るための葉緑体なんかを作るためだけの存在になる。
   つまりは芋の味方にされちゃうわけ。芋の味方にするための条件、それは……
   「芋の遺伝子が体内にはいること」。
政宗:遺伝子?
佐助:ようは絶対噛まれちゃいけないってことだよ。噛まれたが最後、
   芋のために、栄養分を求めてさまよい歩く、いわば芋ゾンビになっちゃんだって。
小十郎:い、芋ゾンビ!?
佐助:だから逃げるにしたって、噛まれないよう細心の注意を払わないとね。
元親:うぉぉ……怖ぇぇ……。おい、誰も噛まれてねぇだろうな?
元就:そのようなドジは踏まぬ。
政宗:今のところ、まだ全員無事か?………ん?幸村?
幸村:………。
政宗:おい、何で黙ってんだよ。
幸村:……ぁぁぁあああああ!!某芋ゾンビになっちゃうでござるぁあああ(泣)!!
政宗:なっ!まさか!お前、既に芋に!?
佐助:旦那ぁぁぁああ!!!?え、ちょ、嘘ぉぉおおお!?
元親:幸村……?じょ、冗談だろ……?
小十郎:真田殿……
元就:芋の味方になったと言うことは、直に我らにも襲い来るであろう。
   真田、長い付き合いだったな。
政宗:お前は鬼かぁぁああ!!!
元就:冗談だ。
佐助:笑えない冗談止めてよぉおおおおお!!!
元就:取り乱すな、喧しい奴等め。泣き叫んだところで事態は好転しまい。
   その説明書とやらに対処法は載っておらぬのか。
元親:そうだ!血清を打つとか、何か方法があるはずだ!
佐助:え、えっと……「取り込んだ芋本体が死滅した場合、必然的にその効能も消える」
   だから……噛みついた芋をやっつければ、大丈夫ってことだと思う。
元親:噛みついた芋って言ったって、何匹いると思ってんだよ。
幸村:もう駄目でござる……(泣)
政宗:めそめそすんじゃねぇよ。全員ぶち倒せば済むんだろうが。
   奥州筆頭伊達政宗、推して参る!
小十郎:お、お待ち下さい政宗様(掴)!そのように飛び出されては政宗様も芋ゾンビに!
政宗:離せ小十郎!このまま黙ってみてろってのかよ!?
小十郎:一時の感情で大義を見失ってはいけませぬ!私は貴方様の背中をお守りすると
    硬く誓っております。命に代えても、今は貴方をお止めする!
政宗:……。Shit!
幸村:政宗殿……そのお気持ちだけで、某は嬉しいでござるよ~(感涙)。
佐助:やれやれ、これは俺様が外へ行くしかないかねぇ。
幸村:佐助!?
佐助:旦那を放っておくわけにもいかないし、旦那達と違って、俺様には背負う国も
   大義もないしね。まぁ一人で何とかなるかは微妙だけどさ。
幸村:だ、駄目だ!危険すぎる!そんなことは許さぬぞ佐助!
佐助:まぁまぁ、待ってて頂戴よ。
元親:おいおい、一人で恰好付けようったって、そうは問屋が卸さねぇぜ?
   楽しそうな遊びじゃねぇか。俺も混ぜろよ。
幸村:元親殿ぉ~……(泣)否、皆を危険にさらす訳にはいかぬ!
   この真田幸村、己の不始末は己で決着を……
元就:薄ら寒い友情ドラマに浸っているところ悪いのだが、なんとかなりそうだぞ。
一同:何!?

元就:窓から外を見てみよ。
元親:うげ、歩く芋だらけ。気色悪ぃ……。
元就:一見自由に歩き回っているように見えるがな、あの芋をよく見てみろ。
   皆ツルで繋がっておる。
佐助:あ、ホントだ。でも……だから何?
元就:これだから農作物の知識が乏しい者は……。さっきの薬品をよく見てみよ。
政宗:あれ?これ、試供品じゃねぇか。
元就:そう、試供品だ。つまり、大した量はない。片倉よ。お主、芋は沢山育てたが、
   この薬品を使ってみた芋は、実は一つなのではないか?
小十郎:言われてみれば……そんな気も……。おぉ!思い出しましたぞ。
    確かにこの薬品は、量が少なく、一つのタネ芋に使用したのみ。
幸村:タネ芋って何でござるか?
佐助:元となる芋だよ。そこから芽や蔓を伸ばして、芋は増えていくんだ。
元就:その通り。これらの芋は、皆その女王とも言うべきタネ芋で結ばれておる。
   つまり元を絶やせば、即ち全ての芋が消え失せるであろう。
小十郎:なんと!それならば何とかなりそうですな!
元親:ツルが収束してる箇所がある。恐らくタネ芋はあの辺りにいるぜ。
元就:急ぐぞ。芋ゾンビ等というくだらぬ症状が現れる前にな。
幸村:毛利殿~!!ありがとうでござる~!!!
政宗:じゃあ、その女王とやらを退治に行くぜ、野郎共!

