政宗:Hey、小十郎!明日が何の日か知ってるか?
小十郎:明日……ですか?資源ゴミの日です。
政宗:誰がんな所帯臭ぇこと訊いてるってんだよ。十月末といえば……Halloweenだぜ!!
小十郎:はろうぃん?ああ、あの異国の祭りでございますな。
政宗:そうだ。呑気に芋なんか焼いてる場合じゃねぇぜ!
小十郎:呑気に遊んでいる場合でも無いと心得ますが。
政宗:う……。し、仕事なら明後日やるからよぉ、兎に角Partyだぜ!全員集めろっ!
小十郎:まったく、仕様のない御方だ……。
――数時間後
幸村:波浪雨音!?大規模自然災害でござるか!?
政宗:無理矢理漢字変換しなくてイイっ!まぁお前等には馴染みが薄いかもしれねぇな。
異国の祭りでな、簡単に言えば厄除けだ。自分達が敢えて化け物の恰好をする事で
降りかかる災厄を払おうって訳だ。
佐助:へぇ~。変わったお祭りもあるもんだねぇ。
幸村:お、お化けの恰好をするのでござるか!?な、何故そんな必要がある!?
元親:そ、そうだ!何が哀しくて秋に肝試しやらなきゃいけねぇんだよ!!
元就:くだらぬ。
政宗:そう怯えるなよ。ようは仮装して、近所を回って「Trick or treat!」つまり
「菓子をくれなきゃ悪戯するぜ?」って言って菓子貰うんだ。お前菓子好きだろ?
幸村:大好きでござる!
政宗:お前、コスプレ好きだろ?
元親:おぅ!
政宗:だったら丁度いいじゃねぇか。折角教えてやったんだ。やろうぜHalloween♪
元就:何が折角だ。そのような無意味な時間を過ごすつもりは無い。帰る。
政宗:な、なんだよ!面白いんだぜ!?
小十郎:その通りです。
元就:ぬお!いきなり任侠面を近づけるでない!
小十郎:政宗様は御友人に関して酷いトラウマをお持ちです。Lonlyには耐えきれない…
ここはこの片倉小十郎の顔に免じて、悪戯してもらえませんでしょうか。
政宗:いろいろ誤解を呼ぶ発言は止めろ!
元親:やろうぜ元就ぃ!衣装だったら心配ねぇ。俺が用意してやる!
元就:必要ないわ!………既にアテはある。
佐助:あ。実は乗り気だったのね。
幸村:佐助ぇ!某もお菓子欲しいでござる!
佐助:言うと思った……。はいはい、衣装ね。完全に夜なべだ~……。
――翌日。奥州。
政宗:Perfectだぜ、小十郎!何処から見ても立派なVampireだ。
小十郎:良くお似合いです、政宗様!趣向を堪えてこしらえた甲斐がありました…(恍)
政宗:Trick or treat!とびきり甘い菓子を寄越さねぇと……悪戯しちまうぜ?
小十郎:何故カメラ目線なのですか?
政宗:Serviceだぜ。コレはやっておかないとな。じゃあ他の奴等の家を回ってくるぜ!
小十郎:他の……。甲斐や瀬戸内まで出向かれるのですか?「近所」でやるものでは?
政宗:この国は、俺には狭すぎるんだよ。
小十郎:単純に、この日記での設定が狭すぎるだけだと思いますが。
平気でもの凄い距離行ったり来たり出来ますからね。新幹線も無い戦国なのに。
政宗:細かいことは気にすんな。日本列島縦断Halloweenだぜ!
――甲斐。
政宗:まずはここだよな。Hey 幸村!Trick or trea……
幸村:化け物でござるぁああああああぁぁぁぁぁああああああ!!!!
佐助:旦那!危ないって!
政宗:だっ!(衝)ってぇ……。この野郎!いきなり飛び出して来んじゃねぇ!!
幸村:む!何奴!……のわあああああ!!!吸血鬼でござる!!
悪霊退散、エロエマエッサイム、ポマードポマード!!!
政宗:落ち着け、俺だ。
幸村:ま、政宗殿か!?……吃驚したでござる。
政宗:早速盛り上がってるみたいだな(苦笑)ほぉ、お前の衣装はWerwolfか。
佐助:イイっしょ♪俺様渾身の力作狼旦那。耳に尻尾に牙は勿論、肉球までこのこだわり!
