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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2025.02.03,Mon
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Posted by 今元絢 - 2008.09.11,Thu
――企画部屋より転載。
   浅井夫婦のある日。

――夢を見た。

長政:………。

――嫌な、夢を見た。

長政:朝から不吉極まりない……。疲れているようだな。よし、市。今日は……

――だから今日は

長政:……市?何処へ行ったのだ?
五本槍:あ。長政様、お早うございます!
長政:うむ。朝から鍛錬とは、精が出るな。………お前達、市を知らぬか?
炎の槍:ひい様は、朝早くからお出掛けにございます。
長政:何?出かけた……?
闇の槍:はっ。長政様は本日お休みだから朝寝坊をさせてあげたいとの仰せにて、
    ご報告致すことが出来ませんでしたが……
長政:彼奴め……余計な気遣いを。して、何処へ出かけたのだ。
雷の槍:それは……なぁ?(笑)
氷の槍:それは……ねぇ?(笑)
長政:なんだ、その愛想笑いは。薄気味悪い。
風の槍:ええとぉ……そのぉ……秘密です、てへ♪
長政:無言・即殺!
五本槍:わぁああああっ!!!すいませんすいません!腹の立つ仕草付けてスイマセン!
炎の槍:俺等も知らないんですよぉ……
闇の槍:ひい様付きの女中達は知ってるみたいなんですけど、教えてくれなくて……
風の槍:なんでもひい様に固く口止めされてるとか……
雷の槍:俺達じゃ話になりませんよ。長政様、直接問いただしてきたらどうです?
長政:……いや……それは……
氷の槍:やっぱり……長政様でも、あのおばちゃん達は怖いんだな……
雷の槍:最強だもんな……あの女中軍団……。
長政:もう良い。私が直接さがしてくる。
風の槍:長政様……ひい様に何か、特別な御用でもあるんですか?
長政:用……という程の物でもないが……
炎の槍:馬鹿、ここは察してあげるのが男ってもんだろ。
雷の槍:はっ!やっぱりそういう……
氷の槍:長政様、頑張ってください!俺達、応援してますから!
闇の槍:さぁ、行くぞみんな!今日も元気に、鍛錬鍛錬!
長政:き、貴様等……勝手に結論づけるなぁあああああ!!!!(恥)

