なかよしこよし

――朱石様よりリクエスト分。
　　　元就のお話。
　　　戦国という指定でしたが………すいません
　　　毎度の事ながら、普通に携帯とかファミレスとか出てきます。

元親：元就の様子がおかしい。
政宗：Hah?なんだよ突然。
佐助：あの人が変わってるのは今に始まったことじゃなくない？
元親：それにしたって、最近の態度はあまりにも妙だ。
　　　全く我が家に訪ねて来ないし、こっちから行っても門前払い。
　　　道端で出くわせばセミの死骸を踏んだ時のような表情になり、
　　　気に入りのフィギュアをやっても、綺麗に分別した後資源ゴミに出される。
政宗：それこそいつも通りじゃねぇか。
元親：俺等はダチだぜ！？ご近所さんだぜ！？こんな冷たい関係のままでいて
　　　良いものだろうか！いいや、よくねぇ！
佐助：別に良いじゃん。誰も困んないよ。
元親：俺が困るんだよ！アイツに構ってもらえなくなったら、
　　　軍資金を絡繰りに注ぎ込む俺に、誰が歯止めを掛けるってんだ！
政宗：てめぇで掛けろ。
佐助：それよりあんま騒がないでよ。旦那が起きちゃうでしょうが。
幸村：ｚｚｚｚ……みずまんじゅう……ｚｚｚ……
元親：つーか、お前等はなんで人ん家来て、当たり前のように寛いでやがんだよ。
　　　昼寝してる奴まで居るし。
政宗：お前ん家、お前がクーラー改造してっから、絶妙な温度で快適なんだよ。
佐助：うちは扇風機が壊れたから涼みに来ました。
元親：あん？なんだ、早く言えよ。扇風機くらいなら修理してやるぜ。
佐助：無理無理。粉微塵だから。
政宗：何があったんだよお前等ん家……
元親：ただで涼ませてやってんだ。お前等も協力しろよ、ザ・仲直り大作戦。
政宗：断る。
佐助：一文の得にもならないじゃん。
元親：じゃあ、余ってる改造クーラー分けてやる。
政宗：竜に取り持てない仲は無ぇ。You see?
佐助：忍のやること、なんでもアリだよ。
元親：こういう現金な態度を見ると、此奴等との友情を考えちまうよな……
佐助：とりあえず、主役がいないと意味無いじゃん。電話で呼び出そうか。
元親：俺の番号だと、出るには出るが、留守番電話サービスの物真似された後切られるぞ。
政宗：手の込んだ拒絶だな……。仕方ねぇ、俺が掛けるぜ。
佐助：でも此処に呼び出すと嫌がるんじゃない？
政宗：Ah……ファミレスにでも呼ぶか。
佐助：今、戦国時代だよね？
政宗：今更野暮言うな。

――数分後　ファミレス
幸村：デビルチョコサンデーをお願いいたす！
佐助：冗談です。ドリンクバー５つ。後から一人来るんで。
幸村：むぅ……。
佐助：むぅじゃないの。アンタ最近、ただでさえ冷たいもんばっか食べてんだから。
政宗：ドリンクバーonlyかよ……
元親：んじゃ、早速行こうぜ幸村！ファンタとコーラとQooと烏龍茶ミックスした、
　　　デラックスドリンクバーを味わわせてやるぜ！（走）
幸村：うおおおおお！でらっくすぁああああああ!!!!（走）
佐助：気持ち悪いよ。つーか鬼の旦那は座ってなきゃ駄目なんじゃないの？
　　　もう毛利の旦那来ちゃうよ。
元就：我がどうかしたか？
政宗：のわっ！？音もなく座ってんじゃねぇよ！
