やってみよう

元親：結局の所お前等は、このゲームをプレイしたことがあるのか？
政宗：……ah?
元就：何を言い出しておるのだ、この阿呆は。
元親：来春にはＰＳＰ版、戦国BASARAバトルヒーローズが発売される。
　　　そしてついに！アニメ化までもが決定した。素晴らしい進歩だ。
　　　……が、しかし！だからこそ初心に返る必要があると思うんだよ俺は！
幸村：おぉ！それは良き心がけ！某も見習わねば！
佐助：初心ねぇ……。
政宗：やったことなんざ有る訳無ぇだろ。俺等は出る側なんだからよぉ。
元親：その出演者という立ち位置に、俺達は胡座を掻いていたのではないだろうか!!!
政宗：………Hah?
元親：老若男女問わず愛され続ける、ポ○モンやド○クエのようなゲームとなるために！
　　　今こそ研究に乗り出すべきではないだろうか！
佐助：無理でしょ。だってそもそも対象年齢が……
元親：細かいことは気にすんな！やろうぜ、ゲーム！俺、用意してきたんだよ。
　　　ＰＳ２とＷｉｉだぜ！
元就：……（溜息）用は貴様が遊びたいだけであろう。
元親：ま、そうなんだけどな♪電源入れて……と。ほら、適当にキャラ選べ。
幸村：漲るぁああああ!!!!!（がしょ～ん）
佐助：旦那。そっちはプレステだから。コントローラ振っても、本体壊れるだけだから。

 

――無印
元親：お？迷わず自分を選択しやがったな。
元就：よく恥ずかし気もなく選んだものだ。ある意味賞賛に値するな。
佐助：まだ右目の旦那いないからね～。一人でパァリィとか言ってると
　　　なんか痛々しいものがあるよね。
幸村：陸上で大漁旗を掲げておるぞ。あれは船で使う物ではないのか？
元親：う～ん、まぁ普通はそうだよな。
政宗：五月蠅ぇよ！横でガタガタ言うんじゃねぇ！お前等の国から攻め入るぞコラ！
佐助：このころはまだストーリーなかったんだよね～……あ。中国占領された。
元就：何！？貴様がのろのろしているから悪いのだ！やり直せ！
政宗：冗談じゃねぇよ！馬鹿っ、リセット押すんじゃねぇ！
佐助：あ、次は四国が。
元親：俺の国ーーーーーーーっ!!!!くっそぉ……あの外人め～……
元就：ザビー様を愚弄するな。……お？甲斐も攻め取られたようだな。
幸村：ぬぉおおおおおお!!!!!お館様ぁあああああああ!!!!!!（嘆）
政宗：…………。人が仕掛ける前に戦線離脱しやがって……なんだよお前等！
　　　俺と勝負すんのがそんなに嫌か!!!!?Ah!?

――２
元親：………。人のこと行ってた割に、お前も迷わず自分選択すんのな。
元就：黙れ。我を理解できるのは、我のみよ。
佐助：鬼の旦那、相当やり混んでるよね～。俺様達、みんなレベルMAXじゃない。
元親：まぁな♪
政宗：なんで……なんで俺だけMAXじゃねぇんだよ……（沈）
元親：仕方ねぇだろ。幸村は稼ぎ頭だし、忍しかいけねぇ場所もあるし、
　　　元就はヒット稼ぎやすいし、俺は俺だし。
ＴＶ：（どぉ～ん！「木騎、破壊！」）
元親：あぁぁっ!!!俺のコレクション～!!!起動前にぶっ壊すことねぇだろうが！
元就：そういう任務であろう？参の星よ、我が紋よぉおお!!!!
ＴＶ：（どぉ～ん！「仁王車、破壊！」）
幸村：元就殿、強いでござるな～。
元就：ふん、これくらい造作もない。長曾我部よ、完膚無きまでに叩き潰してくれよう！
　　　己の卑小さを思い知るが良いわ！（連打）
元親：あぁ………何というコンボ数……（沈）俺、かわいそう……。
ＴＶ：（「ぐっはぁぁああっ！」）
佐助：お！勝利。おめでと～。
幸村：完勝であったな！
元親：はぁ……まったく容赦無ぇのな。
元就：見たか、田舎者よ。これで瀬戸内は我が物よ！
ＴＶ：（「あぁ、アニキー！」「アニキィイイイ!!!畜生……」）
元就：………。
元親：うぅ……幼い野郎共を残して、俺は……俺は心配で心配でぇえええっ!!!!
佐助：鬼の旦那、気色悪い小芝居やめてよ。
ＴＶ：（「畜生……うぉおおおお!!!!」ざっくり）
元親：ひでぇよな、ホント。何も彼処までやらなくても…………元就？
元就：………。
元親：お～い、元就～？
元就：五月蠅い、貴様など何処へなりと流されればよいのだ！
　　　アラスカにでも流れ着いて、アザラシとでも戯れていろこの田舎者めがっ!!!
元親：は？アザラ……いだだだだっ!!!!なにしやがんだてめぇは!!!
　　　あっつ!!!馬鹿、部屋の中で光合成すんな!!!あちっ……痛っ、
　　　なんかよくわかんねぇけどごめんなさいィイイイイイイイ!!!!!!
政宗：何にキレてんだ、アイツは？
佐助：さぁ？あの展開に、思うところがあるんじゃないの？（苦笑）