お芋:ケケケケケケケ!!!!
佐助:正面から掛かってくるなんて、お馬鹿さん♪
お芋:ぴぎゃぁあああ!!!
元就:芋の知能など、たかが知れておる。日輪に捧げ奉らん!
お芋:ぴぃぃぎゃぁあ!!!
元親:四縛!ははっ!大量だぜ!大学芋食いたい放題だな。
小十郎:呑気なこと言ってる場合ではないぞ!穿月!霞断月!
政宗:Magnum Step!早く行け幸村!切り刻むんじゃ意味がねぇ。
   お前の槍で焼き尽くさないとそこからまた芋が増えちまう!
幸村:うぉぉおお!!!タネ芋ぉぉおおお!!!む……!
政宗:お、見つけたか?………げ。
タネ芋:ぎ………ぎ……ぎしゃぁああああ………
佐助:うっわぁ……何このでかさ。
元親:滅機並みだな……。
タネ芋:しゃぁあああ………
政宗:早く燃やしちまえ幸村!
幸村:了解でござる!我が炎、タネ芋殿を貫いてみせ………
政宗:どうした?
幸村:え~い~よ~う~ぶ~ん~……
元親:お、おい、まさか……
幸村:さ~つ~ま~い~も~~……
佐助:だ、旦那が芋ゾンビに目覚めたぁぁあああ!!!
元就:落ち着け。タネ芋を倒せばいいことだ。ようは焼けばいいのだろう。
   長曾我部、貴様も一応炎属性だったのではないか?
元親:おぉ、忘れてたぜ。見とけよ、俺の碇で焼き払ってやるぜ!………。
元就:どうしたのだ?
元親:今日持ってきたの釣り竿だった。これ、属性ついてねぇんだよなぁ。
元就:どこまでも使えぬ輩よ。
元親:う、うるせぇなぁ!俺は芋を添え物に旨い魚も食わせてやろうと……
幸村:えぇ~いぃ~よぉ~うぅ~!!!
元親:危ねぇ!幸村の奴……俺等がわかんねぇのか!?
政宗:おいおい、タネ芋によじ登りだしたぜ。
佐助:旦那ぁ……どうすんのこれ。旦那がへばり付いてるから攻撃できないし、
   芋達に数で押し切られるのも時間の問題だよ。
元親:あ~……何も思いつかねぇ!頭脳労働は得意だろ。任せた!
元就:何!?わ、我にばかり押しつけるでない!片倉、育て主がなんとかせよ!
小十郎:うぅ……政宗様……
政宗:そんな目でみるんじゃねぇよ!
幸村:お館様の……
政宗:幸村?
幸村:お館様のお役に立つと……この真田幸村……誓ったのだ……
   このような芋になど………負けておられぬわぁあああああああ!!!
佐助:旦那ぁ!
幸村:うぉぉおおおおおおおお!!!!烈火ぁああああああ!!!(燃)


幸村:ふぁあ……イイニオイでござるなぁ……
佐助:漸く倒したってのに、食べちゃ駄目!
幸村:でも、おいしそうでござるよ?焼き芋でござる。
佐助:そりゃまぁ、一応芋だからね……。
元就:あくまで一応だがな(もぐもぐ)。
佐助:ちょ、毛利の旦那!何、芋食ってんのぉ!?
小十郎:安心召されよ。こちらは既に確認済み、正真正銘普通の芋だ。旨いぞ。
元親:熱っ!おぉ~……甘ぇ~!!ほくほくだぜ!
政宗:小十郎~…俺の分、まだ焼けねぇのかよ。
幸村:某の分も焼いて欲しいくれ!
政宗:馬鹿、横取りすんじゃねぇよ!
小十郎:焚き火の周りで暴れてはいけません!配下の者達の分も焼かねば鳴りませぬ故
    少々時間が掛かりますよ。
幸村:待ってられないでござる。佐助、スイートポテトを作ってくれ!
佐助:え~……俺様だってたまにはのんびり食べるのに専念したいんだけど……
元親:俺も食いたいぜ!
元就:作れ。食わせろ。
佐助:しょうがないなぁ。さっきまで散々苦労してたってのに、呑気な人たち(苦笑)


幸村:今回はなんでも「スレイヤーズ」と「バイオハザード」が元ネタだそうでござる。
   某は両方とも知らぬのだが……。以下は拍手の返信でござるよ。反転して……
お芋:ケケ。
幸村:今何か後を通ったでござるか?まぁよい。以下は拍手の返信でござる。
   反転して読んでほしいぞ!拍手のみの方々にも礼を言う!

>雪夜様
実はバグの方が書いてて楽しかったという本末転倒。
光秀はうじゃうじゃ出すぎですね。奴が三匹いるだけで、
十分魔王たり得ると思います。家康はまんまどうぶつの森に住めそうなので。
秀吉ね。可哀想可哀想って言いながら、自分も大概だと思います。
いつか報われる話を書いてやろうと心に誓ってみます。


 

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