元就：なんだその反応は。貴様が呼び出したのであろう。……それで？何のようだ。
　　　我は忙しい身なのだ。下らぬ用事ならば日輪に捧げ奉るぞ。
佐助：そう言われると言いづらいんだけどさ～。これがあったから。
元就：ドリンクバーの割引券？
佐助：たまには涼しい所でお茶でもと思ってね♪
政宗：（こそ）お前……そんなものいつの間に用意したんだよ？
佐助：（こそ）広告に付いてるクーポン類は常に切り抜いて持ち歩いてるの。
　　　鬼の旦那もいるって言ったら、すぐに帰っちゃうかも知れないでしょ。
　　　ここはとりあえず「何気なく誘った」って装って、心を解きほぐしてから
　　　会わせた方が良いだろ？
政宗：I see……
元就：何をこそこそ話しておるのだ？
政宗：た、大した話じゃねぇよ！ほら、あれだ……
　　　今な、良い所をどれだけ言えるかゲームをしてたんだ！
元就：げーむ？
佐助：（こそ）ちょっと！竜の旦那！いきなり不自然全開じゃない！
政宗：（こそ）お、俺は何とか話を仲直りの方向に持って行ってやろうとだな……！
元就：どんなルールなのだそれは？
佐助：意外と食いついた！
政宗：此奴、何だかんだ負けず嫌いだからな……。
佐助：え、えっとね……相手の良い所を出来るだけ沢山挙げるんだよ。多けりゃ勝ち！
元就：随分大雑把なルールだな。
佐助：ま、まぁ暇つぶしだしね！毛利の旦那も混ざる？
元就：混ざっても良いが、いきなりは難しい。一度やって見せてみろ。
二人：え………。
元就：どうした？今までの対戦の続きで良いぞ。
二人：………。
佐助：じ、じゃあ……。竜の旦那の、良い所か………（見）
政宗：………。（緊張）
佐助：……………………。
政宗：………………………。
佐助：…………～～～～～っ。
政宗：……………。
佐助：……………あ、握力。
政宗：三分近く考えてそれか！
佐助：だって、思いつかないよ！
政宗：思いつけ！
佐助：無茶言うな！
元就：なかなか難しそうだな。
幸村：ただいまでござる～♪Qooとファンタの合わせ技が素晴らしき味を……
　　　む？……何をもめておるのだ？
元就：相手の良い所を列挙し、褒め殺すゲームだ。
幸村：ほめ？以前似たようなことをした記憶があるな。
元就：真田ならば得意なのではないか？付き合いの長い従者の利点くらい
　　　いくつか挙げることが出来よう。
佐助：「利点」っていう言い方やめてくれます？
幸村：佐助の良い所を挙げればよいのか？……………むぅ（考）。
佐助：……………。
幸村：………………………………。
佐助：……………。
幸村：………………………………。
佐助：……………。
幸村：…………………三日は掛かるな。
佐助：そんなに考えなきゃ行けないほど出てきませんか！？
元就：こういうことは、付き合いの長さでもないのだな。
佐助：泣いてイイ……？（沈）
幸村：いや、多すぎるのだ。言うだけで三日は掛かる。
佐助：イイ子！（がばっ）
政宗：お前等が仲深めてどうすんだ。
佐助：あ～、えっと、なんだっけ？そっか、オクラの旦那は鬼の旦那の考えてよ。
元就：…………。長曾我部の？
政宗：砂の入ったアサリ食った時みてぇな顔すんな。
　　　お前等だって、餓鬼の頃からの付き合いなんだろ？
元就：無い。
政宗：Hah?