政宗:似合っちゃいるが……狼男っつうより柴犬みてぇ。お手。
幸村:某は犬ではない!うぅ……もっと強そうにして欲しかったでござる!
佐助:あ、折角作ってあげたのに文句言うんだ。へぇ~、もう団子作ったげないからね。
幸村:あああ!嘘でござる!幸福満腹大満足でござる!佐助ぇ~!!!(縋)
政宗:おい、ただでさえ五月蠅いのに泣かすなよ?
佐助:しつけの一巻だからね(笑)はい、分かればよろしい。我が儘ばっかり言わない事。
幸村:う、うむ。
政宗:そういや佐助は……Devilってトコか?
佐助:ご名答♪似合うっしょ。忍びの黒衣装に手を加えればイイからね。布代節約。
政宗:流石母だぜ……。良いんじゃねぇか?内面の黒さを上手いこと表現してるぜ。
佐助:嫌味……?まぁ良いけど。そうだ、大将も見て行く?なんか祭りの話したら
張り切っちゃって、自分で衣装用意するって言ってたよ。俺まだ見てないんだけど。
幸村:それが大変なのでござる!!某、お館様のお部屋に観に行ったのでござるが……
お館様はいらっしゃらず、代わりに見たこともないような化け物がいたのだ!!!
政宗:どうせ信玄公だろ?余程張り切って仮装したんだな。
幸村:あれがお館様……?だがお館様は昨晩「お前が喜ぶ可愛い仮装をしよう」と
おっしゃっていたのだぞ。あのように恐ろしげな風貌になるなど……
佐助:まぁ大将が可愛い仮装をしてるってだけで、かなり恐ろしげだと思うけど。
どんな恰好だったの?
幸村:皮膚は真っ赤に焼け爛れ、ずるずると垂れ下がり、飛び出した目が奇妙に蠢き、
頭には何か得体の知れぬ物が突き刺さり、白い手をぬっと伸ばしてきたのだっ!
政宗:怖っ!何をどう間違っても、可愛いがコンセプトの仮装が、そうはならないだろ。
幸村:だからくせ者が侵入したのではないかと思ったのだ!お館様ぁあ!何処にぃ!!!
佐助:旦那の事だから、また白昼夢でもみたんじゃないのぉ?
謎人:儂を……呼んだか……?
佐助:げっ……!
政宗:でっ……!
幸村:でたぁぁああぁああああぁぁぁああぁああ!!!ああぁあああああ!!(逃)
謎人:む!何故逃げる……?幸村よ……儂は……共に祭りを……(追)
幸村:寄るなぁっ!!!化け物め、某が退治てくれよう!!厘氷島社会陳列罪全!!
政宗:漢字滅茶苦茶だな……。おい、佐助。アレはもしや……
佐助:もしかしなくても、大将だろうね。(呆)
政宗:そしてアレはもしや……
佐助:ムック……なんだろうね。普段被ってるもしゃもしゃを、
大将なりに工夫したんだろうけど。美的センス、乏しいからなぁ。
政宗:まぁMonsterには違いねぇけどよぉ…。
信玄:な、何故逃げる幸村!?ほれ、ポンキッキだぞ!?ムックだぞ!?
こんなに可愛い相棒もおるのだ♪ガチャピンだぞ?
幸村:ぎゃぁぁああ!!怪獣でござるぁあああ!!!食べられちゃうでござるぁぁ!!!
政宗:完全に逆効果だな。そろそろ止めて来いよオカン。
佐助:はいはい……(溜息)
政宗:で、これから何をすりゃいいんだ?
佐助:ちょっと、言い出しっぺが何言ってんの!?
政宗:思い付きだったしよぉ、適当に訪問して……そこから先は考えてねぇ。
佐助:そんな事だろうと思ったけど。大将、旦那!それ全部食べないでよ。
お客様用なんだからね。二人とも頬張りすぎ!
幸村:もぎゃぐはま?まへへもはうあ?
