――学園BASARA、カラオケ編。
佐助：本日の授業も終了っと。旦那、帰ろ～。
幸村：佐助、今日のオヤツはなんでござるか？
佐助：人の顔見るなり食い物の話かい……。悪いけど、今日は作ってる時間なかったんだ。
何か買って帰ろ。
幸村：買い食いは久々でござるな！某コアラのマーチが食べたいぞ！
佐助：はいはい、食べ過ぎないようにね。
慶次：よぉ、アンタら。良い恋してるかい？
佐助：うわ、吃驚した……。いきなり何の用？
幸村：こ、恋！？破廉恥極まりない！
慶次：相変わらず初心だねぇ。その様子じゃ、いい人が出来るのはまだまだ先だな（笑）
幸村：そのようなもの、出来ずとも良い！
慶次：わかったわかった。ま、何はともあれ、良いところに居てくれた。
ちょいと付き合ってくんねぇかな。アンタ等、歌は好きかい？
佐助：歌……？
慶次：カラオケ屋の半額券が有るんだけど、期限が今日まででなんだよ。
間の悪いことに、一緒に行こうと思ってた奴等に急なバイトが入っちまってさ。
一人で行くのも何だし、一緒にどうだい？
佐助：カラオケねぇ……。まぁタダってんなら付き合ってもいいけど。
幸村：でも早く帰らないと、ぜんまいざむらいが始まっちゃうでござるよ？
慶次：んなアニメよりカラオケのが良いって。あ、なんならアンタも一緒にどうだい？
政宗：Ha!仕方ねぇ、どうしてもってんなら付き合ってやるぜ！
幸村：即答でござるな。
佐助：絶対待ちかまえてたよね。
元親：カラオケかぁ。久々に俺の美声を響かせてやるぜぃ！
元就：またアニソン地獄か……（げんなり）
佐助：当然のように付いてくるんだね……
政宗：（通話）Hey!小十郎、今日はカラオケに行くぜ！Ah～？掃除当番だぁ？
んなもんサボっちまえ！さっさと来いよ。（切）
慶次：あ、あのさ……半額券は３名までなんだけど……。ま、まぁいっか。
慶次：さ、どんどん選曲してくれ。選んでる間に、俺が十八番歌っておくからな！
修二と彰・「青春アミーゴ」……っと。
政宗：Ah～……微妙に古いよな。
慶次：え～！？まだまだ行けるだろ？「SI～、俺達はいつで～も二人で一つだぁった♪」
元就：フリまで完璧か。侮れぬな。
慶次：どんなもんよ！やっぱ俺はジャニーズ系が似合うだろ。「抱ぁきしめてぇ～♪」
佐助：なんかその気になりすぎてて、ちょっと気持ち悪いよ……。
慶次：なんだよ失敬だな～。じゃあ次はアンタが歌いなよ。
佐助：え～……しょうがないなぁ……。２番猿飛佐助、「ラムのラブソング」行きます。
「わたしが誰より一番～♪好きよ・好きよ・好きよん・うっふん♪」
政宗：お前も十分気持ち悪ぃよ……。
元親：ラムちゃんに対する冒涜だぁああああ!!!
佐助：まぁまぁ、座が盛り上がったでしょ♪次は誰行く～？
元親：長曾我部元親、ガンダムシードの名曲「僕たちの行方」行きま～す！
「僕たちはぁ～迷いながら～辿り着く場所を探し～続け～♪」
元就：さっきからアニソン漬けだな……。いい加減にしろ長曾我部。
政宗：無理矢理高音で歌ってるから、随分気色悪いことになってるな……
T.M.Revolutionにすりゃあいいだろ。俺等はいろいろ世話になってるんだし。
元親：いや、これでいい！こっちの歌の画像にしか出てこないキャラが居るんだよ！
佐助：いるよね……歌いに来てるのに画像に拘る人って……。
元親：「'Cause I'm never gonna stop streak my dream～♪」かぁ～！いいねぇ～！
元就：いつまで自己陶酔しているのだ。もう次の曲がかかって居るぞ。
元親：あ、悪い、次も俺だ。「曖～昧～三センチっ、そりゃぷにってことかい、ちょ♪」
元就：焼け焦げよ。
政宗：気持ち悪いの続きだからな。ここらで俺が口直しさせてやる。
Charm it.湘南乃風の「純恋歌」だぜ！
慶次：あ～！それ俺の十八番なんだよ！俺も歌う！
政宗：俺の番だぞ！邪魔すんじゃねぇよ！
慶次：けちけちすんなよ、マイク二本あるんだからさ～。
政宗：冗談じゃねぇ！これは一人で歌ってこそ味がでるんだろうが！
元就：もめているのなら先に歌わせて貰うぞ。
政宗：この野郎、勝手に……！
元就：「蝉の声を聞～く度に～、目に浮かぶ九十九里浜～♪」
元親：お！出たな元就の十八番！まってたぜ♪
慶次：椎名林檎……
政宗：Unbelievable.……
元就：「女王という肩書きを～誇らしげに掲げる～♪」