元就：皆無だ。彼奴の存在など百害あって一利なし。
　　　ウザイとオタクとヘタレが手を取り合い、揃いの服来て歩いているような男よ。
政宗：そこまで言うか……。
佐助：でもさぁ、一個も言えないとその時点で負けだよ？
元就：ぐっ……ま、負け……。
政宗：こんなくだらねぇGameにまで勝ちてぇのか？
佐助：（こそ）竜の旦那、黙って！
政宗：（こそ）Sorry……そういや作戦だったな。
幸村：何をひそひそ話しておるのだ？
元就：そうだな……強いてあげるなら………
佐助：何何？
政宗：言ってやれ言ってやれ！
元就：ば……
元親：よぉ！完成したぜ、渾身の力作！爽健カフェモカグレープマスカルポーネ！
　　　史上最強の連中がタッグを組んだドリンクバ………元就ぃ！？来てたのか！？
元就：………。
政宗：My goodness……
佐助：天才的なタイミングの悪さだね……
幸村：今、良い所ゲームをしていたのでござるよ。
元親：あん？ゲーム？
幸村：元就殿が元親殿の美点を挙げようと……
元就：真田！余計なことを！
元親：おおおおお！お前が俺を誉めるのなんざ、４年に一度くらいだからな！
政宗：五輪か。
元親：さぁ、ずずいっと言っちまってくれよ！
元就：………。
元親：どうした！遠慮すんなよ！
元就：………ふ。
佐助：うわ。
政宗：笑った。
佐助：負の感情しか感じられない笑みだね……
元就：長曾我部？
元親：おう！
元就：お前は、和と洋ならば、和の方が好みであろう？
元親：あん？
政宗：何の話だ？
佐助：ご飯じゃないの？此処ファミレスだし。
幸村：厠のたいぷかもしれぬ。
佐助：旦那。お下品。
元親：まぁ……飯にしろ便所にしろ寝床にしろ、和物の方が性に合ってるけどよぉ
元就：やはりな。……貴様等、坊主を手配しておくがよい。
政宗：Ha?坊さんだぁ？
元就：それから香典返しも考えておけ。長曾我部の事だ。無駄な人脈も多かろう。
　　　参列者も並大抵の数ではないだろうからな。
政宗：待て待て待て。
幸村：どういう意味でござるか？
佐助：逃げた方が良いよ、鬼の旦那。この人、アンタの葬式プラン考えてるみたいだから。
元親：成る程！遠回しに、俺のダチの多さを誉めてんだな！
政宗：Positive thinkingも、行き過ぎると哀れを誘うな。
　　　こりゃフォローしねぇと話がややこしくなりそうだぜ…
佐助：ねぇ、旦那もぼんやり窓の外ばっか眺めてないで、少しは協力してよ。
　　　俺様達だって、好きでこんなことやってる訳じゃ……
幸村：だが……すごい雨だな。
佐助：うわ。ホントだ。いつの間に……
政宗：これで一気に涼しくなりそうだぜ。
　　　猛暑って奴も、いい加減Cool downするってことだな。
佐助：って！呑気に眺めてる場合じゃない！（立）
幸村：ど、どうしたのだ急に……。折りたたみ傘ならきちんと持ってきて……
佐助：センタクモノ！ホシッパナシダヨ！
政宗：慌てすぎだ。片言になってんぞ。
佐助：俺様としたことが……今日の限ってバタバタしてて天気予報見逃したんだよ！
　　　つーか、旦那！折りたたみ傘持ってきてるってことは天気予報見てたんだろ！
　　　雨降るって教えてよ！
幸村：そ、そんなに怒らずとも……俺は佐助ならばしっているものとばかり……ぐぇ。
佐助：帰るよ！今ならまだ洗い直して部屋干しすれば夜には乾く！（走）
幸村：くくく首を引っ張るな佐助！し、締まっ……！
政宗：Ah～……騒がしい奴等だぜ。
元就：貴様は帰らずとも良いのか。
政宗：俺ん家は小十郞が目を光らせてっから別に……
元親：………。
元就：………。
政宗：………。や、やっぱ俺も帰……
元親：待ちやがれ（掴）仲取り持つって言ったじゃねぇか！クーラーほしくねぇのかよ！
政宗：こんな気まずい空間に巻き込まれてたまるかよ！それに、季節はもう秋だ。
　　　来年に期待するぜ。Good luck!!（逃）
元親：あ！ち、畜生……
元就：………。
元親：………。
元就：………。
元親：お、俺傘持ってねぇんだよ。お前ん家のが近ぇから、雨宿りさせて……
元就：断る！

――毛利家
捨て駒：どうぞ、ほうじ茶です。