佐助:瀬戸内の二人だよ。こっちに来るように言っておいたんだ。
幸村:もごありもごももごむあもおま?もお!あももまもむみめもあむ♪
佐助:あの二人のことだからねぇ。結構気合い入った仮装してくるんじゃない?
政宗:普通に会話すんなよ、全然わかんねぇ……(寂)
佐助:まぁ兎に角さ、今度はお迎えする側。折角だからさぁ……驚かしてみない?
幸村:(飲)……驚かす?
佐助:こぉんな恰好しておいて、見せ合いっこだけじゃつまらないっしょ。
幸い向こうには鬼の旦那も居ることだし、イイ反応してくれそうじゃない?
政宗:そいつぁイイな!佐助……おめぇもワルだな。
佐助:いえいえ、お代官様ほどでは~。
幸村:おぉ~!!来た!来たぞぉぉお!!
佐助:静かに!ばれちゃうでしょうが。
政宗:のこのこ丸腰で来やがって。飛んで火に入るお馬が通る、罠へ一直線だぜ。
幸村:罠?何の話でござるか?
政宗:Ah~、お前団子に夢中で聞いてなかったからな。佐助に罠はらせたんだよ。
佐助:あの二人を驚かすならこれくらいやらないとね~♪
幸村:む!?某はそのような卑怯な手は好かぬ!正々堂々とおどかして来るでござる!
佐助:いや、驚かすのに卑怯も何も……ちょ、旦那!?勝手にでていくと危ないって!
幸村:ぬぉぉおおお!!穴ぁっ!?(嵌)
佐助:言わんこっちゃない……。旦那がはまっちまってどうすんだよ。
大丈夫……うぉおっ!?
政宗:どうした?……なっ!氷漬け……。
佐助:旦那がぁああ!!マイナス25℃フリーズドライ製法にぃぃいい!!!
政宗:お前、ひでぇ罠張るな。
佐助:俺様じゃないよ!罠に気付いた誰かが、その上に罠を上乗せしたんだ。
気付いてるって事を主張するためにね。
政宗:瀬戸内の奴等か?
佐助:わからない。けど……忍びの技からかうような真似してくれたの確かだよね。
俺様にもプライドってもんがあるからさぁ、本気出しちゃうよ?
政宗:落ち着けオカン。表情が黒いぞ。
佐助:ともあれまずは旦那を解凍しないと。今お湯持ってくるから……屈んで!
政宗:危ねっ……。何が振ってきやがったんだ?
佐助:(抜)クナイ。どうやら、楽しいお祭りの最中に同業者が紛れ込んだみたいだね。
政宗:物騒なこったな。お行儀の悪いお客さんには、お仕置きだぜ?
佐助:まさか、こんな恰好でお仕事することになるとはな。(溜息)
甲斐の虎と奥州の竜が揃ってるトコに現れるとは、アンタも馬鹿だねぇ。
幸村:うぉやかたさむぅわぁあああああ!!
佐助:あれ?旦那、自己解凍?
幸村:我が炎、消えること無し!ふぬけた氷など、心の炎で消し去ってくれたわ!
政宗:暑苦しさの勝利か。ともあれお客さんよぉ、こっちは三人、
アンタに勝ち目はねぇと思うぜ。観念して出てこいよ。
(ぎぃぃぃ……)
佐助:あれ?正門の大扉が開いた……。うわ!
幸村:ふ、吹雪が吹き込んでくるでござる!!!
政宗:おい、今って秋だよな!?何で雪なんか入ってくるんだ!?
佐助:ちょっと待って。なんか吹雪の中央に人影が……
謎影:そとは……さむい……どうか……なかに……なかに……いれて……
幸村:ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ雪女でござるらぁぁああああああ!!!(泣)
政宗:冗談……だろ……?
佐助:本物の化け物だってのかい。こりゃ陰陽師でも呼んでこないとならないかね。
政宗:呑気なこと言ってる場合か!雪女か……。冷気に熱気で勝つ!幸村、行け!!
幸村:お化けでござるぅ~……無理でござる~……(泣)
政宗:勝ったら信玄公と揃いのもじゃもじゃ買ってやる!
幸村:うぉやかたさむわぁあああああああ(炎)!!!!!!
