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戦国BASARAの二次創作文。 政宗、幸村、佐助、元親、元就が中心。 日々くだらない会話をしてます。
Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by 今元絢 - 2008.08.01,Fri

――前回のおさらい。………流されました。

幸村:腹が減った……帰りたいでござる。
元親:何でこんなことにぃ~……うぅっ(泣)
政宗:落ち着けよ。……俺等には連れが居る。とっくに探してる筈だ。
幸村:おぉ!その通りでござる!
元親:詭計智将の元就に!
幸村:忍の中の忍たる佐助!
政宗:竜の右目と呼ばれた小十郎だ。アイツ等なら必ず、最良の方法で手を打ってくれる。
元親:ちょっとやそっとじゃ動じねぇもんな!
幸村:心配無用でござるな♪

――その頃の海の家。
佐助:旦那ぁああああああああ!!!!!!!!何処ぉおおおおおおおおお!!!!!!!!?
   なんで何処にもいないのぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!?
小十郎:政宗様を何処に連れて行きやがった……てめぇか!?てめぇだな!?
    ただじゃ済まさねぇぞコルァ………
野郎共:いや……あの、俺はただアニキを必死に探して……
元就:いい加減に落ち着け、愚か者共。既に捜索は頼んだ。直に見つかろう。
佐助:のんびり待ってられる訳ないだろ!?旦那が団子の時間になっても
   帰ってこないなんて……絶対何かあったんだ……。海で……何か……
   ああああぁああああぁあああ………
元就:五月蠅い!………分かった。探しに行けばいいのであろう。
   さっさと付いてこい。ボートを出すぞ。
小十郎:………毛利。
元就:どうした。まさか船は苦手だ等と言い出すわけではなかろうな?
小十郎:いや……だが………。……手にしているそれは、ボートではなく洗濯板だぞ?
元就:………。
佐助:アンタも十分慌ててたわけね……。

 


――ボート
元親:なぁ。
幸村:なんでござるか……。某、腹が減って、もう何もやる気がせぬでござる……
元親:アレ……船か?
政宗:船!?そいつぁLuckyだぜ!どこだ!?
元親:ほら、なんか三角の物体がこっちに近づいてくるだろ?
政宗:三角の…?…………。………おい、アレは……。
幸村:背びれ………でござるな。
政宗:待てよ、おい………十匹くらいいねぇか?(汗)
元親:ヤバイ……俺、ジョーズのテーマが聞こえて来ちゃった……
政宗:漕げ!逃げるぞ!
元親:けど、櫂が無いぜ!?
政宗:手でも足でも何でもイイ!兎に角漕げ!無我必死に漕げ!
幸村:御飯でござるぁあああああああ!!!!!!
政宗:喰う気かお前は!!!?
幸村:きゃびあにするでござる!
元親:そりゃチョウザメだろ?
幸村:じゃあ寿司にする!
政宗:じゃあって何だよ!馬鹿やってないで早いトコ逃げるぞ!

政宗:Ah~…もう日が暮れるぜ……
幸村:御飯に逃げられたでござる……
元親:どっちが御飯だって話だがな……。………お?
政宗:何だよ。今度は何を見つけやがったんだ?
元親:島だ……。
幸村:島田殿……?おぉ、名司会者でござるな。
元親:ちげーよ。「島」。ほら!
政宗:…………今度はホント、みてぇだな。よし、あの島を目指すぞ。
元親:けどよぉ……無人島かもしれねぇぞ?
政宗:それでも此処よりはマシだ。狼煙上げるなり何なり、連絡手段を考えようぜ。
幸村:………。
政宗:……分かった。飯も探してやるから、無言の圧力は止めろ。

――島の浜辺
幸村:お魚、旨いでござる♪(もぐもぐ)
元親:まだまだあるぜ。腹一杯食えよ!
政宗:大したもんだな……
元親:ま、竿代わりの枝さえありゃ、釣りなんざ朝飯前だな!
   お前等田舎モンとは訳が違うんだよ。
政宗:糸はどうしたんだよ?
幸村:髪の毛でござる。(もぐもぐ)
政宗:………。どこでも生きて行けそうだよな……お前等。
   ……狼煙を上げても音沙汰無し。こりゃ、相当流されたかもな。
謎人:…………。
政宗:Ah?
幸村:どうしたのだ?
政宗:何か……今、人の気配が……
謎人:………。
政宗:………。………っ!やっぱり居やがった!あの木の陰だ!
謎人:!!!!(逃)
政宗:待ちやがれ!追うぞ!
元親:な、なんでだよ?
政宗:人間が居るって事は、帰る手段も持ってるかもしれねぇだろ?
幸村:おぉ!その通りでござる!
政宗:急ぐぜ。(追)