元親：有り難てぇ！恩に着るぜ！（ずずっ）くぁーっ！あったまるぜぃ！
捨て駒：それはなによりです。なんならおかわりも……
元就：貴様。
捨て駒：（びくぅ！）
元就：誰の許可を得て、そこの不審者を我が城内に侵入させておるのだ。
捨て駒：い、いや、玄関の前で雨に打たれて立ち尽くされてたんで、見るに見かねて……
元親：ぶぇっきし！あ～……さみぃ。目の前で締め出しやがって。
　　　風邪でも引いたらどうしてくれんだよ！
元就：黙れ不審者。通報されたいか。貴様が勝手に付いてきただけのこと。
　　　風邪を引こうが野垂れ死のうが、我の知ったことではないわ。
元親：へいへい。今更その程度の蔑みなんざ、反応する気にもならねぇぜ。
　　　ま、雨宿りの礼に、面白ぇもんでもみせてやるから勘弁しろよ。
元就：ほぅ、面白いもの、とな。そこの捨て駒、我の「とりっきりカメラ」を持ってこい。
捨て駒：は、はい……？（去）
元親：今時使い捨てカメラかよ。デジカメくらい買えよな……。
　　　まあいい。写真に撮りたいほどの興味は持ったってことだよな♪
元就：何、面白いものと言うからには、さぞや腹を抱えて笑える芸を
　　　用意しているのであろうと思うてな。万が一にも無いとは思うが
　　　我がくすりとも笑えなければ、我が直々に貴様に鉄槌を下し
　　　週刊『残虐写真』に応募してやろうと思ってな。
元親：背水の陣かよ！つか何だ、その危ねぇ雑誌は！週刊ってのがまた恐ろしいぜ……。
元就：さぁ、見せるがよい！面白いものを！

元親：つ、つーわけで、全部赤のトランプが揃いました～！な？不思議だろ？
元就：………。
元親：不思議だろ！？不思議だよな！？
元就：………。（歩）
元親：命掛けで手品見せたってのにノーリアクションかよ……。
元就：………（ごそごそ）
元親：な、何してんだよ。まさか残虐写真の準備とか……
元就：ふん。（置）
元親：な、なんだよ、この箱？あ！面白かったから賞品的なアレか！
元就：阿呆め。これは手品グッズだ。
元親：手品？へ～、お前も手品すんのか。ちょっと見せてみろよ。
元就：そのつもりで箱を出したのだ。さぁ、入れ。
元親：俺が中に入るのか？随分大がかりだな。
元就：まぁ、テレビ番組の見よう見まねだがな。人体切断マジックだ。
元親：人……体……切断………？そ、それは、種知っててやるんだよな……？
元就：…………………………………………………………タネ？
元親：小首傾げてんじゃねぇえええええええええええええええええええ!!!!!!!
      あぶねぇ……俺真っ二つになる所じゃねぇか……。
元就：真っ二つになどするか。網目状のレーザービームを用いて、
　　　箱がさいころステーキ上にバラバラと……
元親：ふざけんなぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

元親：あ～……漸くあの危ねぇ物体を片付けたぜ……
元就：我のマジック……。
元親：いらねぇ体力使ったから疲れたしよぉ…………けほっ。ん？……げほっ
元就：物置の埃で噎せたか？
元親：いや、大して埃っぽくもなかっ……けほっ。やべ……さっき雨に打たれた所為か？
元就：馬鹿のくせに、本気で風邪でも引いたか軟弱者め。
元親：うるせぇ、誰の所為だと……げふっ、ごほっ
元就：…………。ふん。（投）
元親：痛っ！投げつけてくんじゃねぇよ！何だこれ？………………のど飴。
元就：その鬱陶しい咳をさっさと止めろ。
元親：も、元就ぃ～～～～～っ（感涙）早速いただくぜぃ！………。
元就：どうした？さっさと食うがよい。
元親：いや、なんつーか………俺の長年の経験が、お前の親切に大して
　　　警鐘を鳴らしてんだよ………。
元就：………。………そんなに我が信用ならぬか？
元親：へ？
元就：ならば、もう良い。
元親：ま、待て！食う！俺が悪かった！
元就：別に無理をせずとも……
元親：いいから寄越せよ！へぇ～、かぼす味とは変わったのど飴だな。
　　　何処で買ったんだ？（ぱく）
元就：いや、買っておらぬ。貰ったのだ。
元親：誰に？
元就：明智だ。
元親：（ぶーーーーーーーっ!!!!）やっぱりかあああああああああああああああああ!!!!!