政宗:自分で言っておいて何だが……欲しいのか?あのもじゃもじゃ。
幸村:うぉおおおおおお!!!烈火ぁああああああああ!!!(ごぉぉおお)
信玄:馬鹿者がぁあああ!!!(どごぉぉぉむ)
幸村:ぐはぁっ!(ずざざざざざ)
佐助:大将何してんの!?
信玄:幸村よ、客人に無礼なことをするでない!
政宗:客人だぁ?相手は妖怪だぜ。
謙信:ようかいとはしつれいですね。かすがやまより、わざわざほうもんしたというのに。
政宗:ぐ、軍神だと!?
信玄:儂が呼んだのだ。のぅ、上杉。
謙信:ふふふ。とりっくおあとりぃとです。
政宗:似合いすぎなんだよ、雪女。ちょっと色っぽいじゃねぇかよ。
謙信:しょうしょうはりきってみました(照)。
佐助:旦那氷漬けにしたのもアンタなわけ?
謙信:ほんのささいないたずらのつもりでしたが、やりすぎてしまいましたね。
とらのわこよ、もうしわけないことをしました。(ぺこ)
幸村:こ、これはどうもご丁寧に……。(ぺこ)
政宗:見合いか。
謙信:ではかいのとら、うたげをはじめるとしましょうか。
きにいりのどぶろくをじさんしました。
信玄:わっはっはっは!そうじゃのう!飲むぞ上杉ぃっ!!
佐助:あのぉ……上杉さん?アンタが来てるってことはさぁ、ひょっとして……
謙信:もちろん、うつくしきつるぎもきていますよ。しかしあなたがたのすがたをみると、
なにやらあわてふためき、すがたをけしてしまいました。
佐助:よっしゃ(ぐっ)!かぁすが~、出ておいで~。美味しいもんあるよ~。
かすが:私は猫ではない!(しゅた)
佐助:いたいた♪久しぶり…………って何、その恰好。
幸村:おお~!パラシュートみたいなスカートでござるな!
政宗:何処のアントワネットだお前は。
かすが:み、見るなっ!!!仮装というから私は謙信様に釣り合うよう張り切って……
化け物の仮装だ等と聞いていないぞ!
佐助:上司の恰好みればわかるでしょ?
かすが:あのように美しいお姿が、妖怪だ等と思うか!?てっきり私は、
天使か妖精の仮装とばかり……ああぁああ!!お美しいっ!!
政宗:いや、みんな本物だと思ったくらいだぞ。
佐助:まさかとは思うけど……それ、西洋の白無垢?
かすが:だから見るなと言っている!くそっ……折角用意したのに……
佐助:それ、結婚前に着ると、婚期が遅れるって話、知ってる?
かすが:なんだと!?け、謙信様……
佐助:うんうん、やっぱ女の子としては、婚期が遅れるのは大問題だよね。
上杉さんって、全然そういうこと考えてくれなさそうだしさぁ。
かすが:う……。
政宗:おい、佐助の周りに黒いオーラが見えるぜ。
幸村:何を言っているのか遠くて分からぬが……なんか怖いでござる。
政宗:言いくるめようとしてやがるな。衣装も手伝って、まさに悪だな。
佐助:だからさぁ、ここらで身近な人間で手を打っておくって言うのも悪くな……
政宗:あ。やっぱり殴られた。
幸村:い、痛そうでござる。
政宗:それにしても、瀬戸内組は遅ぇな。
信玄:ぐはははははは!!!
謙信:ふふふふふふふ。
政宗:こっちは完全に出来上がっちまってるしよぉ。
謙信:いいでしょう。いまここに、かわなかじまのけっちゃくを!!
信玄:望むところよぉ!!甲斐の虎の力、見るがよい!!侵略すること火の如し!!!
うぉぉおおおおお!!!
謙信:あ、それ、のぉんでのぉんでのんで、ぷ~りらぷりらぷ~りら、ふわふわっ!(煽)
信玄:んぐんぐんぐんぐ……ぷっはぁっ!
謙信:やりますね。ではわたしももういっぱい……
佐助:(ぱいんぱい~ん)一気飲みは身体に毒です。お酒は楽しくほどほどに。
信玄:ぐ、ぐぉぉ……フライパン……。
謙信:なかなかいたいですよ……
政宗:女忍にあしらわれた腹いせか?(苦笑)
かすが:貴様!謙信様に何てことをっ!!イイ音がしたではないかっ!!