――小休止
元親：あ～、なんか腹減ったなぁ。
元就：大福が食べたい。
幸村：団子がいいでござる。
佐助：ちょっと。一斉にこっち見ないでよ。何も持ってないっての。
元親：オカンって、大体「いざって時のために」とか言って
　　　飴玉かなんかを常備してるもんだろ？
元就：どんな時が「いざという時」なのかは知らぬがな。
佐助：だから、母親じゃないっての！…………持ってるけど。
政宗：持ってんのかよ……。
佐助：ここは竜の旦那の家だよ？そっちに請求してよね。
政宗：Ah～……お前等いきなり押しかけてきたから、何も無ぇぞ。
幸村：心配無用。米と醤油と砂糖さえあれば、完璧でござる。
佐助：何が完璧！？アンタ、人に作らせる気満々かよ！
政宗：仕方ねぇなぁ。佐助、調理場貸してやっから付いてこい。
佐助：なんで決定事項なの……？
元就：と言いつつ付いていくのだな。
元親：流石はオカンだぜ。
元就：さて、では長曾我部はコンビニで餡を買ってこい。
元親：はぁ！？なんでそうなるんだよ！？
幸村：おやつにあんこは欠かせぬでござる。
元就：そういう事だ。
元親：俺がパシられるのも甚だ不満だが……それ以前にコンビニって……
　　　確か今って、戦国時代の筈……
元就：今更何を言うか。目の前にプレステがある時点で諦めよ。
元親：何を諦めんだよ……まぁイイ。買ってくるから、大人しくしてろよ？

――外伝
幸村：むぅ……じっと待っていると、余計に腹が減るでござる。
元就：折角目の前にゲーム機があるのだ。真田も遊べばよかろう。
幸村：そうするでござる♪某は無論、お館様を選択……
元就：外伝に信玄公は居らぬぞ？
幸村：おやかたさばぁ……（沈）
元就：そう落ち込むでない。たまには趣向を変え、別な者を選んでみよ。
幸村：ぬぅ……誰が良いであろうか。迷うでござるな。
元就：長曾我部以外なら誰でも良いと思うが……方向を押したまま目を閉じ、
　　　適当なところで離してみてはどうだ？
幸村：おぉ！るぅれっと方式でござるな！では、いざ参る！
元就：（ぽこぽこぽこぽこ）
幸村：……元就殿？なんで茶筒を叩いておられるのだ？
元就：どらむろーるだ。
幸村：おぉ！盛り上がるでござるな♪では、改めて…………この御方でござる！
元就：………忍か。地味だな。
幸村：風魔殿のお話は、知らないでござる。挑戦してみようぞ！
元就：………。主人公がしゃべらぬ分、猿飛が喧しいほど喋って居るがな。
幸村：佐助は、「場の空気」を大切にすると言っていたでござる。
元就：サラリーマンのような奴だな。
幸村：おぉ！鳥も居らぬのに飛んでいるでござる！どういう仕組みでござるか！？
元就：貴様とて、おーぷにんぐで飛んでいたであろう？
幸村：あれは気合いの賜物でござる。むぅ……北条が忍、侮りがたいでござるな。
　　　佐助にも今度、鳥無しで飛んでもらおうぞ。
元就：やめておけ。「なんでもアリ」の範疇を越えて居る。
　　　………。……順調に進んで居るな。次が最終章か。