　　　なんつー危ねぇもん食わせてくれてんだてめぇは！
元就：……ちっ。まだ呑み込んでおらなんだか。
元親：この野郎、図りやがったな……。今度という今度は許しちゃおけ……
元就：（RRRRR）電話だ。
元親：（転）い、いきなり立ち上がるんじゃねぇよ！
元就：電話だと言っておろう。貴様はここで大人しくしていろ。
元親：……ちっ。

元就：我だ。
政宗：『よぉ、相変わらず不景気な声だな』
元就：何用だ。我は不審者を撃退するのに忙しい。
政宗：『放置しておいて来ちまったものの……流石に少し気になってな。
　　　お前、元親の野郎といつまでもめてるつもりだ？』
元就：我はもめてなどおらぬ。馬鹿に相応しい対応をしてやっているまでのこと。
政宗：『いや、まぁ、お前等は元々そんなもんだってのは知ってるけどよ……』
元就：だったら余計な口出しをするな。自分を省みることも出来ぬ愚か者など
　　　貴様も見限った方が身の為ぞ。
政宗：『Hum……省みる、か。反省を促してるってことは、
　　　やっぱり野郎に腹を立てるきっかけがあったみてぇだな』
元就：………。
政宗：『Ha!図星だな』
元就：黙れ。知ったようなことを申すな。
政宗：『言ってみろよ。野郎だって馬鹿なりに悩んで、俺等に相談に来たんだぜ？
　　　反省しろつっても、その内容が分からねぇんじゃ、あまりに不憫ってもんだ』
元就：………。長曾我部が悪い。
政宗：『それじゃ分からねぇよ。小学生かお前は』
元就：どうせ彼奴は、我がどうしようが図々しく生き延びる。
　　　前髪の尖った男でも、背ばかり伸びた筋肉馬鹿でも、
　　　頭は空の巫でも拳銃マニアの女でも、遊び呆けていれば良いわ！
政宗：『……………………Hah?』
元就：新入り共と戯れておればよいといっておるのだっ!!!!!
政宗：『（き～ん）いきなり怒鳴るな……。早い話がアレか、嫉妬か。』
元就：断じて違う！
政宗：『（き～ん）だから……怒鳴るな』
元就：彼奴が遊び呆けている間に、瀬戸海は我がいただいてくれ……っ！…………。
元親：…………。
元就：ち、長曾我部……な、何故ここに居る……
政宗：『Ah?なんだ？どうした？聞こえてんのか？』
元就：よ、四方や今の話聞いて……
元親：元就ぃいいいいい～～～～～っ!!!!!
元就：こ、此奴！寄るな触るな！貴様など……貴様など………
　　　焼け焦げよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

――後日
佐助：で？結局、オクラの旦那が寂しくて不機嫌だった訳？
元就：違うと申しておろう。
政宗：くだらねぇ喧嘩だ。迷惑極まりないぜ。
幸村：仲良きことは美しきこととお館様もおっしゃっていたぞ！
元就：いい加減にしろ貴様等……。
元親：おう！待たせたな！持ってきたぜ、冬もぽかぽか快適ファンヒーター。
　　　その名もちび暁丸でい！
佐助：気が早いのと、グロテスクな見た目と、無駄にでかいのと……
　　　どこからツッコミ入れるべき？
元親：機能は完璧だぜ。人の体温を感知して絶妙な設定温度にしてくれんだよ。
　　　お前等には世話んなったからな、くれてやるよ。
政宗：奥州の冬は寒いからな。有り難くいただいてくぜ。
幸村：おお！格好イイでござる！佐助、乗ってみても良いか！？
佐助：惜しいな～旦那。それ、乗り物じゃねぇんだわ。
元就：我はいらぬ。
元親：まだ拗ねてんのかよお前は（呆）
元就：我は拗ねて等……！
元親：ほらよ。おまけだ、持ってけ。
元就：な、なんだこれは。
元親：塩豆大福ドリームセット。味、カラーとも充実の１０点セットでお届けします。
　　　すげぇ行列ならんで買ってきたんだぞ。有り難く食え。
元就：………。よし、貰ってやる。長曾我部、茶を入れろ。
政宗：あっさり機嫌なおったみてぇだな。
佐助：最初からそれ持ってけばよかったんじゃないの……？
幸村：塩と餡の加減が絶妙でござる～♪
元就：我の物ぞ！勝手に食うな真田！
元親：緑茶入れたぜ～。