幸村:佐助っ!お館様をひっぱたくなど許さぬぞぉぉぉお!!!
佐助:悪酔いを止めるのは母の義務。
かすが:う……。
幸村:む……。
信玄:御免なさい。
謙信:もうしません。
(………ごごごごごごごごごずがぁぁああああんん!!!!!)
政宗:な、何だ!?
幸村:何かが城に突っ込んできたぞ!
佐助:うわ。何、あのでっかいの。
政宗:機関兵器みてぇだな。妙にカラフルだが……。
信玄:宴を邪魔するとは無粋な輩よ。幸村!お主の力、彼奴に見せてやれぃ!
幸村:御意!うおぉぉおおおお!!!真田幸村参る!!!!
佐助:旦那!危ないよ!踏みつぶされちゃうって!
幸村:(ぷち)……痛いでござる。
佐助:言わんこっちゃない。
幸村:うぉぉおおおおお!!(どかぁああん)こんな機関なんぞ、我が炎で焼き尽くして
くれるわぁあああ!!!大車輪っ!!(走)
政宗:俺も混ぜろよ、Let's party!Yeah!(走)
佐助:ちょ、止めてよ!アンタ達が暴れたら、城ぶっ壊れるでしょうが!(追)
幸村:ほ~、近くで見ると、一段とでっかいでござる。
しかし!だからこそ闘志も漲るという物!
政宗:そう来なくっちゃな!Are you ready guys?HELL DRA…
元親:派手に行くぜ野郎共っ!!!!
親衛隊:アニキ~~~!!!
佐助:アンタかい。
元親:見ろよ野郎共。俺様の最新作、滅機五〇七号を改良し、二足歩行を可能にした上、
忠実な塗装を施した、ガンダム初号機一分の一スケールだぜ!!!
おめぇらぁっ!ニュータイプの名を言ってみろ!
親衛隊:モ・ト・チ・カ、うぉおおおおおお!!!
幸村:も、元親殿だったか!驚いたぞ。
元親:驚け驚け見惚れとけ!これだけじゃねぇんだぜ?郷里ではシャアバージョンも
作ってる最中でな……
政宗:なんでこんなもんに乗って来んだよ。Halloweenだぞ。仮装しろ仮装。
元親:してるじゃねぇかよ。滅機がな!さぁ、いっちょ戦り合おうぜ田舎もん共っ!
佐助:阿呆だ……。……ん?なんか聞こえない?
政宗:そういや、どこからともなく妙なMelodyが……
(♪魔法使いサリーのテーマ)
元就:我が名は魔法使いサンデー!愛の国より参上した使者である!
幸村:お?彼の高台にいるのは……毛利殿!魔法使いの仮装でござるな。
元親:おぅ、元就!やっと来たか。随分準備に手間取ってたから先に来ちまったぜ。
元就:手間取っていたのは貴様の方だ!先に来ちまっただと……?おのれ長曾我部……
政宗:なんか怒ってやがるな。
佐助:連絡の行き違いか何かで鬼の旦那が出発しちゃって、
オクラの旦那が待ちぼうけ喰らったってトコかな?
元就:このようなガラクタにかまけ、我の時間を奪った罪は海よりも深い!
日輪に捧げ奉ってくれよう!(しゅばっ!)
佐助:あ、ハタキ。
元就:マハリク・マハリタ・ステゴマヨ~!!!!(どすどすっ)
政宗:魔法使いが物理攻撃かよ。
元親:ちょ、馬鹿、やめろって!これ絶妙なバランスで二足歩行してるんだから、
んな叩いたら倒れる……!(ぐら……)
佐助:ははは……やぁな予感♪
元親:うぉぉお!?お前ら、どけぇぇぇっ!!!!(どどどどぉぉぉん)
(倒壊)
元親:上等な菓子を寄越さねぇと、西海の鬼が悪戯してやるぜ?
佐助:城の壁壊すとかね。
元親:悪かったよ!修理代払うって言ってんだろ!……はぁ、今月もきりきり舞だぜ。
政宗:Ahn?お前、いつの間に仮装したんだ?