――織田家
長政:市が行きそうな所と言えば……やはり兄者の家か?
濃姫:あら、長政。珍しいわね。貴方が一人で来るなんて。
長政:お邪魔いたします、義姉上。つかぬ事を伺いますが、市は来ておりませぬか?
濃姫:お市?いいえ。来ていないけれど。……あら?喧嘩でもしたの?
長政:い、いえ……そういう訳では。というか義姉上、何故そんなに嬉しそうなんですか?
濃姫:女は幾つになっても、恋の悩み相談ほど楽しめる物はないのよ♪
   素敵なお話しなら、投稿してもいいわ。採用されると、ファッションバッグが……
長政:お気遣いは有り難いのですが……先を急がせていただきます。では……
蘭丸:濃姫様ぁあああああ!!!!(走)
長政:ぬぉぅ!?あ、危ないではないか!ちゃんと前を見て走れ小童!
蘭丸:ん?あ、長政だ。
長政:貴様……。相変わらず礼儀を知らぬ子供だな……
蘭丸:この際だから、お前も手を貸せ!大変なんですよ濃姫様!
   変態が……変態が何処からかファイバースコープを買ってきたんです!
長政:ふぁ、ふぁい……?
蘭丸:ありとあらゆる角度からの盗撮が可能とか言って、城中!
   それはもうミミズみたいに張り巡らせてあるんですよ!気持ち悪ぃ……
濃姫:光秀……この前ビデオファイルを焼き払ったばかりだというのに、
   まだ懲りていなかったのね……。私のやり方が緩かったわ。
   蘭丸君……やっぱり焼くなら、根元から焼き尽くさないとね(微笑)行くわよ。
蘭丸:是非も無しです!(追)
長政:………。
信長:長政ぁ……(疲)
長政:っ!!!あ、兄者……。いきなり背後に立たれているので、驚きましたぞ……。
   今、義姉上達が戦場に赴いていきましたが?
信長:是非もなぁしぃ……
長政:……。そこら中にファイバースコープが絡み付いて……(取)
   兄者も……大変そうですな。
信長:……(頷)
光秀:信長公……(くす)
信長:!!!!
光秀:アァァアアアアアァアっ……逃がしませんよぉおおおお!!!!
   隅々まで撮影を……おや?浅井長政?
長政:相変わらず貴様は悪の……否、奇妙奇天烈の塊!世に百害あって一利無し!成敗!
光秀:あぁぁ……そんな切ったキャベツの中に蛞蝓を見つけたような目をして……
   誉められたら私はもう……(悦)
長政:うぅ……気色の悪い(退)
光秀:どうでもイイですが……貴方、そんなところにいたら邪魔ですよ。
   信長公が見えないじゃないですか。
信長:……(隠)
長政:あ、兄者……気持ちは分かりますが、隠れないでいただきたい……。
光秀:長政……こんな所に一人でいたら……今頃奥方がどうなっているか……
   わかりませんよ?
長政:ど、どういう意味だ!
光秀:いえ……ふふふ……。ただ……夏の終わり………短い命を掛ける蝉の如く……
   危険な恋に溺れるのも……また然り。芸能界をご覧なさい……モ○は二度目の……
長政:そのようなこと!あろう筈がないわ!
信長:……行けぃ、長政。
長政:兄者!?
信長:我が妹を……修羅の道に落とすこと、許しはせぬ。事が及ぶ前に……
   止められぬとはぁ、言わせぬ。
長政:し、しかし、あの変態の前に一人残していくなど!
信長:ふん。是非に及ばず。光秀……信長が首、撮れる物なら撮ってみせい!
長政:くっ。兄者の思い、無駄にはしませぬぞ!(走)
光秀:信長公!仰せのままにィィイイイィィィイイイッ!!!!(跳躍)
濃姫:発射。
蘭丸:(どぁああああん)
光秀:………帰蝶……。大砲って言うのは……反則じゃないですか……?
   私……ばらばらになっちゃいますよ……?
濃姫:私の可愛いアームストロング砲に何か文句でもあるのかしら?(微笑)
   上総介様は、濃めがお守りいたします!
信長:……是非も無ぁしぃ(感動)
蘭丸:死んじまいなぁっ光秀!蝉の如くな!(撃)
光秀:んふふふ………私の愛は、これくらいで滅したりしませんよぉおお!!!!(跳躍)

――伊達家
小十郎:大分涼しくなってきましたな……。そろそろ扇風機をしまっても……
    政宗様!!!
政宗:な、なんだよ。いきなりデケェ声だすな。
小十郎:なんですか、このエアコンの設定温度は!もう必要ないでしょう!
政宗:五月蠅ぇなぁ。16度くらいに設定して、布団にくるまって寝るのが最高なんだよ。
小十郎:なんと地球に優しくない発言!28度で十分です!(ピピピピ!)
政宗:あぁっ!やめろ、小十郎!折角部屋が冷えてきたん……
長政:独眼竜ぅううううううっ!!!!
政宗:!!!
小十郎:何奴っ!
長政:貴様、市を何処に隠した!言え!
政宗:Ha?知らねぇよ。それよりどうしてくれんだ。家の襖、蹴り壊しやがって。
長政:私があのドラマCDを知らぬとでも思っているのか!
   私の不在を良いことに、市に散々不埒な言葉を掛けおって……
   忘れたとは言わせぬ!
政宗:そりゃてめぇが勝手に深読みしただけだろうが。
   妙な言い掛かりつけてんじゃねぇよ……。
いつき:兄ちゃ~ん、遊びにきたべ♪見てけろ、コレ!新しいポ○モンゲットしただ♪
政宗:お前な……当然の如く縁側から上がって来んなよ。
   大体、俺達の身分でニン○ンドーのゲームにどっぷりはまるってのも
   どうかと思うぜ。
いつき:いらねぇだか……?折角レアポケ○ンを分けてやるべと思ったのに……
政宗:マジか!?どれだ!?
いつき:これだべ♪今、そっちに送るだ!
政宗:Wait!今、DSの通信の準備を……
長政:貴様……このような童まで……。なんたる悪!
政宗:……Ha?こいつ……なんか益々勘違いしてねぇ?
小十郎:(溜息)……浅井。てめぇがどんな誤解をしているんだか知らねぇが、
    政宗様は、未だに「耳を○ませば」すら恥ずかしくて見られぬ
    純情な御方。妙な間違いなど、あろう筈もない。
政宗:……おい。何を勝手にカミングアウトしてんだお前は……。
長政:いまいち腑に落ちぬが、確かに市は居ないようだな……。
   武田の者達が、「破廉恥と言ったら、あの人」と断言するので、
   此処に間違いないと思ったのだが……。
政宗:アイツ等……(怒)
長政:邪魔をした。(去)
いつき:あ、ウルトラマンの兄ちゃん。
長政:なんだ?
政宗:他の呼び名は無ぇのかよ……こいつもあっさり受け入れてるし。(呆)
いつき:お市姉ちゃん……前田の姉ちゃんのトコでねぇだか?
長政:前田の……?まつ殿のことか?
いつき:おらも、お市姉ちゃんも、お料理習いに行くことがあるんべ。
    いってみるといいだよ♪
長政:そうか。情報、感謝する。