――謎の村
政宗:これは……村、か?
幸村:これだけ家があるのだ。村でござろう。
政宗:けど、人が全く見えねぇぜ?
幸村:きっと隠れているのでござる。探すでござるよ~♪
政宗:楽しそうだよな……お前。
幸村:某の勘ではきっとこの辺りに………ぬぉおおおっ?(転)
元親:なっ!?罠!?
幸村:あ、足が引っ掛かったでござる!!!
村人A:今ネ~!一斉攻撃ヨ~!!!(どどどどどど)
村人一同:うぉおおおおりゃあああああ!!!!
元親:ぎゃああっ!!!イテイテ!なんだ、これ……石!?
政宗:てめぇら!何しやがるっ!
村人A:敵ハ怯ンデルヨ~!チャンスで~す!
元親:痛って!!!!地味に痛え!!!
幸村:瘤出来たでござる……(泣)
政宗:だぁぁああっ!!!!鬱陶しいっ!HELL DRAGON!!!!(びしゃあああああん)
村人一同:ぎゃああああ~!!!!!

村人A:スイマセンデシタ……。
政宗:さぁ、白状して貰おうか。一体どういう了見で石なんか投げてきやがったんだ。
村人A:コレモ一種の……愛の形ダヨ♪
元親:四縛!
村人A:チョ、チョット待ってヨ!ワタシだって、好きでやってる訳じゃないネ!
長老:その理由は……儂が説明しよう……。
政宗:誰だてめぇは?
元親:あ、横に従えてる奴は、さっきの逃げてた奴じゃねぇか!
村人B:………。
長老:儂はこの村の村長……がっは、ごほっ、げへぇえっ!
村人B:!!!
幸村:だ、大丈夫でござるか……?
政宗:今にもぽっくり逝きそうだぜ……
村人B:……?
長老:心配するな。何ともないわい。……さて、お三方。少々頼みたいことがある。
3人:?

――長老の家
政宗:守護の石?
長老:そうじゃ。村を守る、神の石とされておる貴重な物。それが最近……
   盗まれたのじゃ。ある悪逆非道な輩によって!
元親:それで?
長老:儂等はしがない村人……若いモンに負けじと挑むも、手も足も出ず、
   奪い返すことは出来なんだ。儂等に出来ることはただ一つ。
   祈ることだけじゃった。
幸村:祈る?
長老:守護の石を盗まれては、村が滅ぶも時間の問題……。そうなる前に、
   何卒救世主を使わしてくれと!
政宗:………。おい、まさか……
長老:そこへ流れ着いたのが、お前達という訳じゃ。
幸村:おぉ!なんと!
元親:………。
政宗:………。行くぞ、幸村、元親。
長老:な、何故じゃ!?村を救ってくれぬのか!?救世主殿!
政宗:誰が救世主だ。俺等はただ遭難しただけ。居合わせたのは偶然だ。
   出会って早々石ころ投げ付けてくるような奴等に付き合って、
   石ころ探しなんざ御免だ。
長老:それは……本物の救世主か試そうと思うてな。えへ♪
政宗:試す?Ha!随分と調子の良い話だな。
長老:す、すまぬとは思うておる!だが、お前達の力は見事な物と……
政宗:当然だろ。俺は奥州筆頭だ。煽てたところで気は変わらねぇよ。
   さぁ、お前等もさっさと立って……
元親:救世主……(悦)
幸村:恰好イイでござるなぁ……(悦)
政宗:おいぃっ!?