元親:一人だけ浮くのもつまんねぇからな。着てたもんと化粧で誤魔化したんだが、
あり合わせの割に結構な出来だろ?フランケンシュタインだぜ!
元就:貴様は普段自宅でコスプレしているから慣れているだけであろう。
一人鏡の前でセーラーだの、ナースだの、巫女だの……
幸村:は、破廉恥な……(蔑)
元親:捏造すんじゃねぇよ!!嘘!嘘だぞ幸村!俺が着てんのはあくまで電王とか
ガンダムとかであって、断じて女装なんざ……
元就:姫若子がよく言う。
元親:それは昔の話だ!おめぇだって今サリーちゃんじゃねぇかよ!
元就:サリーではない。サンデーだ。愛と希望を振りまくのだ!
元親:まだあの変態団体抜けてねぇのかお前は!大体……
信玄:どぅわっはっはっは!!
謙信:ふふふふふふ。
佐助:あ~あ、また飲んでる。
元親:(溜息)言い争ってる時間がもったいねぇな。俺等も騒ごうぜぃ!
おら、大福持ってきたぞ。
幸村:おぉ!餡ぎっしりでござるな!
元親:おぅ、食え食え!なんだおい、幸村のコスプレは犬かぁ(笑)?
幸村:頭を撫でるな(振)!狼でござる!
政宗:幸村~、Heyお手。
幸村:伊達ぇ政ぁ宗ぇぇ~!!!(怒)
元就:こしあんが良かったのだが……。
佐助:さて、俺は茶でも煎れてきますかね。
謙信:よきうたげでした。またいづれ。
信玄:うむ。次こそは決着をつけようぞ!
佐助:飲み過ぎないでよ大将……。あ、かすがはいつでもおいで~♪
かすが:二度と来るか!
元親:あ~……じゃあ近いうちに修理代持ってくっから。おい、元就。帰るぞ。
政宗:もう帰ったぜ?
元親:あのヤロ……仕返しかよ(追)
政宗:さて、俺も帰るとするかな。ん?どうした幸村。
幸村:……何でもない。
政宗:……?上杉を見て、何考えてやがる。
幸村:今回は……諦めるしかない。結局勝てなかったのだからな。
政宗:今日は勝負事のために来た訳じゃねぇだろ?一体何を期待してたんだ?
幸村:お館様!次こそ、次こそはお揃いにぃぃいいい!!
政宗:……(溜息)。もじゃもじゃ買ってやるって話、まだ覚えてやがったんだな。
佐助:天気のイイ日は洗濯物の乾きがいいなぁ~♪縁側で日向ぼっこでもしたい気分……
うわっ!何、コレ!?
幸村:灼熱……サウナ耐久……激辛キムチラーメン早食い大会……(ZZZZ…)
佐助:暑苦しい寝言。このもじゃもじゃに埋もれてるの……旦那?旦那!真田の旦那!
起きてってば。何コレ……?
幸村:おぉ~佐助……政宗殿に買って貰ったのでござる……(寝惚)
佐助:買って貰った……ねぇ。
幸村:お館様とお揃いなのだ……(ZZZ…)
佐助:あ、ちょっと!こんな所で寝ないでよ~。まったく……ん?このもじゃもじゃに
埋もれる物体は……目?あ、頭のタケコプターみたいのも!
これもしかして……大将がムックに使った奴のお古?
幸村:ギャル曽根……負けぬぞぉぉ……(ZZZ…)
佐助:これは黙っておいた方が良いのかな(苦笑)
蘭丸:信長様ぁぁぁ!!!貞子が!貞子がぁぁああ!!!(泣)
(♪リングのテーマ)
光秀:信長公……。一日遅れのハロウィンです……気合いを入れて仮装しました……!
蘭丸:お前かよ(冷)
光秀:さぁ、私に甘美なお菓子を……!いえ……菓子などいりませんから、
是非悪戯させてくださいぃぃ!!
信長:滅せよ。
>雪夜様
幸村をぐれさせるのは難しいでしょうな……。
あの子、お館様に初めて会ったときは、
無礼打ちにされても文句言えないようなこと言ってたけどね。
武蔵は他との繋がりが全くないので出しづらいです。
嫌いじゃないんだけどね……。
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