――前田家
利家:ま~つ~
まつ:犬千代様~
利家:ま~つ~
まつ:犬千代様~まつめは此方にございます~
利家:ここだな、まつ!
まつ:まぁ、どうしてお分かりに?
利家:夫婦ならば、何処にいても通じ合うものだ!
まつ:犬千代様!これが二人の……
夫婦:愛の奇跡!
長政:何故分かるも何も……声を頼りにすれば誰でも見つけられよう。
利家:待たせたな、長政殿。
まつ:休日の日課である夫婦隠れん坊に夢中になっておりまして。
   お客人をお待たせしたこと、お詫び申し上げます。
長政:夫婦……隠れん坊……?
利家:隠れん坊は敵の目を欺く力、敵の策を見破る力、素早い判断力など、
   様々なものを養うことが出来る鍛錬の一つと、ある御仁に教わってな。
まつ:しかも、夫婦の愛も確かめることが出来るというおまけ付き!
利家:すばらしいな、まつ♪
まつ:ええ♪よろしければ、浅井のお家でも、お試しになってはいかがです?
長政:遠慮しておく………。本題に移ろう。市は……来ていないか?
まつ:お市様……に、ござりまするか?
利家:来ていないぞ?
長政:そうか……。
利家:何か、あったのか?
長政:行き先を隠して、出かけてしまったのだ。……まったく、何処で何をしているやら。
まつ:……もしや……占いに出かけられたのかもしれませぬ。
長政:占い?
まつ:先日、相談を受けたのです。何でも、以前旅先で占って貰った際、
   よろしくない結果が出たとか。お市様は酷く心配されていたようですので、
   「それならば、良い結果が出るまで占い続ければ良いのです」と
   アドバイスいたしました♪
長政:そう言うものなのか……?占いとは。
利家:占いかぁ……昔、まつが一度やって見せてくれたのを覚えているぞ。
まつ:ええ。こうして、花弁を、一枚一枚。「好き……好き……好き……」
利家:まつ?それは「好き」と「嫌い」で交互にしなければ、占いにならないではないか。
まつ:そうでございますね。しかし、夫婦となった今、
   犬千代様への思いばかりを記したまつめの辞書に、「嫌い」等という言葉が
   みつからないのでございます……(照)
利家:ま~つ~!
まつ:犬千代様~!
長政:………。

――ザビー城
占い師:ふむ…。つまり貴様は、女房に逃げられた哀れな男と言うわけだな。
長政:なっ、がっ、に、逃げられたわけではないわ!
占い師:ふっ……まぁ良い。行き先を占って欲しい、という訳だな。
長政:いや、私はただ、此処に来ていないかどうかを尋ねただけで……
占い師:退け。術を唱える。………ララサンシャイン~……ララサンシャイン~……
    我は求め訴えたり~……♪
長政:奇妙な舞だな……。
占い師:出たぞ。忘れ物をして慌ててしまいそう。出かける前にしっかりチェックを。
    ラッキカラーは紫だ。
長政:……。それが居場所と何の関係がある。
占い師:ふむ。調子が悪いようだな。では、もう一度。ララサンシャイン……
元親:元就ぃ~!!!!(蹴開)
占い師:な、何だ貴様は!
元親:まぁたてめぇはこのインチキ宗教に来てやがったな!こないだツボ買わされたの
   注意したばっかだってのによぉ。
占い師:わ、我は元就にあらず。日輪の加護を受け、ザビー様の愛の言葉を
    愚民共に伝える占い師、タクティシャン……
元親:どうでもいいってんだよ!おら、これやるから、帰るぞ。
占い師:この饅頭は、日村屋の限定品!?
元親:朝から並んで大変だったんだぞ。喰わしてやろうと遊びにいきゃあ、
   こっちに向かったって……お?なんだ、浅井。てめぇも入信します~
   とか言い出すんじゃねぇだろうな。俺、面倒みきれねぇぞ。
長政:誰が貴様の世話になんぞなるか。私は市を探しに来ただけだ。
元親:市?ああ、アンタの女房か。それならさっき、アンタん所の城下で会ったぜ?
長政:………何?
元親:この饅頭売ってる場所が、そこだから……って元就!人の持ち物漁るんじゃねぇ!
占い師:一つと言うことは無かろう。持っている饅頭は、全て出せ。
元親:だぁあっ!!!分かったからちょっと待ってろってんだよ!
占い師:さっさと帰るぞ長曾我部。茶の用意は調っておろうな?
元親:……ったく。さっさと迎えに行ってやれよ、浅井。
   そろそろ夕刻。女の一人歩きは、危ねぇからな。
長政:……。言われずとも、行く。