――森
幸村:月のぉ~砂漠に~♪
元親:日傘ぁ~さしてぇ~っと♪
政宗:呑気だな……。
幸村:某、ラクダは初めて乗ったでござる!
元親:俺もだぜ!いや~、馬もイイが、ラクダも悪くねぇなぁ。
政宗:冗談じゃねぇ。盗んだラクダじゃ語呂が悪いだろうが。
元親:語呂の問題か……?まぁ、そうカッカすんなよ。石を盗んだ悪人共のアジトまで
   わざわざラクダで案内してくれるってんだ。有り難いじゃねぇか。
   アラビアンナイトって感じだなぁ、幸村♪
幸村:うむ!ラクダのこぶは珍味だそうでござるよ♪
政宗:喰うことしか頭に無ぇのかお前は……。俺はラクダが不満なんじゃねぇ。
   村人に良いように使われてるってのがムカツクんだよ。
幸村:使われて等おらぬ。何を隠そう某達は………救世主!
元親:きゅうせいしゅ……きゅーせーしゅ………嗚呼、何度聞いてもイイ響き!
政宗:阿呆か。
元親:いいじゃねぇか。俺等が守護の石を見つけたら、帰還手段として
   船を貸してくれるって言ってたぜ。儲けモンじゃねぇか。
政宗:対価高すぎねぇか…?大体よぉ……俺等が泳いでたのは、
   瀬戸内の海じゃなかったのか?ラクダに、この衣装に、
   彼方に見えるピラミッドって……世界観どうかしてんだろ。
元親:仕方ねぇだろ。管理人がインディジョーンズ見てきたんだから。
政宗:そういうことかよ……。おい、村人B。道はあってんだろうな?
村人B:(頷)
政宗:妙なところへ案内されて、置き去りにでもされたら本当に帰れねぇぜ?
   そしたら元親、責任取れよ。
元親:なんで俺……
長老:がっはっごほっげへええええっ!!!!
村人B:!!!!?
幸村:長老殿?
元親:なんでこんな所にいるんだ?村で見送ってた筈だろ?
長老:がはっ……い、言えぬ!はっ……はじめてのおつかい……。
   心配で……こっそり付いてきたなどとぉおお……げぇっほげほげほ!!!
村人B:!!!!
政宗:なんだ?こいつ爺さんの孫か何かなのか?
村人B:(走)
長老:こ、こら!何をする!?儂はまだ……ぬぉおおお!?
元親:村人B……長老抱えて走り去っちまったぜ……?
幸村:きっと、長老殿の御身が心配で連れ帰ったのでござろう。(頷)
政宗:感慨深げに見送ってる場合か!本格的に帰れねぇぞコレ!
元親:………。もう、良くねぇ?俺、ここに住むわ。
政宗:諦めんな!何か方法が……
謎人1:ふんっ!(どかああんんんん)
幸村:な、何事でござるか!?
謎人2:君の負けだ……(しゅぴぴぴぴ……ざしゅううう!)
元親:危ね……!誰だ!?
謎人2:……大声を出さないで欲しいな。
政宗:誰だてめぇ?何で攻撃してきやがった。返答次第では……
謎人2:勘違いしないでくれ。足元を見てご覧。
元親:これは……蛇?
謎人2:猛毒を持つ蛇だよ。折角追い払ってあげたのに、武器を構えて怒鳴るとは
    随分な挨拶だねぇ。
幸村:そ、それは失礼いたした……
謎人2:ふむ。これは使えそうだな。持って帰っておくことにしよう。頼んだよ。
謎人1:へ、蛇をか!?わ、我が持つのか!?
謎人2:他に誰が居るんだい?……あ、君たち。ろくな荷物も持たず、
    途方に暮れた間抜け面。恐らく遭難者だろう?帰る手だても、泊まる場所もない。
    助けが必要なら、良い場所があるから、案内してあげるよ。
政宗:………。
謎人2:…?僕の顔に何か付いてるかい?
政宗:お前……何処かで会ったことねぇか?
謎人2:ふむ……。それは口説いているのかな?
政宗:冗談じゃねぇ。
謎人2:それは良かった。僕もそういう趣味はないよ。もっとも……
    僕の美しさに見惚れてたって言うなら、無理もないとは思うけど(微笑)。
元親:この腹の立つ口調。無駄な自信。なぁ……こいつ半兵……
政宗:言うな。あんなのが世に二人以上居ると思いたくねぇ。

――謎の城
研究者:僕は考古学を専門としていてね。この辺りには古い遺跡も沢山ある。
    研究のため、ここに居候させて貰う代わりに、文明社会の技術を教えてるんだ。
元親:ここは……ピラミッドなのか?
研究者:まぁ似たような形はしているけどね。ここはエジプトじゃないし。
    小さな王国……とでも言うべきかな?ある宗教を信仰する人たちが
    共同で生活している巨大な建物だよ。
幸村:絢爛豪華な品の数々。目がちかちかするでござるな。
政宗:どっちにしろ、胡散臭ぇこったな。
研究者:滅多に人の訪ねてこない奥地だからね。でもその分、
    彼等は客人を厚くもてなしてくれるよ。
元親:城でもてなしかぁ~、旨いもんでも喰わしてくれそ……
謎人:いらっしゃいませ………
元親:うどわぁああああああ!!!!
幸村:ひぁああああああああ!!!!
政宗:だぁああっ、両脇からへばりつくな、鬱陶しいっ!……誰だ、てめぇ?
研究者:彼は此処の王。まぁ……教祖と言った方が正しいのだろうけどね。
教祖:ふふふ………私は……王より……「追う」のが専門ですから………(にやり)
元親:なんだ此奴。
政宗:「どうだ」って顔してやがるぜ。ムカツク。
教祖:学者さん……此方は……?
研究者:路頭に迷ってた哀れな人たちだよ。
政宗:おい。
研究者:気の毒だから連れてきてあげたんだ。少しぐらい、客が増えても構わないだろう?
教祖:そう……ですか……。んふ……では……どうぞ此方へ……。