元親：今帰ったぜ～。あんこなんて置いてねぇっていうから、
　　　三件もコンビニ回って………ん？
幸村：………。
元就：………。
元親：何？この重い空気。
政宗：待たせたな。茶ぁ入ったぜ。
佐助：あり合わせの団子も完成………どしたの二人とも？
元就：いや、その……知らなかったとはいえ、
　　　我が提案したこと故、少々責任を感じてな……
政宗：Ha?何の話だ？
幸村：ざぁずげぇええええええええ～!!!!（泣）
佐助：わ！ちょ！何！？団子落としちゃうよ旦那ぁ。
幸村：………。佐助は今後一切任務に赴くことを禁止するでござる!!!!!
佐助：はぁあっ！？何それ！？クビって事！？
幸村：そっ……あんなっ……だっ……うぉおおおおおおおおん!!!!（泣）
佐助：いや、うお～んとか言われても………。オクラの旦那ぁ、どうなってんの～？
元就：………。
佐助：目合わせてよ。
元親：成る程。風魔の章をやった訳か。（苦笑）
政宗：何でもいいから、とりあえず喰おうぜ。

――Ｘ
幸村：ふぅ～！満腹でござる～♪
元就：程よい甘みであった。
政宗：お前等はホント、切り替え早ぇな。………お？まだひとつソフト余ってるな。
元親：クロスは他とちょっと形式が違うんだがな。折角だから猿飛やってみろよ。
佐助：鬼の旦那はやんないの？
元親：俺はもう飽きるほどやってるからな。
佐助：そっか。じゃあお言葉に甘えて。
政宗：誰にするんだ？
佐助：う～ん……どうせなら女の子が良いな～♪
幸村：お、おなごを操作するのか！？
佐助：旦那。そういう言い方すると、それこそ破廉恥だからやめようね。
　　　………あ。女の子一人しかいないや。
元就：魔王の妹か。
佐助：まぁ、暗いけど可愛いからいっか。選択っと。
幸村：おぉ！敵は政宗殿でござるな！
元親：うわぁ～……女相手に、刃物振り回してやがるぜ。
政宗：なんだその言い回し。俺、極悪人みてぇじゃねぇか。
佐助：俺様、こういうゲームやったことないから分かんないんだよね。適当に押しちゃえ。
元親：お。初心者特有の乱れ押し。
ＴＶ：（「逃げないで……」）
元親：そして初心者特有の、なんやかんやで技連打。
元就：ほぅ、大した物だな。
ＴＶ：（「ＷＩＮ！」）
幸村：おぉぉ……最後は政宗殿、握りつぶされてたでござるな。
政宗：畜生、お前等俺に何の恨みがあるんだよ!!!!

――次は……
元親：ＰＳＰ、持ってんのかお前等？
政宗：ＤＳならな。
幸村：全部持ってないでござる……
佐助：無駄使い禁止。
元就：アニメの方が先ではないのか？
元親：どうなんだろうな？まぁ何にせよ、今日の研修で分かったように
　　　皆さん人気に胡座を掻くことなく、精進しましょうってことだ。
政宗：研修だったのか……？
佐助：でも、次はどんな感じなんだろうね～？
政宗：強い奴が多いなら、俺は文句無ぇぜ。
元就：我は長曾我部が出てこなければ、後はどうでも良い。
元親：俺クビ！？……次って、タッグ戦だろ？お前は俺と組む可能性が一番高ぇんだぞ！
元就：………。○ーエーに鞍替えでもするか。
元親：そんなに嫌か!!!!
幸村：特典ＤＶＤは「お館様ブートキャンプ」で決まりでござるな♪
政宗：おまけっつーか、嫌がらせだよな。
佐助：何はともあれ、来春が楽しみだな～ってことで、今日はお開き！
　　　さぁ、夕方のタイムセール前に帰るよ～。