――浅井家領内
長政:市ぃいいいいいっ!!!!!
お市:あれ……?長政……様……?
長政:朝から一体何処へ行っていたのだ主に断りもなく出かけるなど言語道断私がどれ程
   探したと思っているのだほぼ日本列島縦断だぞ兄者の元では変態と一戦交え悪なる
   独眼竜を滅せんと北の地へと赴き面妖な夫婦に圧倒されつつも南蛮の城へと攻め込
   んだというのに結局は城下に居た等とどれほどの交通費を使ったと思っているのだ
   そもそも戦国時代に一日でこれほどの距離を回ることなど不可能だというもっとも
   な意見は聞こえないふりをしておくにせよ心配するこっちの身にもなってみろ!!!
お市:……どうしよう……市…聞き取れない……(沈)
   長政様……怒ってるの……?
長政:当たり前だ!!!
お市:!!!
長政:よりにもよって、今日のような日に、出かけずともよかろう!
お市:今日……。何か……あった……?
長政:……。

――夢を見た。

長政:特に……何というわけでは、無いが……

――嫌な、夢を見た。

お市:長政様……?

――「失う」、夢だった。

長政:……。

――だから、今日は、真っ先に顔を見たかったのに。

長政:何故、勝手に消えたりする。

――現実には起こり得ない、夢でしかないのだと、
  顔を見て、思いたかったのに。

お市:ごめんなさい……。

――夢の所為で、顔が見られないと言うだけで、不安が募って。

長政:……馬鹿者。
お市:ごめんなさい……。
長政:もう良い。帰るぞ。
お市:あ、あのね……長政様……これ。
長政:……?なんだ、これは?
お市:日村屋の……おまんじゅう……。
長政:ひむらや……?そう言えば、さっき誰ぞがそのような事を申していたような……
お市:市……並んだんだけど、売り切れちゃって……。どうしたらいいか……
   わからなくて……。いろんなお店を回ったんだけど……やっぱり……
   これが……一番美味しそうで……。
長政:まさか……一日中城下にいたのか?
お市:うん……。そうしたら……西海の……海賊さんに……会って、
   「しょうがねぇから、ひとつわけてやらぁ」って…………長政様?
長政:私の気苦労は一体何だったのだ……
お市:長政様……大丈夫…?おまんじゅう食べて……元気……出して……
   市も……食べたいから……半分こに………。あ……
長政:半分というより……2対8くらいに割れたな。
お市:………。はい、長政様……
長政:大きい方を差し出さずとも良いから……そんな視線で射殺しそうな顔をするな。
   食べたかったのだろう。気にせず食べろ。(笑)
お市:駄目……。市は……市は長政様の為に………
長政:(溜息)ならば、一口もらうとするか。
お市:長政様………美味しい?
長政:……うむ。
お市:市……嬉しい……。
長政:今度で掛けるときは、伝言でなく直接言え。でないと……その……
お市:うん……そうするね。ごめんなさい……長政様。
長政:……。帰るぞ。付いてこい。
お市:……はい(嬉)

――呼べば応える距離で、
  振り返れば見える距離で、
  その嬉しそうな顔で。
  「失う」ことなど無いと――

饅頭屋:お~、また食べてるぜ、あのお姫様。
饅頭屋:あれだけ試食しておいてなぁ……
饅頭屋:見掛けによらず、大した食欲だよなぁ……
饅頭屋:ま、俺達には、ありがたい客だよな。


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