幸村:(こそ)何やら変わった雰囲気の御人でござるな。
元親:変わったっつーか……変態臭くねぇ?
幸村:そんなこと言っちゃ失礼でござるよ。
政宗:けどよぉ……オーラがストーカーっぽいって言うか……
教祖:さぁ、此方へ………。新しいお客人の為、料理を用意いたしましょう。
   さぁ……皆さん、持ってきてください……ふふふ。
幸村:おぉお!!!なんと香しき料理の数々!
政宗:確かに料理は多いが………俺は運んでる奴等の目つきが気になるぜ。
幸村:何か問題が?
政宗:皆……目が死んでるように見える。
幸村:そうでござるか~?ふぁあ~美味しそうでござるなぁ~♪
政宗:聞いて無ぇようだな。
教祖:さぁ……腕によりを掛けた自慢の品ですよ。召し上がってください……
元親:なんか……見たことねぇ料理だな。この黒いソース……出汁は何でとってんだ?
教祖:信長公のお風呂………
元親:………。
政宗:………。
幸村:………?よく分からぬが、某もう腹が減って耐えられぬ。いただくでござる!
政宗:喰うなぁあああああああ!!!!!
幸村:な、何故でござるか……?
元親:い、今……何で出汁をとった……と?
教祖:おぉっと口が……。今のは聞かなかったことにして下さい………くくく……
政宗:………。もう寝る。
教祖:おや……?折角の料理です……召し上がっては?
政宗:腹が……減ってねぇ。
教祖:そうですか……では……部屋を用意させましょう。
幸村:そんなぁ!某は……
元親:あとで寿司でも団子でも奢ってやるから、今は我慢しろ!
幸村:ぬぅ……
教祖:美味しいのに………んふふ……

――廊下
教祖:時に……貴方方は、どうして此方へ……?
元親:遭難したんだよ。
教祖:そ……
政宗:「そうなんですか」とか言うなよ。張り倒すぞ。
教祖:おぉ怖い怖い………んふ。お約束って言うのも……大切なんですよ?
幸村:某達は救世主なのだ!
教祖:救世主……?
元親:流れ着いた村で、船を貰う代わりに悪人に取られちまった
   石取り返してくれって言われてよぉ。悪人共のアジトまで案内してくれる
   って言うから付いてきたのに。途中で帰っちまいやがって、困ってたわけだ。
教祖:……。成る程……それは災難でしたねぇ……
政宗:途中までとはいえ、案内されて此処まで来たんだ。アジトは近くにある。
   お前………何か知らねぇか?
教祖:いえ………全く。
政宗:ほぉ……そうかい。(笑)
教祖:さて……ここが客間です。ちなみに……一人部屋と二人部屋なのですが
   どうやってお分けしますか……?
幸村:じゃんけんでござるな!
政宗:………。

――客間A
政宗:分かってたぜ……この展開くらいな……。だが……なんで……
   なんで彼処でグーをだしちまったんだ俺は!!!!
   ………畜生。部屋の広さが、逆に切ねぇ……(沈)
(……っ)
政宗:……ah?何の音だ……?
(………)
政宗:何か……居るな。この部屋……。
(銃声)
政宗:うぉっ!?銃!?……っ!!!(がしゃあああん)
   あ~あ……勿体ねぇ。花瓶が粉々だぜ。しかし……陰に隠れなきゃ
   死んでたぜ、コレ……。一体誰だ!?出てきやがれ!
謎人:………。
政宗:答える気は無ぇってことか。何処の誰だか知らねぇが、
   この俺の首を狙ってきやがるとは良い度胸じゃねぇか……。
   ……だがこのまま隠れてる訳にも……お?
謎人:……確実に、捕らえるのだ。
政宗:傘……随分とまぁ大量にあるじゃねぇか。こりゃ天気予報見ないで出かけて、
   行く先々のコンビニで傘帰ってきやがるんだな……。まぁ……無いよりマシか。
謎人:……撃て。(銃声)
政宗:Ha!そんなもんで俺を倒せると思ってんのかぁ?
   行くぜ、六傘流!!!!
謎人:………。
政宗:憐憫の眼差しで見んな!俺だってちょっと恥ずかしいんだぞ!

――なんだかよく分からない展開になりつつ、まだつづく。
 

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