佐助：結構似合ってて怖かったね……。つ、次は旦那歌ったら？
幸村：む？ポテトうまいでござるよ！
佐助：誰がポテトの話をしてるんだっての……。食べてばっかりいないでさぁ
折角カラオケなんだから、何か歌いなって。
幸村：しかし、某はカラオケなど殆ど行ったことがないぞ。
お館様に教わった「猛虎の衆」くらいしか歌えないでござる。
佐助：何それ……？
幸村：「猛虎の衆…猛虎の衆、負けた昨日にくよくよするな～悔しかったら今日は勝て～♪」
佐助：誰も知らないよ、そんな歌……
幸村：名曲でござるよ？
政宗：仕方ねぇ、俺がコブクロでも歌うか。
慶次：あぁ！それは俺の十八番なんだって！
政宗：お前は一体何曲十八番があんだよ！
……そういや、小十郎もさっきから何も歌ってねぇな。
小十郎：私はここで聞いているだけで十分です（笑
政宗：野暮言うなよ。なんでも良いから歌え。
小十郎：そ、そうですか……？では……「あ～あ～あああああ～あ～♪」
元就：き、「北の国から」だと……！
佐助：まさかのさだまさしだね……
元親：しかも………うめぇ！
慶次：相当歌い慣れてるなこりゃ……
小十郎：「あ～ああ～あああ、あああ～♪んんんんんん～ん～んんん～♪あぁ～あ～♪」
まつ：見つけましたよ慶次！
慶次：ま、まつ姉ちゃん！？なんで！？
利家：名目上は繁華街のパトロールだ。ほかの先生も来て居るぞ。だがその実態は……
夫婦：甥っ子捜索班！
小十郎：「あぁぁ～ああああ～あああああ～♪」
利家：こら慶次。授業をサボった罰としての家庭科室掃除当番、
サボってカラオケになんかきちゃ駄目だぞ。
慶次：やっべぇ……すっかり忘れてた……
小十郎：「んんんん～ん～んんん～♪」
まつ：サボった罰までサボるなんて許せませぬ。即刻家に帰って説教です！
慶次：だぁあ！勘弁してくれよまつ姉ちゃん！悪気はなかったんだって！
まつ：問答無用です！出でよ五郎丸！ふん縛って連れて帰ります！
小十郎：「あぁぁあああ～♪ああああ～♪」
政宗：小十郎……。とりあえず、空気を読んで演奏停止しておけ……。
小十郎：あ……（沈）
慶次：うぉおお！止めろ五郎丸！！助けてくれ夢吉～！
佐助：そりゃ無茶でしょ。
まつ：お騒がせしましたね。皆さんも遅くならないうちに帰るのですよ。
政宗：………。嵐が去ったな……。
幸村：からあげも旨いでござる♪
佐助：旦那、食べ過ぎないでよ……？
元親：（～♪）お？次も俺だ！「残酷な天使のテーゼ」行っきま～す♪
元就：さっきから長曾我部ばかり歌っているではないか！
次は我が「おしりかじり虫」を歌うのだ！
――隣の部屋
光秀：「お慕い申しております……一生付いていきます……～♪
信長公好みの私へ……磨きを掛けて行きます……ふふふふ……♪」
半兵衛：あ、もしもし？シャンパンをもってきてくれるかな？え？無いのか……
それじゃあ……
秀吉：半兵衛よ……パトロール中にカラオケなどしていて良いのだろうか……？
半兵衛：うちの学校は平和だから、パトロールなんかしなくても悪さする生徒はいないよ。秀吉：そ、そうだろうか……？
半兵衛：僕は生徒を信用しているからね！
光秀：限りなく胡散臭い台詞ですね……くくく……
半兵衛：あ、秀吉。次は僕が「少女革命ウテナ」歌うから入れておいてくれないかい？
秀吉：りょ、了解した……。
――「ジャンピングモンキー」さんで描かれていた漫画を読んで以来
書いてみたかったネタでした。サイトの復活、心待ちにしてます！
＞雪夜様
元就は寒さに弱いイメージありますよ、うん。なんでだろ？
なんか猫系のイメージが付いたのです。
多分、あの猫BASARAを読んだからですよ（笑）
ツンデレですか？大好きですよ。ええ。
身の回りにはいない筈ですが……
幸村とアニキはテンション高いお子様、
筆頭と元就は大人ぶってるお子様な感じがする……（酷）
佐助だけは大人だと思います。だからさくっと黒いのですね。
筆頭は虐められる運めにあります。
年齢的にお子様ないつきちゃんが、実は一番大人かもしれない。
BASARAの女性陣は強いので、頭が上がらないのです。
小十郎の汁粉には、こっそり牛蒡が入っていたり……
茶色くてわからないとか……。嘘裏設定ですが。
コメント有り難うございました♪
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